2011年4月の終わり頃に,IE9の日本語版がダウンロードできるようになり,HTML5の本格的な時代が幕開けしたと思われます。現在,HTML5への対応状況はブラウズによってかなり異なりますので,HTML5関係者は5つのブラウザを常に使い分けることになります。これは大変でね。ここでレビューしましょう。
まずは,Netscape Navigatorの流れをくむMozilla Firefoxです。レンダリングエンジンはGeckoを使用しています。
つづいてはMS社のInternet Explorer 9,略してIE9です。IE4の時代にWindows埋め込みブラウザとなり,いろいろと問題になったんですが,現在では定番ですね。過去との互換性に縛られて,HTML5への対応は最も遅かったのです。Tridentというレンダリングエンジンを使用します。
第3のブラウザと言われているのは,第3のブラウザと言われているのは,Operaです。ヨーロッパで人気があります。タブブラウザの原型をつかったと思われます。レンダリングエンジンは不明。
Mozillaの派生ではないかと言われるのが,Google社のChromeです。Gmailが高速で読める上,Android携帯端末などにも搭載されます。
最後にはApple社のSafariです。WebKitと呼ばれるオープンソース系のレンダリングエンジンを搭載しており,Apple社のiPhoneやiPadに搭載されます。MacOS Xが登場した2001年頃,ブラウザはMS社のIE5.1しかなかったんですね。正直言って,Apple社が敵方の会社から供給されるブラウザが標準になるなんて,驚きました。
以上,みなさん,ブラウザを5つインストールしてHTML5を楽しみましょうね。
【参考】
Gecko – Wikipedia
Trident – Wikipedia
WebKit – Wikipedia
【ダウンロード】
Google Chrome – ブラウザのダウンロード
Internet Explorer 9 – Microsoft Windows
Mozilla Japan – Firefox 4
ウェブブラウザ Opera ダウンロード
アップル – Safari – ウェブブラウジングをもっとスマートに、パワフルに。
なお,おすすめのブラウザはほかにもあります。
まずはSleipnirです。GeckoかTridentかを選択することができます。
つぎは,Lunascapeです。こちらはGeckoかTridentかWebKitかも選択することができます。
図 HTML5対応ブラウザ
【参考】
Beauty of the Web
【ウェブビジネスなら京都情報大学院大学】
京都情報大学院大学 | 入学説明会