オブジェクト指向設計の前にDBを

テクニカルエンジニアデータベース完全教本 2008年版 (2008)

 アメリカのコンピュータサイエンスの教育ではデータベースを基礎としています。データベースのデータを離れた人たちと共有したいためにインターネットが発達したので,「データベース+ネットワーク」という風に勉強するそうです。そしてオブジェクト指向設計の本を読んでも,データベース設計を始めにあってから,グラフィックスなどの話題へいきます。だから,オブジェクト指向の勉強をする前に,データベースの勉強をするべきなんです。
 この本は比較的安価にデータベースの勉強をすることができます。データベースの勉強は3分野あります。
1 データベースのモデル
2 SQL
3 データベースの制御(DBAともいう)
 3はネットワークと最も関連があります。1はモデリングの基礎です。フィールド設計,多重度などが重要です。こういう基礎ができておれば,オブジェクト指向のクラス設計はかなり楽になるんです。データベースの基礎はプログラミングよりも重要でしょう。
 ちなみに,データベースとくに関係データベースの初歩を学んでからC言語の構造体を学ぶとよくわかります。

【追伸】
 本学のコンピュータサイエンス学系はデータベース,ネットワーク,マルチメディアを3つの柱にしています。

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