先週に兵庫県内の高校訪問へ行ってすっかり,兵庫県へスィッチがはいりました。海が見えるところはいいですね。
奈良県出身の方が言っていました。「はじめて新幹線に乗って東京へ行ったときは感動しました。世界はこんなに広いんだと。奈良県は四方を山に囲まれているので」という話を聞いて納得しました。
さて,京都からJRで西へ向かうと神戸駅で東海道線から山陽線に入ります(何も変化はありませんが)。しばらくすると須磨付近で海が見えてきます。明石海峡大橋がみえるとその先に淡路島が見えます。
淡路は「アワへの路(みち)」,つまりアワ=阿波なんですよ。そう,「淡路」は南海道なんです。四国へ通じる道です。だから,他府県の方は「淡路って徳島県ですよね」とおっしゃる方がおられますが,あながち間違いではないのです。
ついでに須磨までは摂津です。須磨を越えると垂水区へはりますが,垂水区から西は播磨(「播州(ばんしゅう)」)なんです。播磨から西は山陽道です。
須磨の語源は「摂津のスミ」が由来といううわさですがどうも,私自身はあまり納得しておりません。いづれにしても,明石海峡大橋は摂津,播磨,淡路の三国の境界になり,美しい瀬戸内海が見えるんです。
【参考】天文好き集まれ! 天文ワークショップ
京都情報大学院大学で,11月17日(土)に高校教員向け「情報」授業支援セミナーが開催されます。
淡路,十三,梅田–日本の地名