たまたま,間違えて「合格」というキーワードでググってしまいました。すると,以下のようなサイトにぶつかりました。
「大多数の意見=間違った勉強法」として
世の中にはびこっている気がします。そしてこの「間違った勉強法」のせいで、みんな思うように成績が上がらないのです。
という記述があるんです。これは確かにそうですね。
「間違った勉強法」
(1)一流大学に合格できるのは、毎日何時間も勉強したからだ
(2)一流大学に合格できるのは、才能のある人間だけだ
(3)受験勉強ばかりして、人間味のない大人にはなりたくない
(4)一流大学を出てもニートをやっている人もいる
(1)は全く嘘かもしれませんし,嘘でないかもしれません。東大や京大に合格する人は「遊び感覚で勉強している」ことが多いので,周囲の人からみると一生懸命勉強しているように見えないのです。おそらく一生懸命度合いでは,関関同立へ行く人の方が多いかもしれません。関関同立へ行く人の方がまじめな可能性は高いですね。
(2)普通人でも東大や京大に合格できるでしょう。ただし,東大や京大に入るためには,いろいろな本を読んだ方がいいでしょうね。いろいろな本を読めば,結果として「普通人」でなくなります。ちなみに,普通人とは何も意見や考え方を持たない人物のことを指しています。
(3)ここでいう人間味というのは,「論理的な判断ができる人」のことでしょう。勉強していない人は論理的な判断力にかけるので,人間味があるといえますが,ITが発達した現在では,論理的な判断ができない人間はかなりつらいでしょう。
(4)東大法学部出身で司法試験で失敗した人は,新卒でない(=年功序列システムになじまない)ため,企業への就職が無理であるんですね。京大で博士号を取得しても大学で教員になれない人は,企業に入れないのも新卒でないからですね。こういう人たちがニートになるんですね。
東大にはいると,昔は「末は博士か大臣か」という言葉があったんですが,現在ではリスクが高いので,民間企業就職の方がいいでしょうね。
福建師範大学で通訳をしてくれた日本語教員(女性)のご主人は日本の医学部で大学院生をされていたそうです。日本の大学でアカデミックポストへ入れないため,民間企業も受験したそうですが,「履歴書のブランクはなんですか?」といわれて,就職できず,中国へ戻ったそうです。「日本の新卒信仰はなんですか?」と聞かれましたね。
【参考】
若者を搾取する日本社会 | オブジェクト脳@kcg