みなさん,こんにちは。
ウルトラマンの公式YouTubeでは,在宅支援プログラム「Stay At Home With ULTRAMAN」-ウルトラマン基金- 《ウルトラ空想科学》という過去作品の名作を放映しています。
10日からは第2回目で『ウルトラマン』第37話「小さな英雄」をスタート。
もちろん,観ました。
突然デパートに友好珍獣ピグモンが現れます。
ピグモンは科学特捜隊に何かを伝えるために話しますが,ピグモンの言葉はわかりません。そこで,ピグモンの言葉を翻訳するために研究が進められ,ついに翻訳機が出来上がります。ピグモンが伝えたかったこととは・・・あとは観てのお楽しみです。
さて,この回でイデ隊員が悩みます。
怪獣はウルトラマンが倒すから,科学特捜隊なんて本当はいらないんじゃないかと。
怪獣を倒しに行っても,イデ隊員は空を眺めてウルトラマンを待っています。
イデ隊員はウルトラマンを頼ってしまっているのです。
それを知っているハヤタ隊員はもちろん変身しません。だからウルトラマンだって来てくれません。
僕にはイデ隊員の気持ちがよくわかります。
うまくいくなら,それを頼ってしまう心。
ウルトラシリーズは,怪獣が出てきて,それをウルトラマンが倒すものだと思われています。もちろんそれは正解ですが,それだけではないように思います。
人を頼るのではなく,自分自身で何とかしようと努力することの大切さを教えてくれます。
ウルトラセブンでは,ウルトラ警備隊のキリヤマ隊長は,「地球は我々人類、自らの手で守り抜かなければならないんだ!!」と言いました。そういう気持ちがないといけないのだと思います。ウルトラマンやウルトラセブンが何とかしてくれると思ってはいけないのだと思います。
ザ☆ウルトラマンに出てくるゴンドウキャップも「俺たちは心の隅で、ウルトラマンに頼っていた…… どんな危機でも、必ず救ってくれるだろうとな。」と言い「今こそ、自分自身の戦いだ」と続きます。誰かを頼るのではなく,自分ができることをしなくてはいけないのだと思います。
ウルトラマンタロウに変身する東光太郎さんは,最終回で,「 僕も独りの人間として、生きてみせる。僕はウルトラのバッジを…もう頼りにはしない!」といって,変身アイテムであるバッヂをウルトラの母に返して,人間,東光太郎としてバルキー星人を倒しました。知恵と勇気を教えてくれました。
何かを頼るのではなく,自分からどうにかしようとしなくてはいけないのだと,つくづく考えさせられます。
やっぱり,ウルトラシリーズは奥が深い!
今,こんな時だからこそ,「自分にできることを」。