オブ脳古典文法講座

 中国人に日本語の古典文法を教えることになりました。通訳のしてくれる先生の研究で、日本語の文法を研究しているのですが、日本語の古典文法がわかる先生がいないそうです。そんな相談を受けたので、「そんなの簡単ですよ」と昨日の講義終了後の90分ほどレクチャーしました。

 その先生が図書館で借りてきた本をもとに概要をのべました。
0 歴史的仮名遣い
 ゐ(ヰ)wi ゑ(ヱ)we
 語頭のは行は fa fi fu fe fo
 語中語末のは行はwa i u e o
 え ye  を wo せ she ち ti つ tu 
 ぜ je ぢ di づ du

1 用言の活用
四段活用/ナ変/ラ変/下一段→五段活用
下二段→下一段
上一段上二段→上一段
カ変→カ変
サ変→カ変
形容詞は語尾の「い」がないのが終止形、連体形が「き」がつく
形容動詞はラ変→なり=にあり

2 時制
 その本では面白い分類でした。
現在、現在推量、過去、過去推量
と4種類あることになる。さらに日本の古典文法では単純過去と記憶過去がある話をしました。

3 係り結び
これは次回

4 いろはうた

以上です。次回も土曜にオブ脳古典文法講座があります。

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