孫子と就職

ども、今日は大学生・大卒者対象オープンキャンパスで出勤でしたサスペンダーです。

さて、孫子の兵法というのは現代ビジネスにおいても十分通用するものだという事は良く知られています。それは、孫子の兵法に書かれている言葉をどう解釈するかによります。
そこで、この言葉を就職活動にむけて、このように解釈してみました。

「彼(てき)を知り、己を知れば、百戦危うからず」

彼=企業
己=自身

企業の事をよく研究し、相手の求めている人材などを把握する。
自己分析をしっかりして、自分の長所などアピールポイントを把握する。

この2つは、就活には絶対必要な事です。

天の時 地の利 も大事だといっています。
天の時=天候と言いたいですが、タイミングと訳しましょう。
地の利=地形と言いたいですが、環境と訳しましょう。

就職活動はタイミングが大事です。
就職活動のタイミングを逃せば、求人数も減り活動しにくくなります。
環境とはなんでしょう。就職するには世の中の経済などの就職を取り巻く環境がかなり影響を及ぼします。そこで就職しやすい環境とはなんでしょう。「人材が不足しており今後も伸びる業界」ではないでしょうか。まさしくIT業界ですね。

IT業界を目指して早くから就職活動を始めれば有利なんですね。

しかし、孟子という人がこんな事を言っています。

「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず」

天の時=タイミング
地の利=環境
人の和=人心が一致していること。

どんなに良いタイミングでも、環境の良さにはかなわない。
どんなに良い環境でも、人心が一致している事にはかなわない。

「人心が一致している」とは何でしょう。
心が一つになっている事です。
つまり、みんなが同じ目標に向けて努力する事ですね。
それを実現するためには、コミュニケーションが必要です。
したがって、コニュニケーション力の事なんです。

どんなに早くから就職活動をしても、ITにはかなわない。
どんなにITのスキルが高くても、コミュニケーション力にはかなわない。

事実、経団連のアンケートにも、企業の求めるスキルNo.1は、コミュニケーション力です。
IT(Information Technology)からICT(Information and Communication Technology)に変わってきている。

このように解釈すれば、中国古典は現代に活きてきます。
こういう楽しみ方も、あるんですね。

それでは。

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