阪神・淡路大震災から20年。
この20年間で私が実感したいことは,被災しなかった人には無関心な話題ということです。自分が将来被災する可能性があると考える人はほとんどいないということです。
京都市内は花折断層があり,数十年以内に確実に地震が来ると私が言っても,だれも聞いてくれません。
東京で,防災訓練だと騒いでいる人は,実は阪神・淡路大震災のもと被災者だったりします。
私の所属するある研究会で,このテーマを取り上げようと提案したが,「なにかつながりがわからない」ということを先生がいて,その先生の想像力の欠如に脱帽しました。
以上のことから,防災というのは,自分が体験しない限りは,なにも学ばないということではないでしょうか?
ビスマルクのいう「賢者は歴史に学び,愚者は体験に学ぶ」