SPIで何が分かるっていうんだ!就職試験で大事な事とは

就職試験には大きく分けて2種類がある。

筆記試験と面接試験だ。
もちろんそれまでには書類審査なんていうのもある。

書類審査には、履歴書はもちろん、エントリーシートが必要なところもある。
また、ゲーム会社などでは作品も必要だ。

その書類審査をクリアすると、筆記試験が待っている。
筆記試験がない企業もあるが、稀だ。
筆記試験では、いったいどんな問題がでるのか?
一般的には、SPIなどである。
SPIっていうのが何か分からない人は、本屋に行ってほしい。
本屋の就職コーナーには、SPIの本が並んでいるはずだ。

そして、その中からどれでもいいから一冊手に取ってほしい。
中身をみてみると、言語と非言語と適性の3つにわかれているだろう。
言語問題は、漢字や類義語、反対語、ことわざ、英語などで構成されているはずだ。
これらは、知らなければ解けない物ばかりだ。あれやこれや考えても、知らない物は出てこない。知っているか、知らないか。
そして、非言語問題は、主に数学だ。文章問題がほとんどで、たとえば鶴亀算などはその代表だ。こういった問題も、解き方さえ知っていればすぐに解けるが、知らなければ数字をいろいろ並べ替えたり、力技で組み合わせを数えるというのもある。
しかも、このSPIは問題数が多く出題される。だからドンドン解いていかなければ制限時間内にはおわらない。

いったい、こういった試験をして何が分かるんだろう?
就職をするのに、鶴亀算が必要か?
一部のことわざを知っていて何になるのか?
たまたま知らない漢字が出たらどうするのか?

そう思った事はないだろうか?
実にその通りだと思う。

もちろん、知っていればそれにこした事はない。
何事もそれは同じだ。
しかし、こういった試験で足切りをする企業は少なくはなく、実際SPI試験の結果、面接に行けない学生がどれだけいることか。

ならば、なぜ企業はSPIをするのか?
そう考えたことはあるだろうか?

まず、覚えておかなければならない事は、SPIの使いかたは企業によって異なるという事。
つまり、ある企業では、言語問題を、ある企業では非言語問題を重視するので、一概に理由は断定できない。

しかし、問題について言えば(実際に問題を解いてみれば分かるが)、ものすごく難しい問題というのはほとんどない。
いや、逆に簡単と言った方がいいかもしれない。(もちろん解き方が分かればの話だが)

ここで、もし本屋にいったなら、もう2、3冊SPIの問題集を手に取って見比べてほしい。

同じような、問題が出ているはずだ。
つまり、1冊の問題集を完璧にできれば、あとの2、3冊もだいたい出来るようになるということだ。
漢字やことわざなどの言語問題にすらこの傾向はある。

ということは、こういった問題がでるわけだ。
こういった問題が出るのであれば、対策ができるわけだ。
対策が出来るのに、SPIで何がわかるんだ!なんて言って対策しないのは、やる気が疑われる。
行きたい企業でSPIが出るなら、対策するのは当たり前と言うわけ。

さらに、社会に出れば、どうしても数字と戦わなくてはいけない。
売り上げにせよ、ノルマにせよ。
そういう意味では、案外このSPIの問題は的を射ているのだ。

さらにさらに、このSPIがあるおかげで学歴による足切りが少なくなっているのも事実。
高学歴(高偏差値)の人は、ある程度自分でスケジュール管理や自己管理が出来るとされている。
つまり基礎力があるってこと。だから、そういった学校にも入れるわけ。
しかし、高学歴の人以外にも、こういった基礎力がある人は沢山いるはず。
そういった人を見つけるのにもこのSPIは有効に使われているのだ。

大学の学士、専門学校の高度専門士が同等となったいま、大学神話は崩れ、大学に行かなかった専門学校生の実力を見せつけるには、まさにこのSPIはもってこいの試験なのだ。

SPIで何が分かるっていうんだ!なんてもう言わないよね。
SPIが試験にあるなら対策をすればいいのだ。
その努力は報われるはず!!

筆記試験の次には面接試験があるんだけどね。←これはもっと難関かも!!

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SPIで何が分かるっていうんだ!就職試験で大事な事とは」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 【就活】SPIのその先へ。 – 新卒がゆく。

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