大学より専門学校がトク 2008年版―就職で専門学校が圧倒的に有利な理由大学に挑戦する専門学校の夢と情熱 (2008)
「それでも大学に行きますか?」で書きたいことが多すぎたので,続編を書きます。「最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318) 」はあまりにもインパクトが大きすぎて,ネット上に書評がたくさんありますね。まずはそれを紹介します。そして,専門学校の特徴を述べます。専門学校は文部科学省の厳しい管理下に置かれていませんので,世間の動向や学生の事情にあわせてカリキュラムの改訂が容易に行える点がすごいのです。
たとえば,現在の4回生が入学したのは2004年です。大学で2004年度からカリキュラムを変更した場合,その策定は2002年度に行うことになります。2005年度あたりから組込み関連の需要が増えているので,組込み関連の授業を開講したいと思っても,開講できません。2004年度に改訂したカリキュラムは最短でも2007年度まで続けることが文部科学省の決まりです。日本の大学という制度は,いくら学生の要望や産業界の要望で新設科目があっても,在学生は恩恵を受けることが不可能で,そのい要望は卒業後の後輩の時代にようやく反映されるのです
専門学校は違います。2004年度入学の学生のカリキュラムに変更が必要であれば容易に追加開講が可能なんです。これはすごいのひとことです。
【参考】
大学崩壊と学力低下で専門学校の時代が来た,中村 忠一
【「最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318) 」の書評】
『最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情』 (大学プロデューサーズ・ノート,マイスター)
山内太地公式ウェブサイト 電脳科学大学
10/27(土)検証:大学・最高学府はバカだらけなのか否か (大学と教育ビジネスtyamauch.exblog.jp)…電脳科学大学のブログ
Information Design?!: 「最高学府はバカだらけ」という本
書評 – 最高学府はバカだらけ (404 Blog Not Found)
最高学府はバカだらけ 石渡嶺司 No.12 (文徳の読書日記)
石渡嶺司『最高学府はバカだらけ?全入時代の大学「崖っぷち」事情』(光文社新書,2007年)(historical amnesia 失敗はなぜ繰り返すのか)
Dr.Eigenvalueの異常な愛情 – 最高学府はバカだらけ…Eigenvalueつまり固有値なんですね。
ΓΝΩΘΙ ΣΑΥΤΟΝ-購書&購盤日記- 《読書》石渡嶺司『最高学府はバカだらけ-全入時代の大学「崖っぷち」事情-』光文社新書
cat’s cradle: 最高学府はバカだらけ
最高学府はバカだらけ 全入時代の大学「崖っぷち」事情 石渡嶺司著 光文社新書 740円 読んだ本の内容まとめ/ウェブリブログ
これ☆ほしい – 最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情 (光文社新書 318)
石渡嶺司『最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情』 – ひろの日記帳@神戸芸術工科大学…本書に登場する香山リカ先生がおられる大学です。
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