海老チリには殻付きのエビを使用しております。

普通、海老チリのエビは殻がないものだと思う。

そう思って、やよい軒の海老チリと回鍋肉の定食を食べるとビックリする。
なんとエビに殻が付いているのだ。

初めて食べたときは、ん、間違いか?それとも仕様か?と考えて何も言わなかった。
確かに、食べられなくはない。しかしやはり食感が気になる。

次にやよい軒に言ったら、食券機に書いてあった。

エビチリ

仕様だったようだ。

多くの客が、このエビの殻の事を指摘するそうだ。
それに、答えるべく食券機に店長が書いたらしい。(正確には貼ってある)

もしかして、高級海老チリは、そういう物なのだろうか?

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自分で自分の限界を決めていないか?〜キミが働く理由〜

今回も前回前々回に引き続き、「キミが働く理由」を読んで思った事を話します。

この本は、どちらかというと社会人向けに書いてある本です。
だから、ボクはこの本を読んで「そうか!」と思ったわけです。

そして、ここから学生のみんなに何か就職(就職活動)や勉強に役立つヒントはないだろうか考えました。
この本には、著者の経験が色々載っています。その中で今回は失敗について書かれている所を紹介したいと思います。
著者は大学卒業後、就職した会社をひと月も経たないうちに辞めてしまった。
それは、やりたい事=夢がなかったからだ。
そして起業し4つの事業に取り組んで全て失敗した。
そこで思い立ったのが、成功者に会いに行く事だった。
そして、様々人に会った中で怒られた事がある。
それは、失敗の定義について。
「営業だったら、営業先の社員の名前全部言えるよね。
企画書出して通らないんだったら、1000回は出したよね。その日付は言えるよね。」
もちろん著者は、そんな事をしているハズもなく、営業で5回訪問してダメだったら諦めていたそうです。

ここなんです。
自分で自分の限界を決めていることってありますよね。
つまり、失敗も自分で決めているだけなんです。
5回でダメなら6回、6回でダメなら7回・・・
成功するまでやり続ければ、それは成功なんです。
もちろん、やり方は考える必要があります。

過去の学生でこんな学生がいました。
連続37社、内定が出ませんでした。
普通、KCGなら多くても10社前後で内定は出ます。
しかし、彼は中々出ませんでした。
そして、迎えた38社目見事合格したのです。
彼は、いつの頃からか授業以外はキャリアセンターで受かるための対策を練っていました。
ちなみに、39社目も合格でした。
これだけでも、すごいのですが彼が合格したのは7月です。
試験を4月から受け始めて7月には38社目に内定をいただいたのです。

彼は自分で自分の限界を作らなかった。
だから成功したのです。
おそらく彼の人生において、失敗という事はないでしょう。

学生のみなさん、毎日勉強していますよね。
これも自分で自分の限界を作らないようにしましょう。
就職活動もそうです。
以前にも書きましたが、文字一つにしても丁寧に書く事は出来るのです。

諦めたらそれまでです。
自分の夢に向かって、がんばりましょう!

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就職は目的ではなく手段である〜キミが働く理由〜

さて、前回は、ボクが働く理由をお話ししました。今回は、学生の皆さんに考えてほしい事をお話します。

学生のみなさんは、KCGに夢をもって入学された事と思います。
さて、それはどんな夢でしょうか?

例えば、ゲームを作りたい。
例えば、アート作品を作りたい。
例えば、システムエンジニアとして活躍したい。
などなど。

様々な夢があると思います。
みんな素晴らしい夢ですね。

しかし、ゲームを作る事が本当の夢でしょうか?
良いゲームを作りたい。
良いゲームってなんでしょう?
売れるゲームでしょうか。
売れるゲームってどんなでしょうか?
それは、ユーザーに楽しんでもらえるゲームですよね。
そうすると、ゲームを作る時には、もちろんそのユーザーが楽しんでくれる事を願いますし、それを想像しますよね。
ということは、実はゲームを作るという夢はゲームで遊ぶユーザーが楽しませるという夢ではないでしょうか。
アート作品も、やはりその作品に出会う事で誰かが感動してくれたり、感銘を受けてくれる事が夢じゃないでしょうか。
システムエンジニアは、携わったシステムで社会が便利になり、みんなが喜んでくれることが夢ではないでしょうか。
夢を実現するためのステップとして、みんな就職するのです。

だから、学校を卒業したら就職する事が目的ではないのです。
あくまで、就職は夢を実現するための手段なのです。

今、自分の夢が何なのか分からない人もいるんじゃないでしょうか。
それはそれで良いんです、今は。
これから、夢を見つけようじゃないですか。
そのためには、簡単に就職しちゃダメです。
だって、夢=やりたい事がないのに、就職しても仕事続かないですよ。
今、世の中では若者の早期退職が問題になっていますが、それって自分の夢がなんだか分からないうちに就職しちゃったんじゃないかと思います。

だから、夢を見つけるために例えば、学校に残ってもう一年コンピュータの勉強しながら考えてみるのも良いことなんです。

学生のみなさん、ゆっくり自分の夢を考えてみてください。
その夢にむかって、いまやれる事、やらなければいけない事をがんばりましょう。
きっと、ワクワクして楽しい毎日が送れると思いますよ。

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キミが働く理由(わけ)

キミが働く理由

何のために働くのか?

はっきりと理由がいえるだろうか?
ボクは、この本を手にしたとき考えました。

何のため?
生きるため、確かにそうだ。
家族のため、これもそうだ。
自分のため、たぶんそうだ。

そして、この本を読んで今いえる理由は、「夢」のためです。
小さい頃の夢は、学校の先生でした。
なぜ、学校の先生なのか?
ボクの家の近くに歳が5つ下の男の子がいたんです。
ちょうど、ボクが6年生で彼が1年生。
一緒に遊びながら、勉強も少しは見ていた時、すごく楽しくって、将来は学校の先生になりたいって思いました。
それから、数年後高校を卒業したボクは、KCGに進学しました。
すでに、この段階で学校の先生という職業は無理だと思い、それだったらコンピュータを一生懸命勉強して、就職しようと決意したのです。
そして、その努力の甲斐あって、国家試験(第二種情報処理試験)に合格しました。
すると一緒に試験に受かった友人から、奨学生試験を受けないかと誘われ、特別奨学生を受ける事にしました。
結果、特別奨学生に合格したのです。

特別奨学生とは、奨学金を受給していた期間、学院に残って後輩の指導にあたるという奨学制度です。

つまり、卒業するとKCGの先生になれたわけです。

これって、夢がかなったわけですよね。
だから働いているって言いたい所ですが、ちょっと待った。

なぜ、学校の先生になりたかったんだろう?
人に何かを教える事の楽しさ?
いやいや、その人がそれを知って喜んでくれる事が楽しかったのです。

つまり、ボクの夢は「学校の先生」ではなく「先生という職業を通じて人を喜ばせたい」だったんです。
これが、ボクが働いている理由です。
これは何も教えて喜ばせるだけじゃないんです。
就職きまったらみんな喜んでくれます。
そのためには、履歴書を添削します。模擬面接だってします。証明書だって受け付けます。履歴書だって売ります。つまり学校の業務全部がボクの夢を叶えるためにあるんです。

この本は、その事に気づかせてくれました。

社会人のみなさん、読んでみてください。
学生のみなさん、読んでみてください。

そして、考えてください。

あなたは、何のために働くのか?

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プレゼンテーションはちょっぴりオープンソース味

火曜はプレゼンテーション入門の日。
そして、7日は発表会。

発表のテーマは以下の7つの内から一つを選ぶ。
・私のハマっている物
・私の嫌いな物
・おすすめ授業
・ゲーム会社
・私の携帯
・windows7
・オープンソース

多くの学生はハマっているものでした。
そして発表してくれたのは、今ハマっている熱帯魚飼育について。
フラワーホーンという魚の事で熱いプレゼンテーションでした。
最後には「闇放流」について注意がありました。
「闇放流」とは飼育していた魚を川や池などに放すことです。
これにより生態系が崩れてしまうんですね。
例えば、ブラックバス。
しかし、ブラックバスを全て処分してしまうと、商売が成り立たなくなってしまう人もいてできないんだとか。

それから、「手品」についての発表も。
その発表では、実際にカードマジックを披露してくれました。
タネはさっぱり分かりませんでした。

他にも、コンピュータの学校らしいwindows7(10月22日発売)とかもありました。
嫌いな物を発表してくれた人も。

嫌いな物は「嫌いだー!」っていう発表じゃなくって、その嫌いな物の良さをアピールするプレゼンテーションでした。これも自分は嫌いなのに、そのものの良い所をアピールしていました。
ボクだったらピーマンですね。

そして、オープンソースについてもありました。
オープンソースのテーマを選んだ学生は大変です。
ボクが決めた聴衆は、「オープンソースっておいしいの?って思っている人」だからです。
まずは、オープンソースの説明から必要です。
しかし、専門用語は使えません。
だから、ソースの説明からです。
ソースっていっても調味料じゃないですよ。
そして、そのあとオープンソースの説明が始まるわけです。
最後に、KCGで今年も行われる、オープンソースカンファレンスの事を紹介してくれました。

発表したみなさん、お疲れさまでした。
また、それを評価したみなさん、ご苦労様でした。

発表して、人の発表を聞いてプレゼンテーションスキルを向上させましょう!!

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履歴書の写真がスピード写真ではダメな理由(わけ)

「先生、履歴書の写真ってこれでいいですよね」
って、スピード写真を持ってくる学生がいる。

スピード写真とは、駅やコンビニの前などにある「あれ」だ。

確かに、顔は映っている。
しかし、スピード写真を撮った事がある人なら分かると思うが、目の焦点が合っていないことが多い。正直どこ見ているのかわからない。すぐにスピード写真だと分かってしまう。

写真なんてどうでもいいんだ。
なんて思っている君、それは大間違いです。

履歴書は応募する時、一番最初に出す物だ。
採用担当者は、まず履歴書に目を通す。
その際、一番最初に見るのは、間違いなく写真だろう。
最初に見るという事は、この写真で第一印象が決まってしまうわけだ。

じゃあ、どんな印象なんだろう。
男前だな〜、なんて思う担当者なんていないだろう。
実は、写真に映っている顔なんてどうでも良いのだ。
(そりゃそうだろう)
写真をみて、この写真を貼る事に対して気遣いがされているかが問題なのだ。
一生を決める大事な履歴書に、スピード写真を貼る事に抵抗感はないだろうか。
この抵抗感こそ、気を遣うっていうことなんだ!
一生を決める大事な履歴書には、写真屋さんに撮ってもらった良い写真を貼る。
という気持ちが大事なんだ。

スピード写真は「やっつけ」のような印象を与えてしまうのだ。
「やっつけ」=「手を抜いている」と思ってもらいたい。
つまり、就職活動で手を抜いている感が出てしまうと印象が悪くなるのは当たり前。
それどころか、仕事でも、手を抜くんじゃないだろうかなんて思われるかもしれない。
普通、これだけのことが分かれば、絶対にスピード写真は使わないだろう。
それでも使うというなら、さらに「悪く思われる事に鈍感」という印象さえついてしまう。
「悪く思われる事に鈍感」というのは、社会人にとっては大問題だ。
お客様に悪く思われても気づかないのだから、ドンドン悪く思われる。
周りの人に悪く思われてても気づかないのだから、人間関係も悪くなる。

それから、見た目もチェックされる。
見た目と言っても、男前かどうかじゃない。
例えば、髪の毛。
眉にかかっていないか。耳にかかっていないか。髪の色。などなど。
チェック項目は結構ある。
要は、就職する事への意気込み・・・気持ちなんだ。
就活は一般的に、髪の毛はサッパリし、色は黒髪って決まっている。
個人的な事を言えば、別に仕事をするのに髪の色なんてどうでも良いと思う。
社会人で髪の色を変えている人なんていっぱいいるんだから。
でも、それではいけないんだ。
なぜって?
就職活動は「そういうもん」だからだ!
つまり、「そういうもん」なのにあえて髪の色を変えるというのは、意気込みを疑われてしまうのだ。逆にどうしても入りたい企業なら、「そういうもん」に従うっていうわけさ。

こんな理由で、スピード写真は、就職活動に向いていないのだ。
履歴書に貼る写真は、写真屋さんに撮ってもらおう!!

KCGなら、プロのカメラマンによる履歴書用証明写真の撮影会が12月にある。

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夢の実現に向けて、又は気持ちの力(ちから) これから就職活動をする皆さんへ

2009年も半年が終わり、もう7月になりました。
7月というと、KCGでは次年度(2010年度)卒業予定者対象の進路ガイダンスがスタートします。
次年度という事は、2011年3月卒業予定という事ですね。
2年課程の1回生のみなさんは、つい数ヶ月前に入学したばかりですね。
でも、もう始めないと遅れちゃうんです。大変ですが、頑張っていきましょう!

今年度(2009年度)の学生さんや卒業生さんは、懐かしいんじゃないかな。
もう、そんな時期か〜って聞こえてきそうです。

さて、今回は新しく就職活動をする皆さんに大切にしてもらいたいモノについて書いていきたいと思います。
大切にしてほしいものとは、「夢」です。
きっと、皆さんはKCGに「(将来の)夢」をもって入学してきた事と思います。
その「(将来の)夢」を大切にしましょう。
そしてその「(将来の)夢」を叶えようじゃないですか。

そのためには、その「夢」の実現に向けて忘れてはいけないモノがあります。
それは、誰でも持っているモノです。
夢の実現に向けての「気持ち」なんです。
就職は、どれだけその「気持ち」が強いかなんです。
気持ちが強いというのはどういうことでしょうか?

ボクはこんな話を聞いた事があります。
これは、ディズニーランドで働いていた人の講演を聞いた時の話です。
ディズニーランドのお兄さんになるという夢をもった少年は、その夢を持ち続けアルバイトとして夢が叶ったそうなんです。そして、それからドンドン他の夢に向かって突き進んだそうです。
その夢は、当時日本でオープンしようとしていたアトラクションで、アメリカにしかなかったスプラッシュマウンテンのスタッフなることだったそうです。
そのため、彼はアメリカのディズニーランドに行ってアトラクションの事を調べ、日本の建築現場に行ってはビデオや写真を撮り、さらには家に模型(本物はまだ完成していないのに)まで作ってシミュレーションまでしたそうです。
周りの人は、「ディズニーおたく」なんて馬鹿にさえしていたそうですが、なんとその夢が叶ってオープニングスタッフになったそうなんです。
周りの人も「おたくを越えると博士になる」なんて言ってくれたそうです。
さらに、それでは満足をせず、本場アメリカのスタッフになることも考えたそうです。
そのために、英語を学んだそうです。
そして、とりあえずアメリカに行って毎日ディズニーおたくな格好をしてディズニーランドに通ったそうなんです。
そしたら、別の国のディズニーおたくな人と出会って、ついには本場アメリカのスプラッシュマウンテンのスタッフにもなったそうなんです。

働くことの喜びはみんなディズニーストアで教わった―外伝・社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わったという本を書かれていますので、是非興味のある人は読んでみてください。
ちなみにボクは講演を聴いただけで、読んではいませんが。

この人すごくないですか?
夢に向かってまっしぐらです。

そして、話の最後にジャガイモを片手に、ストローをもう一方の手にもって、このストローをジャガイモに突き刺したんです。
「思いを貫き通す!」って叫んでおられました。

見事ストローはジャガイモを貫き通していました。
でも、中には貫けないときもあるそうです。
そんなときは、何度も何度もチャレンジするんだそうです。
そうすれば、貫き通せるんだとか。

皆さんは、どうですか?

もちろん、気持ちだけではダメです。
実現のためのあらゆる努力も大事です。

夢に向かって、その夢を実現するために「気持ち」を強く持ちましょう。
気持ちだけは誰にも負けない!なんて言っている人、それで良いんです。
気持ちで負けてはいけません。

これから就職活動を始めるみなさん、「気持ちの力」を信じてこれから頑張りましょう!!

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ルーツを感じる KCG創立者の命日にあたって

本日、7月2日は京都コンピュータ学院創立者 初代学院長の命日である。
この命日を、我々KCG職員、学生は「閑堂忌」とよび、初代学院長の創立の精神を思い起こす日としている。

さて、皆さんは自分のルーツを考えてみた事はあるだろうか?
ルーツとは、物事の起原、始祖の事。
もちろん、生物的には、父、母からさかのぼるご先祖様がルーツだ。
しかし、一方で我々はKCGグループの一員である。
これは、卒業しても変わらない。卒業してもKCG校友会に所属するからだ。
だから、一生KCGグループの一員なのだ。
だとすると、これからの人生はKCGと一緒にあるわけだ。
そのKCGのルーツこそ、この初代学院長に他ならない。
学生にとっては、「今いる所」は初代学院長がいなければ存在しなかったわけだ。
しかし、学生のみんなは「今KCGにいる(在籍)」わけだ。
その事をあらためて認識し、(お会いした事はない)初代学院長を意識してもらいたい。

この「閑堂忌」があって本当によかったと思っている。
なぜなら、KCGの創立の理念を知る事ができるからだ。

初代学院長の言葉はどれも心にしみる。
特に、この言葉が好きだ。

「京都コンピュータ学院はいわゆる「専修学校」ではない。京都コンピュータ学院は京都コンピュータ学院であり,たまたま現在の学校教育法の制度では専修学校という範囲に組み入れられているだけのことだ。」

初代学院長の思い出 | Vol.9 | バックナンバー | アキュームより

「京都コンピュータ学院は京都コンピュータ学院だ」と言われたその言葉には、どこのだれも出来ない教育機関であり、唯一の真のコンピュータの学校だという意味が込められているように思う。
この言葉を初めて知った時、背筋がゾッとした。
そうなんだ、京都コンピュータ学院は京都コンピュータ学院なんだ!と認識した瞬間だった。
だから京都コンピュータ学院は、どんな時代になっても、いつまでも、京都コンピュータ学院であるわけだ。
そんな、京都コンピュータ学院の一員として、その事を誇りに思っている。

ぜひ、学生に皆さんもそんな京都コンピュータ学院に在籍している事を誇りに思ってください。

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履歴書を書くための5つのコツ

就職活動には、かならず履歴書が必要だ。

だが、履歴書っていうのは、そう簡単に書けるものじゃない。
学生が持ってくる履歴書を見るとたいがい、を入れて返したくなる。モノによっては、まよわず返す。

だが、この履歴書を書くにはコツがある。
モチロン、履歴書を書く前の自己分析などはしてあるものとする。


1.人事採用担当者の事を意識して書く
2.記入する順番は下から上へ
3.間違ったら書き直す
4.文字は丁寧に
5.ペンを選ぶ

そして、出来上がった履歴書は、必ず複数人に添削してもらう。

それでは、順番に見て行こう。

1.人事採用担当者の事を意識して書く
まず、書いて提出するものはすべて、読む人の事を考えて書かなくてはいけない。
履歴書の場合、まず読むのは人事採用担当者だ。
履歴書で、担当者は何を知りたいのかを考える。
あなたの卒業研究や興味のある科目を知ってどうなるんだろう?
あなたの趣味を知ってどうなるんだろう?
そう、別に担当者は趣味や科目に興味があるわけではないのだ。
卒業研究や興味のある科目から、あなたの仕事に対する考え方や取り組み方をみたいわけだ。
あなたの趣味から、あなたの性格や考え方、はたまた生き方などをみたいわけだ。
記入するべき欄には、すべてそういう意味がある。
だから、全て埋めなくては評価の対象にならないわけだ。
さらに、一般的な事は誰でも書いてくる。履歴書のノウハウ本をみれば書いてあるのだ。
だから、あなた自身の経験を元にした具体例が無ければいけない。
よくあるのが、自分の性格と具体例が一致していない場合。
第三者にみてもらうまでもなく、客観的に読んでみるとすぐに気づくはずだ。
必ず、読み直すべし。

2.記入する順番は下から上へ
記入する順番と言われてピンときた人はどれだけいるだろうか?
えっ、順番ってあるの?
そう、あるんだな。
履歴書をみてほしい。
大きく3つに別れているのがわかるだろうか。
まず、上から氏名や住所、連絡先など。
次に、学歴、職歴。
そして、卒業研究の内容や趣味、資格、私の特徴などを記入する自己紹介部分。
この3つの書く順番にコツがある。
まず、あなたは自分の名前を書き間違えるだろうか?
ほとんどの人は間違わないはずだ。
ほとんど間違わない名前を最初に書くのはもったいない。
人間の集中力は時間が経てばドンドン低下する。
ましてや自分の人生が決まる就職の履歴書作成ともなれば、それはそれは疲れる。
それなのに、一番集中力がある時に一番間違いにくい所を記入すれば、集中力が低下した時に、間違いやすい「私の特徴」を書くことになる。これは間違っても仕方が無い。
次の3項にあるが、間違ったら書き直すとなると、さらに集中力が低下するわけだ。
何枚履歴書を書き直すことになることやら。
そこで、履歴書は逆に書いて行くのがコツなのだ。
最初に、自己紹介部分を書く。最も集中力があるうちに書いてしまう。
次は、学歴部分。
最後に名前や住所部分になる。
ただし、名前の部分は書き慣れているだけに、いつもの調子に書いてしまうと×。
最後まで気を抜く事の無いように。

参考:徒然草 第109段 高名の木のぼりといひし

3.間違ったら書き直す
履歴書はペンで書く。書き間違う事もあるだろう。
もし、書き間違ったらどうするか。
もちろん、書き直すべきだ。
修正液という便利な物もあるが、これは使ってはいけない。
よく考えてほしい。
修正液のついた履歴書は汚いだけではなく、間違った事を主張しているにすぎない。
修正はしたが、間違いを隠しただけなのだ。
これでは、事務能力が疑われてしまう。
間違ったら書き直すくらいの気持ちをもって、間違わないように履歴書作成にのぞんでほしい。
もし書き間違ったとしても、2項の下から上に書いていれば,ショックも少なくて済むはずだ。

4.文字は丁寧に
よく、文字が丁寧でない人がいる。
それを指摘すると、必ずこういう。
「もう、これ以上は無理です。」
果たして、本当に無理だろうか?
文字というのは、上手、下手がある。
何を隠そうサスペンダーも下手だ。
(書いて30分も経てば自分でも解読不可能なほど下手なのだ。決して自慢しているわけではないが)
だから、下手な人の気持ちはよくわかる。
しかし、今回問題になっているのは、「上手」、「下手」ではないのだ。
「丁寧」か、「丁寧でない」かなのだ。
例えば、口という部分はよく使われる。
部の左下にもある。
さて、この口だが大きくしてみる→
四隅がきちんと閉じているのがわかる。
この四隅の一カ所でも閉じていなければ、これは丁寧ではないのだ。
丁寧とは、はらう所ははらう、はねる所ははねる、止める所は止める、閉じる所は閉じるといった、誰にでも出来ることをすることなのだ。
「もう無理」という学生は、これが出来ないのだろうか。
そんなことはないはずだ。
諦めず、基本からしかり文字を書いてみよう。

2項で最後の名前に気をつけろとは、ここのこと!

5.ペンを選ぶ
最後に、ペンについて知っておいてもらいたい。
ペンというと、ほとんど油性ボールペンを思いうかべてしまう。
間違いではない。
しかし、ペンのインクには種類がある。
油性、水性、ゲルの三種類。
この中で、油性は書き出しがかすんだり、途中でかすんだりしてしまうなど、滑らかさに欠ける。
また、発色もイマイチだ。
そういった理由から履歴書には向いていない。
履歴書を書くなら水性かゲルなのだ。
しかし、水性は残念ながらにじんでしまう可能性がある。(油性はにじまない)
履歴書でにじむのは非常に問題だ。(油性よりも問題大)
そこで、残ったのはゲルインクだ。
ゲルインクは、油性と水性の良いとこをあわせ持つインクで、書き味もよく履歴書が奇麗に見える。
(文字が奇麗になるわけではない)
どこに売っているかというと、文房具屋に行けば売っている。
値段も100円前後で売っている。
履歴書を書くには、是非このゲルインクのボールペンを使ってほしい。

ただ、インクの減りが早いという欠点もあるので、この5つのコツを利用して、早く内定をゲットする事が望ましい。

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