経営者の大罪――なぜ日本経済が活性化しないのか(祥伝社新書276)
アメリカ式経営をものまねした「経営者の大罪」に関する本です。
著者が精神科医の和田秀樹さんなので,意外なので買いました。
日本式経営を労働者の観点から絶賛しているというかなり変わった本です。
以下のことが新しいこととしてわかりました。
・中位年齢が日本は45歳なのにアメリカは36歳と,アメリカの方が若い。
・90年代に先進国は消費量を上回る生産量を達成した。しかし,アメリカはそれほど生産性は高くない。
これらのことから,アメリカは日本とは異なるのに,アメリカ流をまねたことがわるい,特に労働者の給料が高い方が消費活動は進むので経済は発展するというのです。面白い考えですね。