さようなら,悪夢の2013年度

1 今年度の終わり
 いまの職場に来て,はや8年。明日から9年目に突入します。いまの職場に来た頃はまだ30代で,いけいけで,KCG創立50周年の2013年なんてはるか先の話でした。現実には,五年ほど前から四十肩で右肩があがらなくなり,その後,足の上げ下げも不自由になり,内臓脂肪がたまり,挙げ句の果てに頻繁に起こる頭痛と胃液逆流になやまされるようになりました。忘れもしない2012年12月24日のクリスマス・イブは教会で牧師の説教を聞いたあと,頭痛が走り,そのまま,新年まで起き上がれないという事態で,2013年は幕開けしました。KCG創立50周年の仕事は他の先生方に振ってもらい,なんとか出勤を再開したというな感じでした。

2 KCG創立50周年式典
 2013年度は,KCG創立50周年の仕事があったのに,学生がImagine Cup日本大会で優勝すると事態で始まりました。6月1日にKCG創立50周年式典が終わり,ほっとしました。翌日の2日のに大阪梅田に行って,手相と気学で未来を鑑定してもらったのです。すると,ある啓示をうけるのです。「夏に西に行きなさい」と。「西って,北京も天津も行く予定がないし,ロシアに行く予定しかないですよ。」と言い返すと,「ロシアは北西かもしれないですが,そこで何かあるはず」と。

3 Imagine Cup世界大会で
 いよいよ世界大会が迫ってきたのですが,学生を指導するパワーもなく,胃の調子は悪く,最悪の健康状態で出発することになりました。学生が弱気だったので,私が休むという選択肢は残されていなかったんです。なんとか,世界大会を見ることができてよかったです。途上国のパワーのすごさに驚きました。もっとも,途上国のソリューションがすごいわけではないのですが,そこが先進国とのニーズの違いなんですね。そう,これまで世界は先進国は途上国を搾取し続けるだけと思われていたのが,ITのおかげで,まったく新しい可能性を持ち始めたことを知ったのです。大変な事実の発見です。

4 病床に伏す夏
 7月後半は,息絶え絶えになりながら,教壇にたち,8月1日から3週間も休みました。フィットネスクラブに毎日通い,とりあえず体力の回復を行います。9月になっても連続5日の勤務は無理でしたので,2.5日以内の勤務で休むようにしました。10月になり,国際学会があって,ようやく復活していました。その頃から,Facebookを積極的に活用するようにして,学術活動がスムーズになってきた次第です。

5 ランニングを始める。
 10月にニッツァ・メラスさんの発声の授業があり,見学してしました。そこではまず最初に腹式呼吸の練習がありました。私も腹式呼吸のやり方がわからなかったのですが,ようやく会得できました。その後なかなか体重が減らないので,10月中旬から腹式呼吸をしながらウォーキングを始めます。横隔膜つまり胃のあたりの筋肉が痛くなりましたがつづけているうちに,上賀茂神社詣でを始めました。そのうち,早く行きたいからランニングになりました。出張で東京に行ったときもウォーキングシューズを持参して歩きました。大井町から高輪経由で皇居まで歩き,更に,国分寺崖線の旅はいい思い出です。

6 2014年になって
 指導していたKCGの3回生のクラスの学生で優秀なのが,HTML5プログラミングコンテストで優勝賞をとるんですが,それが契機となって他の学生たちもハイレベルを目指しました。これが大変うれしいことでした。最終的に,彼らはKCG Awardsで最優秀までとるんですが,同輩にあたえた影響は計り知れません。体調が悪い中での私の主張,つまり「そのアプリやシステムはつかって誰が喜ぶのか考えなさい」をきいてくれたんですね。最悪の健康状態だった私にとって,彼らの受賞は最高のプレゼントだったと思います。また,大学院生も私のゼミからKCG Awardsにでるという栄誉ももらえました。

7 年度の終わりに
 最後に,入院して,検査では異常はなかったので,これから元気になるためにどりょくするだけです。では,2014年度はどうなるんでしょうか。4月早々に出版物が出ます。2014年度以後の目標は4月2日以後にしましょう。

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