江戸時代の大江戸の地図

先週,東京に行ったときに,江戸東京博物館に行きました。そのときに江戸時代の大江戸の地図(安政?)に現在の鉄道(メトロ,都営,JR)を書き加えたクリアファイルを買いました。この地図がとても興味深いんです。

大ざっぱに言えば以下のような構成
千代田区=江戸城つまり江戸時代のオフィッス街
中央区=江戸城の前の町人の町
江東区,墨田区南半分=下町。町人の町
台東区,文京区南半分,新宿区東半分,港区=武家屋敷。つまりサラリーマン
それ以外の外縁部=畑,つまり農村

JR山手線西半分は人が住んでない部分に敷設されたことがよくわかりましたし,都営大江戸線は江戸時代の都心部を表していることもよくわかりました。 このことから推察されることは,明治政府=日本国政府が東京都心部として定義したいのは山手線の内側,一方東京都が東京都心部として定義したいのは江戸時代の都心部=大江戸線の内側ということでしょう。 すっかり京都人化した元大阪人の私にすれば,港区や新宿区のような都心部に民家があるのが不思議でしたが,江戸時代から武家=サラリーマンが住んでいたい地域ですので,納得できました。同時代の大坂(現在の大阪環状線の内側)には,商人と職人しか住んでいないことととは対照的ですね。

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