プロジェクト期間の80%を経過した時点での進捗率が70%,発生したコストは8,500万円であった。完成時総予算は1億円であり,ブランドバリューはプロジェクトの経過期間に比例する。このときの適切な分析結果はどれか。
ア アーンドバリューは8,500万円である。
イ コスト差異は-1,500万円である。
ウ 実コストは7,000万円である。
エ スケジュール差異は-500万円である。
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アーンドバリューマネジメント(EVM ; Earned Value Management)の問題です。
プロジェクトの進捗や達成度を金銭的な尺度(アーンドバリュー,EV;Earned Value)によって,定量的に管理する手法です。
アーンドバリューEV,プランドバリューPV (Planed Value),実コストAC (Actua1 Cost)を用います。
問題文からEV,PV,ACを計算します。
・完成時総予算1億円に対し,評価時点で70%の進捗率→EV=7,000万円。
・「プラントバリューはプロジェクトの経過期間に比例する」→PV=8,000万円。
・問題文からAC=8,500万円と示されている。
・スケジュール差異(SV;Schedule Valiance)はEVとPVの差
SV=EV-PV=7,000-8,000=-1,000(万円)
SVはスケジュールの進捗。SV正=作業が先行している。SV負=作業が遅延している。
・コスト差異(CV ; Cost Valiance)はEVとACの差
CV=EV-AC=7,000-8,500=-1,500(万円)
CVはコストの超過や未達を表す。CV正=予算に対して実コストが少ない。CV負=実コストが超過。
ア:アーンドバリュー(EV)は,7,000万円。
イ:コスト差異が-1,500万円。
ウ:実コスト(AC)は,8,500万円。
エ:スケジュール差異(SV)は,-1,000万円。
正解はイ
【出典】
Amazon.co.jp: プロジェクトマネージャ完全教本 2012年版―テキスト&問題集の決定版! (情報処理技術者試験): 金子 則彦: 本
Amazon.co.jp: 情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2012年版: 三好 康之: 本
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