物理数学の直観的方法―理工系で学ぶ数学「難所突破」の特効薬〈普及版〉 (ブルーバックス)
「物理数学の直観的方法」という本がありますが,この本が新書本化されました。
1987年に出版されて爆発的反響を呼び,理系読者を驚喜させた名著です。私は1988年に大学に入学したのですが,とにかく大学の数学は理解できませんでした。それでは京大でも東大でも同じことです。数学者の先生は定義,定理,系という理論体系ばかりを気にして,直感的に計算することを教えてくれないのです。ちょうどその頃,東大生協ではこの本の売り上げが理工書のトップを飾りました。
1994年に初めての海外旅行として,韓国に行ったのですが,書店がこの本の韓国語版があったので買いました。
2000年度を機に改訂版がでました。今回新規に「第11章 三体問題と複雑系の直観的方法」が追加されていますが,この新書にはありません。新書版は初版のようですね。第11章が必要な方は以下から通常版をお求めください。
Amazon.co.jp: 物理数学の直観的方法: 長沼 伸一郎: 本
【新書版目次】
第1章 線積分、面積分、全微分
第2章 テイラー展開
第3章 行列式と固有値
第4章 eiπ=-1の直観的イメージ
第5章 ベクトルのrotと電磁気学
第6章 ε‐δ論法と位相空間
第7章 フーリエ級数・フーリエ変換
第8章 複素関数・複素積分
第9章 エントロピーと熱力学
第10章 解析力学
やや長めの後記―直観化をなぜ必要か
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