最近で一番楽しい仕事

昨日行われた声楽コンサートのお手伝いをしてきました。

京都コンピュータ学院では文化教養として学生に向けたコンサートや講演会などを行っています。京都駅前校にあるハイテクホール(言い方古い?)は音響にもこだわって設計されているそうで,学生はそんなホールでコンサートを聴いています。

洛北校に勤務している私は,コンサートなどのスタッフになることがあまりないのですが,担当の先生の計らいで,スタッフとして手伝えることになりました。スタッフなのでもちろん仕事もあるのですが,公演中は鑑賞していられるポジションだったので公演を満喫できました。

演目は武満徹の数曲と,ヴェルディのオペラ「椿姫」。

「椿姫」といっても私はてっきり,有名なアリアをいくつか歌うだけだと思っていたのですが,公演時間内に終わるぐらいに台本と演出を再構成した立派な「オペラ」でした。

仕事と称してこんなオペラを鑑賞できるなんて,なんて楽しい仕事でしょう!

いつもスタッフをしている先生曰く,「河野さんたちの公演はいつもこんな感じだよ。」 ・・・いつも校舎で留守番していたので知りませんでした。次回公演もスタッフになれるよう祈ります。

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5V ACアダプタ

オープンキャンパスで使用する展示作品を準備していた時,展示作品の電源が足りないことに気づきました。

・・・いえ,なくしたのではないです。展示物が増えていたのです。
マイコンを扱って電子回路の制御を学ぶ,「エンベデッドシステム」の授業で作成された作品たちが展示物に加わったのです。
この授業の詳しい説明は,授業担当の先生に譲ります。

とりあえず,電源の予備を出してもらい間に合わせました。

展示作品といっても学生さんが思い思い好きに製作した電子回路たちです。
どの作品に,どの電源を使うか間違えたら大変なので注意が必要です。

間違えて接続しないように,あと,ついでに「洛北校」の印も付けるために,
簡単なラベルを貼りました。
といっても,見えないところだから手抜きです。

5V AC-DCアダプタ らくと5Vはよく似てる。

「らく」と「5V」・・・何となく似ています。

他の電圧(3.3Vとか9Vとか)の電源には,ひらがなで「らく」と書いてはいけないことに気付きました。
5Vと間違えたら大変ですからね。

ところで,こういう電源のアダプタのことを,よく「ACアダプタ」といいます。
本来の動作をもっと正確にあらわすなら「AC-DCアダプタ」呼ばれるべきだと思います。

これらのほとんどは,家庭用コンセントから出る交流電流(AC:Alternating Current)を,電子回路で扱いやすい直流電流(DC:Direct Current)を変換してくれるアダプタだからです。

「DC」を得るために使うアダプタなのに,「AC」と呼ぶのは良くないと内心思っています。

こんなことを言いうのには理由がありまして,
昔,やっと完成した電子回路に,なぜか手元にあった「AC-ACアダプタ」を接続してしまった経験があるからです。

「AC-AC」・・・電子回路にはAC(交流電流)が流れたわけです。DC(直流電流)の電子回路にAC(交流電流)を流してしまうと,ふつうは部品が焼けて壊れてしまいます。

「AC-ACアダプタってなんだよ。何に使うんだよ!」と,壊れてしまった電子回路を眺めながら思いました。
(もちろん,その「AC-ACアダプタ」には大きく「AC」と書いてやりました。誰かが間違えて使わないように。)

電源の接続間違いはとても危険なことなのです。

だから,間違えないようにラベルを張るのです。

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迷子のマッコウクジラ

内ノ浦湾のマッコウクジラを見る人々

先月,和歌山県田辺市の内之浦湾に迷い込んだマッコウクジラのニュースが流れていたのを覚えていますか?
あのクジラを見に行ってきました。

5月30日(土)のことです。

クジラやイルカが河川に迷い込んだり,岸に打ち上げられたりすることは実はそう珍しい話ではなく,(財)日本鯨類研究所ではストランディングレコードという報告を数多く受けています。
そして,その多くは,すでに息がなかったり,生きていても海帰れず死んでしまうものがほどんどだそうです。
(※最近のニュースでも,5/18に名古屋港でマッコウクジラの死体が漂着している。また 5/30に南アフリカでゴンドウクジラが50頭打ち上げられている。)

そういうことを考えると,あまりうれしい話ではないのですが,
すごく近くに生きたマッコウクジラがいるのです。「見に行かないと一生後悔する!」と和歌山に向いました。

内之浦湾に到着すると,既にに人だかりができていて,湾をのぞきこんでみると,大きな影がぐるぐると回っていました。

内ノ浦湾のマッコウクジラ

近いしデカイ!
クジラを見るのは初めてだったので,その大きさに感動しました。

「本で見たことあるゴツゴツの頭や!」
「潮吹きホンマに左に偏ってる!」(※マッコウクジラの鼻の穴は1しかなく,左の方に偏ってついている。)
感動です。

内ノ浦湾マッコウクジラ想像図。

(大きさが伝わらないと思うので,水面下の想像図を書いてみました。)

地元の人に聞くと,前の日までぐったりしていたそうですが,この日は元気になったそうです。

ぐるぐる回るクジラをずっと見ていたかったのですが,次の日は仕事のため泣く泣く帰宅。
(模擬授業中,若干テンション高かったかもしれません。参加者の方々ごめんなさい。)

今は,無事外の海に帰ったそうで。
よかったよかった。

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刑法

何気なく刑法を読んでいたときのことですが,
こんな記述をに出会ってしまいました。

第七十三条 削除
第七十四条 削除
第七十五条 削除
第七十六条 削除

・・・これはすごく気になります。
何が書かれていたのか。

答えを見れば大した話じゃなかったのですが,こんな風に書かれたら調べないわけいはいきません。

で何が書かれたかですが・・・
気になった方の楽しみを奪わないよう答えは控えておきます。

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一番乗り

今日から新入生が登校してきます。
ちょっと気合いを入れていつもより早く出勤しました。

朝日がまぶしいです。

朝一番の洛北校

(東からの日の光で階段の影がくっきり見えてます。)

さあ,今年もがんばるぞ。

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感性メロディ発見支援ソフト

KCG AWARDS 2009が終わって早や1週間。
最優秀賞をとった平本恵さんには心からおめでとう言いたいと思います。

今回は,最優秀賞とまではいかなくても,優秀賞として選ばれた作品の1つの話です。

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感性メロディ発見支援ソフト
情報工学科 三好範彦くん
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難しい作曲手法を知らなくても,簡単な操作で作曲を支援してくれるソフトを作成してくれました。
「明るい」,「怪しい」,「悲しい」など,感性に合ったメロディを簡単に作成させることができるソフトです。

いろいろな情景にあった曲が作れるので,個人的にはゲームなどのBGMを作るのに重宝されそうだなと思います。

三好君がこのソフトを開発した同機は,実はもっと壮大なものだそうです。

音楽を聴いて「明るい曲」,「怪しい曲」,「悲しい曲」というものを感じます。そこで,それぞれの感性に合った曲どうしにどういう相関があるのかということを調べ,パターン化したいというのが同期だったそうです。
そのためには,感性に合った曲を多くの人に作ってもらわないといけないということで,このソフトが登場するというわけだそうです。

三好君は洛北校 エンジニアリング系の情報工学科の学生です。
エンジニアリング学系の特色といえばハードウェア技術と思われがちですが,
ソフトウェアもハードウェアもネットワークも勉強する全日4年制の情報工学科では,
それぞれの技術に固執することなく,目的を達成する手段として柔軟に利用することができるのです。

ちなみに,この研究をした三好君の就職は電子回路を活用するハードウェアな職場だそうです。

このソフトはフリーで公開されていますので,是非ダウンロードして試してみてください。

感性メロディ発見支援ソフトウェア 最新版ダウンロード
Vectorでも公開しています。

本人のブログ(使い方を書いています)

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関連リンク
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KCG AWARDS 2009 公式ページ
京都コンピュータ学院 エンジニアリング学系(組込みシステム技術の学系)

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イベント案内
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3/22(日) ものづくりワークショップ 電子メッセンジャーを作ろう
3/23(月)オープンキャンパス

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世界最大のトビラ

「日曜ビッグバラエディ 禁断のトビラ~開けてびっくり!立ち入り禁止のその先は!?~」というテレビ番組で,「世界最大のトビラ」が紹介されていました。

一昨年,種子島へ行った時に見学したことを思い出しました。

世界最大のトビラ 扉の向こうに男たちのロマンが

(巨大な扉の向こうにロマンを見る男たち)

これが世界最大のトビラ。高さ67メートル,幅27メートルもあるそうです。
(規模が大きすぎて全然大きさが分かりません。)
「世界最大の引き戸」としてギネスにも認定されているそうです。

この大きなトビラ,向こう側には男のロマンが詰まっているのです。

この中に何が入っているのかというと,宇宙ロケットです。最近打ち上げられたH2Aロケット15号機もここに入っておりました。
種子島宇宙センターにあるこの建物は「大型ロケット組立棟」といい,この中でロケットが組み立てられるそうです。
打ち上げになるとこの扉が開き,「大型ロケット移動発射台」に乗ったロケットがそのまま発射台に移動できるという壮大な仕組み。

大型ロケット発射台航空写真(Google Maps)
航空写真で見ても分かるぐらいすごい規模です。

「宇宙ロケット」と「巨大建造物」。 男心のど真ん中を貫く施設です。

関連情報:
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 種子島宇宙センター 施設概要
JAXAクラブ 種子島を3Dで体験しよう
種子島ライブカメラ(メンテナンス中)

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 京都コンピュータ学院イベント情報
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3/1(sun) 「KCG AWARDS 2009」  ―京都コンピュータ学院のの卒業研究を見てみよう!
3/22(sun) 「ものづくりワークショップ 電子メッセンジャーを作ろう」  ―マイコンを使った電子工作を体験しよう!

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作業に集中したいときに聴く音楽

とある作業が停滞しており,集中でないので本日2度目の更新です。

作業に集中したいとき,お気に入りの音楽をかけるという人は多いと思います。
皆さんはどんな音楽を聴かれているのでしょうか。

ここ近年,私ののお気に入りは,「ヴィターリのシャコンヌ」です。
ゆっくりとしたテンポの中に様々な表現が織り込まれているので,最低限のテンションを保ちながら,「静かに着々と作業をこなしていく」という気分でいられます。
あと1曲が長いというのもいいですね。

「ベートーベンの月光ソナタの第三楽章」というのは十代のころです。
締切前の徹夜のときとかに,第三楽章のみを延々と聴き続けてました。
テンポの良さに合わせてテンションだけで作業を進めていけたのを覚えています。

そのころの印象が強すぎて,今は聴くだけで疲れてしまいます。

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フォトマスター検定(フォト検)

今年初めての更新です。今年もよろしくお願いします。

もう少し定期的に更新したいところですが,なかなか続かないものです。

Googleで「ブログ 続かない」と検索すると200万件もヒットします。
「ブログ 続ける」だと1400万件を超えます。
なかなかメジャーな悩みのようです。

「ブログ 続ける」で1400万件ヒットする

近況報告を少し。

フォトマスター検定(フォト検)という検定の2級に合格しました。
http://www.pm-kentei.com/

写真,カメラに関するについての知識を問う試験で,多肢択一問題に答える方式です。
一応,文部科学省後援の検定です。2月に行われる情報検定(J険)と同じですね。

問題はこんな感じです。

1.次の文章を読んで、記述が正しい場合には①を、記述が間違っている場合には②を選べ。
「同じレンズを違うカメラに装着して、同じ絞り値、同じ撮影距離で撮影しても、背景のボケ方はカメラ1台ごとに異なる。このボケ方の違いをボケ味という。」

(第2回検定出題)
2.次の文章を読んで、正しい記述を①~③の中から選べ。
「色の性質を表すには、3つの属性として、色相、明度、彩度がある。この中で彩度は( )を表す。」
①明るさ
②色合い
③鮮やかさ
(第2回検定出題)

フォト検定公式ページ「過去の出題例 2級」より引用

私自身が特にカメラに詳しいとか,写真が趣味だというわけではありません。
友人が受けるというので試しに付き合ってみたという,連れ受験です。
あまり自慢できる経緯じゃなかったりします。

とはいっても,どんな試験でも,合格するってのは気持ちいですね。

学生の皆さんも,より高度な試験にチャレンジするだけでなく,手軽な試験にもぜひチャレンジして合格の気持ちよさを味わってください。

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洛北校大掃除終了

洛北校大掃除終了しました。

手強い汚れと戦って,意味なく達成感を覚えてしまいました。

洛北校もきれいになったと思います。

・・・さあ,これから家の大掃除をしないと。

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