サボテンとシャボテン

京都シャボテンクラブ
と聞いて、おや?と思いませんか?
シャボテン?サボテンじゃないの?
どっちが正しいの?

どちらも、間違いではありません。

だいたい、サボテンは英語ではありません。
英語ではcactus(カクタス)といいます。
ちなみに、多肉植物はsucculentといいます。

じゃあ、シャボテン、サボテンって何語?
日本語です。
漢字では仙人掌と書きます。

江戸時代に、この植物をはじめて日本へもたらしたオランダあたりの帆船の船員が、日本へくる途中、南洋の島から、この植物をもってきて、日本人を大変珍しがらせました。
そのとき、畳についた油の汚れをとるのにこの植物を切り取ってふき取ったので「シャボン」と呼ばれ、それがシャボテン、転じてサボテンに変化したといわれています。

よく、あの刺だらけで痛そうな(実際刺さったら痛い)サボテンを、切って油汚れをとろうなどと考えたのしょうか、不思議ですね。

comments

京都シャボテンクラブ

今日は、京都シャボテンクラブの月一例会日でした。

京都シャボテンクラブはボクが所属しているクラブです。
毎月1回例会を開き、そこでテーマにそって様々な話で盛り上がります。
今日は、5月に京都北山の植物園で行われたサボテン展の写真鑑賞会でした。
出品されたサボテンの写真を1枚ずつプロジェクターで前に映し出し、
作品の紹介(誰の何というサボテンか)と出品者のコメントです。
8月は秋の植え替え実践です。

一通り話が盛り上がった後、品評会が行われ、1位、2位、3位、テーマ賞の方に商品が贈られます。
しかし、ほとんどの人(出品者も含め)は聞いていません。

最後に競りが行われます。
通常1万2千円するものが3千円など安く手にはいるのです。
ちなみに、うちは1000円の蘇鉄キリンと500円の紅鷹(本当は1000円だったけど、傷があるというと500円になりました)を購入しました。

蘇鉄キリンと紅鷹

たぶん、どちらも通常なら3000円以上するものだと思います。

クラブのメンバーはみなさん強者ぞろいです。
ボクなんてまだまだペーペーです。
あそこに行くと、サボテンの奥の深さが分かります。

参加希望の方はこちらのホームページを参照ください。
京都シャボテンクラブ

comments

サボテン・多肉植物ポケット辞典

サボテン・多肉植物ポケット辞典

サボテン約500種、多肉植物約500種を学名、栽培法などのデータつきで紹介した辞典。
気になるサボテンをすぐに見つけられる、学名索引や和名索引がついています。

comments

サボテンの名前

サボテンと言ってもいろいろな名前があります。

花の咲く前のランポウ

例えばおなじみランポウ。
属名:アストロフィツム属
学名:Astrophytum myriostigma var.tricostatum
といいます。
覚えられません、っていうか読めません。
そこで、日本では和名をつけています。
三角鸞鳳玉と書きます。
これが、何とも面白い。

いくつか紹介しますね。

暗黒王
宇宙殿
海王丸
金鯱
逆鱗丸
神仙玉
剣恋玉

世界乃図
千波万波
太平丸
般若
武倫柱
竜神木
楊貴妃
魔神丸
武者転び
福禄寿
etc.

ああ、止まらない。

comments

サボテンの形

サボテンといって思いつく形はどんな形ですか?
 
柱のように上に長く伸びて、左右に手が出ているサボテンダーみたいな形ですか?
それとも、団扇のように丸い平たい形ですか?
それとも、玉のような丸い塊?

サボテンの形は様々です。
大きく分けると、次の用になります。
柱サボテン、団扇サボテン、玉サボテン
どれも面白い形ばかりです。

育ち方も様々で、
柱サボテンは基本的に上に伸びます。
上にのびる成長が止まったら、腕をだします。
それか胴切りします。(途中で切っちゃうんです)
すると、切ったあたりから腕を出します。
(家ではまだ切ったことないです。だってなんだかね〜)

団扇サボテンは団扇の上に小さな団扇の子供を出します。
いくつもだしたら、まるで足の様です。
団扇サボテンが一番成長するのが分かって楽しいです。

玉サボテンは玉が大きくなります。
これは、なかなかというより、まったく分かりません。
しかし、根元から小さな子供を出すこともあります。
こいつは、すごくかわいい玉サボテンです。

どの形が一番好きですか?

ボクは、どれがNo.1なんて決められません。
どれも、0nly 1ですから。

comments

サボテンの値段

花の咲く前のランポウ

このサボテンは1000円でした

と笑顔で言われても,それが安いのやら,高いのやら?

サボテンの値段は何で決まるのか?
実は,ボクもよくわかりません。
ただ,大きさだけではないみたいです。

もちろん,大きいのは高いのですが,
他に,いかに珍しいか,どれだけ手間がかかっているかなども影響します。
といわれても,珍しいのか,どうか分かりません。

つまり,売る側の言い値になります。
それで,納得できれば買いです。

京都シャボテンクラブという集まりがあります。
毎月1回例会で競りがあります。
そこでは,通常のサボテン屋さんの半額以下の値段で購入できます。
うちは,もっぱらそこでの購入です。
競りですから,500円からスタートして,600円で落ちることもあります。
正直,競ってません。

comments

サボテンと多肉植物

サボテンと多肉植物の違いは何でしょう?

答えは刺があるか、ないか。

と思った人は間違いです。
サボテンにも刺のないものもあります。
ランポウ

本当の答えは、サボテンには必ず刺座(アレオーレ)があることです。刺の付け根にある綿毛の座布団のようなものです。

よく見ないとわからないものもあります。
しかし、顔を近づけてよく見ると、刺との距離感がわからずに、鼻を刺でつきさしますので、ご注意を。

comments

サボテンをダメにする

久々のサボテンネタです。

よくサボテンを枯らせてしまったという事を耳にします。
前にも書きましたが、実はデリケートな植物ですから、よく枯れます。
特に梅雨の時期はダメになります。

サボテンは乾燥には強いのですが、多湿には弱いので、
京都の夏は蒸し暑く、サボテンには不向きです。

今日、いくつものサボテンたちとさよならしました。
ゴミ袋に土ごと捨てます。
タイミングは、あれ?これおかしいぞ。と思ったら捨てます。
でないと、中が腐ってきてゼリー状になり異臭やコバエに悩まされます。

サボテンに必要なのは、「思いやり」と「思いきり」です。

comments

サボテンの土

前々回、水の話をしましたが、水をやるには土が重要です。
ご存知の通り、サボテンは乾燥には強いのですが、ジメジメには弱いのです。
そこで、土は水はけの良い物にします。

ホームセンターなどで売っているサボテンは、
倒れても土がこぼれないように、表面を糊で固めた土を使用しています。
持って帰るときは非常に便利なのですが、そのまま栽培するとサボテンはダメになってしまいます。
これは、水をあげたときにその糊まで溶けてしまい、その水をサボテンが吸い上げるからです。
サボテンを買ってきたら、すぐに植え替える必要があります。

その時に、サボテンの土を変えます。
買ってきたサボテンの土はたいがい水はけは悪いです。

さて、ではその時使用する土はどうすれば良いでしょうか。
答えは、ホームセンターでサボテンの土を買ってくることです。
それで十分です。
できれば、一緒に肥料も買ってくると、なお良いでしょう。

ちなみに、うちはホームセンターで、
・ゴールデン培養土(肥料が入っています)
・赤玉土(小粒)
・日向土(微粒)
・川砂
・クン炭
を買ってきて混ぜています。
比率は1:1:1に川砂とクン炭をそれぞれ少々です。

comments

サボテンと太陽

サボテンには日光が必要です。
日が当たらないと、先っちょがどんどん細長くのびてきます。
これをトチョウといいます。
形が悪くなります。しかも、トチョウしてしまうと、もう元には戻りません。
これは悲しい現実です。

そこで、日当りのよいところに、置いて日光をガンガンにあててやると、どうなるでしょう。

答えは、日焼けします。
日焼け?
そう、日焼けで表面が焦げます。黒くなるのです。
こうなったら、形が悪くなるより最悪です。
見た目もそうですが、枯れる恐れがあります。

えっ、サボテンは砂漠の植物だから大丈夫じゃないの?
と思うのですが、ダメなのです。

そこで、遮光します。
遮光は適度な影とつくってあげるのです。
サボテン1個なら、ティッシュを1枚かけてあげるだけで十分です。

全く日を当てないのもわるいのですが、強すぎるのもダメなんです。

comments