マインドマップでソフトウェア開発

マインドマップではじめるモデリング講座 (DB Magazine SELECTION)

 ソフトウェア開発のオブジェクトモデリングにマインドマップを導入することを私が知ったのは,昨年のETロボコン2007の本選のあとのワークショップ(2007年 7月15日(日))のことでした。その後,マインドマップはいろいろな分野で取り上げられましたが,ソフトウェア開発に関して,書籍になったのはこれがはじめてでしょう。
 これまで属人的なスキルが必要とされていたオブジェクトモデリングを、マインドマップを利用する定型的な「マインドマップモデリング」として提案しています。しかし,マインドマップを使う前に,オブ脳の発現が先ではないかとつっこみたくなります。
 マインドマップモデリングとは,未整理の情報をマインドマップに落とし込み,そこからUMLを作成する手法です。本書では,業務情報からマインドマップモデルをクラス図/ER図に落とし込む手順を丁寧に解説しています。
 さらに気に入ったのは,新聞や雑誌の記事からマインドマップモデルを作成する実践事例も収録していることです。
 マインドマップやUMLというのは,知的労働者の必須の記述法でしょう。ちなみに,オブ脳はインストラクショナルデザインでもUMLで記述しようなんていっています。
 
【マインドマップ関連】
「ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 」,アスキームック, (くろいの)
マインドマップを使った学習指導(オブジェクト脳@kcg)
マインドマッピング – Wikipedia

【参考】
京都情報大学院大学 | 2008/7/28 京都情報大学院大学「公開セミナー」のご案内
京都コンピュータ学院へ進路変更をお考えの皆さんへ…ソフトウェア開発手法に関心があれば,是非ともこちらへ。

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