前回までのあらすじ
19年ぶりの三冠馬「ミスターシービー」(第一話 「競馬との出会い」)
無敗の三冠馬「シンボリルドルフ」(第二話 「皇帝登場」)
シンボリルドルフはミスターシービーとの三冠馬対決、そしてジャパンカップ日本馬初勝利の夢をのせ出走。
三冠馬対決を制したシンボリルドルフだったが、日本馬初勝利の栄冠は、カツラギエースに。
(第三話 「決戦!」)
「皇帝3着、まさかの敗退。」
誰も信じられなかった。
まるで、夢の中の出来事のようだった。
そして、12月グランプリがやってきた。
1年の締めくくり「有馬記念」である。
有馬記念はファン投票により出走馬を選出するオールスターレースであり、人気、実力、実績のある馬が出走するドリームレースである。
もちろん、ミスターシービー、カツラギエース、シンボリルドルフも出走するのだが、皇帝の目的はリベンジである。
きっちり、カツラギエースに借りを返すことであり、そうするには優勝しかないのである。
有馬記念ー芝2500m
レース開始直後、カツラギエースが逃げる。
誰の頭にも、あのジャパンカップの悪夢がよみがえる。
カツラギエースがドンドン逃げる。
シンボリルドルフは先頭から4番目からカツラギエースを追いかける。
ミスターシービーは後方から3番手。
そして、正面の直線でシンボリルドルフは2番手に、ミスターシービーも中段に差をつめる。
しかし、カツラギエースはまだまだ逃げる。
最終コーナーをまわっても、カツラギエース先頭、シンボリルドルフが後を追う形。
もしかして!とジャパンカップの悪夢が再びよみがえる!
しかし、最後の直線、シンボリルドルフの体がカツラギエースに並び、アッサリとぬきさりゴール!!
1着シンボリルドルフ
2着カツラギエース
3着ミスターシービー
僕は皇帝の皇帝たる所以を知ったのです。
次回予告
再び三冠馬対決を制し、
ジャパンカップのリベンジを成し遂げ、
グランプリホースに輝いた皇帝 シンボリルドルフ。
このあと、皇帝シンボリルドルフの時代が始まるのだった。
次回、第5話「帝政」
お楽しみに!!
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第一話 「競馬との出会い」
第二話 「皇帝登場」
第三話 「決戦!」
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