阪急電鉄 (私鉄の車両5)
1980年代の阪急電車を知るための本です。もともとカラーブックスと発売されていたものを若干編集しなおしています。
残念ながら,運行標識のページがカットされています。運行標識については,以下の記事を参考にしてください。この本にでてくるのは1981年以後の運行標識です。
さて,この本の表紙をみてください。これは長岡天神から大山崎に向かう途中の国鉄東海道本線(現在のJR京都線)と並走する部分です。うしろの赤い鉄橋は,名神高速道路です。現在は白い鉄橋になり,拡幅された車線が手前にあるため,鉄橋は確認しにくくなっています。そして,写真に写っているのは,6330F編成です。この編成だけは7300系相当の機器を搭載しており,先頭車はモーター車になっており,大阪側の先頭車にはパンタグラウフがついています。先頭車にモーターがついていたので,わたしのこの編成が大好きでした。また,シートの肘掛部分にもモケットが貼ってあり,車両間の貫通扉の窓は大型になり,運転室のカーテンは電気式で上下します。
嵐山線には1300系が走っています。
宝塚本線や甲陽線には1010/1100系が走っています。
この時代は,阪急黄金時代ともいうべき時代で,国鉄に圧勝していました。
それ以外には以下の内容が掲載されています。
思い出車両(他社へ行った車両
広島電鉄1080・1070系(元阪急210・500形)
能勢電鉄1500系(元阪急2100系) ほか)
車両・施設ガイド(救援車・入換用作業車
主幹制御器パンタグラフ ほか)