孫子【孫臏編】~海音寺潮五郎の孫子(下)~

ども、ご無沙汰しております、サスペンダーです。

いや〜、涼しくなってきましたね。
特に、今日は寒いくらいです。
秋ですね〜。

さて、ブログの方はずいぶんご無沙汰だったんですが、読書はマイペースながら進んでいます。
孫子上巻の次に、孫子下巻を読み始め、9月中旬には読み終えました。
現在は、孫子の前に読んでいた「春秋名臣列伝」と対をなす、「戦国名臣列伝」です。

孫子下巻

孫子下巻の主人公は孫臏(ソンピン)です。
彼は、上巻の主人公、孫武の子孫です。

彼は友人の龐涓(ホウケン)の裏切りにあって、膝から下の足を切られるという刑を受けてしまいます。孫臏の臏は刑の名前で、彼の本名ではありません。
しかし、彼はその後、龐涓とは違う国で軍師となり、見事に龐涓に復習するというのが、あらすじです。

本の中で、孫臏は次のような事を言っています。
兵法は心理戦だから,人を知ることが大事。(龐涓のように)戦術ばかり勉強していたのではダメ。人のことを知るためには,そのほかの知識,例えば詩などを勉強し人を知るところから始める必要がある。
孫武の上巻で、兵法とは相手の心理を読み切る事が大事である事が書いてありました。
下巻では、では実際どうすればいいのか?という所から話が始まります。
兵法は知識だけではダメで、人を知る事が大事である事が書かれています。

実はこれ、社会においては当たり前の事なんです。
例えば、IT。
どんなにITが進化しても、情報を扱うのは人。
だから、人を知った上で、ITを駆使しないとダメなんですね。
そのためには,情報の勉強だけではなく,一般教養や文化教養(音楽会など)なども勉強しないとダメなんですね。
真の情報処理技術者になるためには,「知性・感性ともにすぐれた人格の育成」が必要なわけです。
これって、KCG教育の理念の一つです。

2人の孫子(孫武と孫臏)の兵法は、現代社会でも十分役立つものなんですね。

孫子 お勧めです。★★★★★

それでは。

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