清朝とは何か 別冊環16 (別冊環 16)
私は中国語のアルタイ語化現象についてしらべていると,岡田英弘というとんでもない歴史学者がいることを発見しました。
元朝の始まりをつくったモンゴルこそが世界史をつくったという考え方です。
宋までの中国と,元,明,清ではまったく中国は異なるというのです。それは納得。
本を開くと,清朝の歴代の皇帝の顔。それに八旗制度の8つの旗。こういうのをみると,「八旗制度」かと思いますね。
女直人あらため満洲人と、ゴビ砂漠の南のモンゴル人と、遼東の漢人の三種類の人々が集まって、女直人ヌルハチの息子ホンタイジを皇帝に推戴したとのことです。え? 清朝建国にモンゴル人がいたというのは初耳ですよ。清朝の初期の頃は,満・蒙・漢三体(満洲語・モンゴル語・漢語の三言語)が公用語として定められたとのこと。その後領土が拡大するに従って,チベット語とトルコ語が加わり,清朝における使用言語は満・蒙・漢・蔵・回の五体になったそうです。これこそが現在の中国のもとですね。
【出版社の頁】
藤原書店
さて,岡田英弘さんは自分のところの研究員の方を奥様にされたようです。それで,ご夫婦で以下のサイトを運営されています。
一度ご覧ください。
【岡田宮脇研究室】
岡田宮脇研究室