ドメインビジネス研究ゼミ第2回

 本日は,ドメインビジネス研究ゼミ第2回がありました。

第1番目のスピーカは長谷川亘先生。
あつく,トップレベルドメインの意義とクリーンドメインの概念を語っていただけました。なんといっても,.kyoto.jpと.kyotoの違いをわかりやすく語ってくださいました。

第2番目のスピーカは金澤先生。
IPアドレスとDNSの原理の話がありました。物理層で通信するリピータ,MACアドレスで通信するブリッジなどの話から,LAN(Local Area Networkあるいはintranet)が始まったとのことです。そして,LANの頭の部分にルータをつけてルータとルータをつなぐことで,LANとLANをつないでWAN(Wide Area Networkあるいはinternet)ができた来たんですね。32ビットのIPアドレスの割り振りは組織単位になっていたので,クラスA, B, Cになったのです。クラスCでは254台しかコンピュータがインターネットにつながらないので,CIDER (Classless Inter-Domain Routing,直訳するとクラスなしドメインルーティング)という方式で,クラスBをみんなでわかるなどするためにサブネットマスクをつくっていったんですね。
 最後にDNSです。
 そのあと,質問がありました。IPv6からDNSのサービスは同じなのかという質問に対しては,同じであるとのことです。ルートサーバは13個から増えないのかという質問に対しては,IPv4である限りで,増やせないそうです。IPv6に完全に移行すれば,ルートサーバは増やすことができるそうですが…

第3番目は大学院生の発表。

第4番目は新任の立石先生の発表です。
 NATあるいはIPマスカレードなんて,90年代後半にはプロトコールとして完成していなかったそうです。
 New gTLD Objection and Dispute Resolution

★ICANN vs ITU (国際電気通信連合)
 国際電話代は送信者の国の電話局とと着信者の国の電話局の折半になるそうですね。だから途上国では電話代金で外貨を稼ぐことができるんです。

★IGF (Internet Governance Forum)
3原則
 ・Multi-stakeholder
 ・No Decision Making
 ・Non Biding
インターネットのことを世界の人が自由に話し合う場になっているそうです。

★APrIGF

会議名: APrIGF 2012 Tokyo
2012 Asia Pacific Regional Internet Governance Forum – Development of the Internet as a Robust Infrastructure
ホスト: IGF Japan
開催日: 2012年7月18日(水)~7月20日(金)
場所: 青山学院 青山キャンパス 17号館
〒150-8366 東京都渋谷区渋谷4-4-25
JR山手線、東急線、京王井の頭線「渋谷駅」宮益坂方面の出口より徒歩約10分
地下鉄「表参道駅」B1出口より徒歩約5分
プログラムは右のとおり→2012 APrIGF Tokyo

★サーチエンジン対策にお金を払うのは日本人ぐらいでしょう。ドメイン名に対する愛着がないのは日本ぐらいで,検索エンジンからネットを利用するのは日本人ぐらいではないでしょうか?という話です。

★ICANNは1社しかないものなので,独禁法にふれないために,アメリカ政府と契約(contract)がないそうですね。

★実はSSLとドメインが関係します。オレオレ認証局…
 
★サンライズ事前登録,ファウンダーズプログラム

★個人情報保護法のザルだとかいう話もありました。

 いやおなかいっぱいになりました。

第5番目は大学院生の発表。京都観光関連です。
なかなかアイデアは秀逸です。

 

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