図 数列と関数の解説をされています。
11月17日の「情報」授業支援セミナーの報告がまだでした。これから少しずつ報告します。なお,このセミナーはJSTから補助を受けております。正式名称は
「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト事業」(講座型学習活動)および「理数系教員指導力向上研修事業」
なんですが,SPPという部内では称しています。その理由はSPPというと教育委員会がすぐに理解してくれるからです。
京都情報大学院大学 | 2007/9/28 高校教員向け「情報」授業支援セミナーのご案内
さて,写真は最初の講義です。連続と離散のはざまで,数学とコンピュータの関連を講義してくださいました。
連続から離散へ
関数から数列へ
微分から差分へ
積分から和分へ
セミナー出席の先生方から,「数式をコンピュータで数値的に処理する方法がよくわかった」という感動のお声をいただきました。今の学校教育はコンピュータで数学や物理を扱う方法をほとんど教えていません。だから結局,「数学や理科は役に立たないんだ」という思想を生徒に植え付ける結果になっていると思います。役に立つレベルまで教育していないことに問題があるんです。山登りに例えると,「ゆとり教育」の美名のもとで,頂上に着く直前ぐらいで,「ゆとりの授業時間数の関係で,頂上まではいきません」というのが今の学校教育ではないでしょうか?
最後に参加者の先生方から参考書の紹介をしてほしいといわれましたので,以下にあげておきます。
【参考書】
数列・関数・微分積分がビジュアルにわかる―基礎数学の123:…高校数学をEXCELで扱う方法が詳しく述べられています。
集合・確率統計・幾何がビジュアルにわかる―基礎数学のABC…高校数学とコンピュータでの扱いが詳しく述べられています。
Excelで学ぶ基礎数学―Excel2003対応…実はかつては一世風靡した本です。統計も確率も数値計算も扱われています。
技を極めるExcelグラフ―テクニカル・ハンドブック…この本は理数系教員ならばもっていて損をしない本です。
【ブログ内参照】
ワークショップ・情報セミナー開始直前!