入試数学 伝説の良問100

入試数学伝説の良問100―良い問題で良い解法を学ぶ (ブルーバックス)

大学入試問題というのは人を選別するための出題がメインです。しかし,入試問題の中には,学問的な背景に基づいた出題もあります。こういう問題を取り上げて書籍にすることはとても意味があります。なぜなら「点取りのための問題」に十代の若者が取り組むことは意味がありません。
 よく,教育問題を取り上げると,「入試が悪い」とか「偏差値が悪い」という批判がありますが,「入試問題の出題が悪い」という批判はありません。全くおかしな話だと思いませんか? 教科書の公式を暗記すれば解けるような入試問題も必要ですが,思考力を要する問題も解く練習もする必要があります。

【目次】
<問題編>
数と式/整数/場合の数・確率/数列/図形/座標/集合と論証/ベクトル/複素数/立体図形/微分積分/行列・1次変換/2次曲線

<解答編>

<コラム>
存在しない数/これで何点?/数学にはいつも答えがあると思ってはいけない?!/ダブル出題/実数条件はルートの中が正!/集合の約束/どの程度言葉に厳格か?/センター試験の内幕/これぞ良問――君もアルキメデス/入試史上最難問

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