マインドマップを使った学習指導

 私はUMLを使った分析・設計手法に取り組んでいることはこのブログ記事の読者の皆さんはご存じのとおりです。そう,ただのプログラマ(an ordinary programmer)には興味がないんです。
 私は6年前にオブジェクトモデル(UMLの一部,クラス図)でインストラクショナル・デザイン(ID)をすることを提案する論文を書きました。当時の発想ではなかなか受け入れられにくく,査読がアクセプトされるまでは時間がかかりました。オブジェクトモデルでは垂直思考的なIDしかできないことには気づいていました。
 水平思考的なIDを表現する方法はないのかと探していました。翌年にオーストリアに行く機会があり,そこでKnowledge Managementという手法を知りました。これは将来のIDに使えるとすぐに思いました。この手法の表現方法をつかった検索エンジンに以下のものがあります。
KartOO visual meta search engine

 Knowledge Managementのような水平思考的なものを身近に表現するための方法として,最近マインドマップが注目されています。今朝,マインドマップを使った学習指導のページを見つけました。
わずか75日で合格!公立高校入試必勝マニュアル

 このページはかなり長いのですが,マインドマップはページのまんなかあたりに出てきます。日本の学校教育がいつまでも「用語や公式の暗記=左脳処理の酷使」であることに私は日々心を痛めております。みなさん,一度ご覧になってください。
 教科書に載っている問題が解けたという理由だけで「すごいんだ」という価値観の世界もマインドマップで征服できるということなんです。

【参考】
マインドマッピング – Wikipedia

京都情報大学院大学 | eラーニングビジネスにおけるインストラクショナル・デザイン
京都情報大学院大学 | インタラクティブ・コースウェア開発技法

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