合情理法

 いきなり何かおもわれるかもしれませんが、日本人、中国人、欧米人を表す言葉です。これは某自動車メーカーの元重役の方に教えていただいた言葉です。この重役の方は台湾人に教えていただいたそうです。

まず中国人は
 合情理法
だといいます。情(なさけ)が最優先で、次に重視するのが理(りくつ)で、法(ルール)は最も優先順位が低いのです。ですから、中国人とつきあうときはウェットなつきあいが重要だということです。私はこの言葉を教えていただいたおかげで、学生や他の教員から遊びに行くお誘いを受けたときは、できるだけ参加するようにしているのです。

 では
 合理法情
とはだれのことか? もちろん、欧米人です。これらは理が何よりも優先されます。
 そして、日本人は何よりも
 合法情理
ですね。日本人は法(ルール)優先です。ルールが理屈に合っていなくても法が最重要です。そしてグローバル基準で意味不明なのは、法が重要なのに、理よりも情が優先されることですね。逆にいえば、ルールさえ盲目的に守っていれば、日本ではなにもいわれない無責任な国と、世界からは見えるかもしれません。

 勉強熱心な中国人学生にこの言葉を教えてやると、「とてもよくわかった」と喜んでいました。

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