マーケティングの入門書として

オタク市場の研究

 amazonでサブカルチャーとビジネスについて調べておりますと,この本を見つけました。ここでいうオタクはいわゆるアキバ系や萌え系だけではなく,もっと広い意味で「趣味に対してマニアックな人」という意味合いです。
 さてこの本を早速,四条河原町のブックファーストへ購入しに行ったんですが,分野が「マーケティング」なんです。これはすごいですね。詳細目次は以下の通りですが,「第5章 オタク市場の概要」は本書の半分のページを占めていますが,なかなかおもしろいです。
 そんなにいいのなら,講義をかいこうしてほしいっていう意見もでるでしょう。コメントへ意見をおよせください。

【詳細目次】
第1章 オタク概論
 オタクとは何者か? オタク像の再構築の試み
 「マニア」、「オタク」という言葉の変遷
 消費社会の成熟化によるオタクの顕在化
 インターネットの普及によって顕在化してきたオタク
 オタクの行動様式
 オタクは企業にとっても無視できない存在になってきた
 オタクの理解と活用に向けて

第2章 オタク行動理論
 オタクの極端な消費
 オタクの消費スパイラル
 6つのオタク因子
 本調査におけるオタクの定義
 5人のオタクたち
 新たなオタク像の構築

第3章 オタクマーケティング論
 オタク登場以前のマーケティングと適用の限界
 マーケティングフレーム[3C]
 3Cを用いた成功事例
 補助フレームとしての「イベント」、「聖地」、「伝説」
 組立型ロボット市場への適用

第4章 オタク事業戦略論
 産業ライフサイクルとオタク
 [萌芽期]:消費者でもあり創作者でもあるオタク
 [成長期]:新商品・サービスの評価者兼宣伝担当であるオタク
 [成熟期]:ニッチ市場の開拓
 [安定/衰退期]:文化の伝承者でありサポート要員ともなるオタク
 オタクの企業活動への取り組み

第5章 オタク市場の概要
 オタク人口と市場規模
 オタク分野間の関係
 Category1 コミックオタク
 Category2 アニメオタク
 Category3 芸能人オタク
 Category4 ゲームオタク
 Category5 組立PCオタク
 Category6 クルマオタク
 Category7 AV機器オタク
 Category8 ITガジェットオタク
 Category9 旅行オタク
 Category10 ファッションオタク
 Category11 カメラオタク
 Category12 鉄道オタク

【出典】
オタク市場の研究…野村総研のサイト

【参考文献】
Amazon.co.jp: 萌え萌えジャパン 2兆円市場の萌える構造: 堀田 純司: 本
Amazon.co.jp: 萌え経済学: 森永 卓郎: 本…この本もなかなかすごいですよ。
Amazon.co.jp: 「通信と放送の融合」のこれから コンテンツ本位の時代を迎えて法制度が変わる: 中村 伊知哉: 本

【ブログ内参照】
AnimeZ創立
聖地巡礼
日本のポップカルチャーの未来は?

【参照】
京都情報大学院大学 | インターネットビジネスストラテジーとマーケティング…この講義で「オタク」については扱っていません。

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