京の地名シリーズ。本日は,「寺町」について見てましょう。
織田信長の最期を迎えた本能寺は中京区寺町通御池下ルにあります。本能寺の変の日には,信長の息子は二条城にいたされているので,信長と息子は随分はなれたところにいたのかと思いました。違うんですね。そのときの本能寺は堀川通り沿いにあったんです。現在の京都市立堀川高校の場所こそが本能寺があった場所なんです。
秀吉は御土居をつくりました。そして町の改造に邪魔になるお寺を移転させて一箇所にまとめることにしたんです。そこでまとめられたのが,寺町通り。本能寺も秀吉のころに現在の地に移転したんですね。
「寺町」というのは,金沢にもあります。秀吉の親友の前田利家の金沢でも同じように寺を一箇所に移転させたのです。
「寺町」は京都や金沢以外にもあるのかもしれませんが,お寺が一箇所にたくさん存在するのは,なにかの権力で移転させられたと考えるのが素直なんでしょう。
月別アーカイブ: 2007年7月
出町柳–京の地名
京阪電車の終点の駅名として名高い「出町柳」。駅の付近には柳の気があるので,駅名どおりです。駅は田中上柳町と下柳町にまたがっています。「柳」は理解できました。問題は,「出町」とはどこでしょうか?
これは河原町今出川付近の町を出町といいます。「どこへ出るんですか?」。実は御土居の外へ出るんですよ。
御土居
さて,出町は大原口といわれており,大原街道へ通じていたのです。下の地図の青龍町という文字の下あたりに出町駐車場があるんですが,そこは広場になっています。
この広場は実は,大昔から広場のようです。この地は賀茂川と高野川が合流するため,よく洪水が起こったようです。御土居はせき止める役目を果たしたんですが,出町のここには門があるので水が入ってるはずです。どうしたんでしょうか?
なんと洪水になりそうなときには柳を切って,この広場に持ってきて水をせき止めたそうです。なんともすごい話ですね。
出町と柳。きってもきれない関係です。そう思いながら,柳の木を眺めると楽しくなります。
C++とUML
C++ How To Program (How to Program)
DEITELのC++ How To Programは実はUMLとC++の関係が書かれている珍しい本である。C++でUMLを両方勉強したい方には超オススメです。ただし,英語です。
御土居(おどい)–京の地名
京都の地名について語りましょう。本日は「御土居(おどい)」。豊臣秀吉は,京都の都市改造に取り組みました。市中をすっぽりと取り囲むように、約22キロにわたって土塁(土の壁)を作ったのです。「御土居(おどい)」といいます。この御土居は,京の都を外の敵から防ぐためと,鴨川の氾濫から町を守る堤防としての役割を果たすためにつくられました。
【出典】
御土居
そして,この御土居は洛中と洛外をわける城壁の役割を果たしました。洛中と洛外の門の役割をはたしたのが「七口」なんです。この七口が理解できると,以下の地名の意味がわかるんですね。
・鞍馬がとおいのに鞍馬口
・丹波は京都市内でないのに丹波口
・どこへ出るのかわからない出町
「京の地名」シリーズはまた今度にします。では
【出典】
御土居と街道と七口
UMLとJavaが融合した本
やさしいオブジェクト指向 やさしいシリーズ
3年ほど前にはJavaプログラミングの本にUMLが添えられている本がちょこちょこ存在していました。最近は,オブジェクト指向プログラミング言語の本とUMLの本はまったく別物になっていて,初心者向けの本がすくなっていました。そうこうしていますと,高橋麻奈さんがこんないい本を出してくれました。ありがとうございます。みなさん,買ってみてください。
涙がでるほどいい本ですよ。
war–気になる英語の読み方
warは「ウォー」と読みます。しかしawardやwarningは「アウォード」や「ウォーニング」が正しくて「アワード」や「ワーニング」とは読みません。Star Warsを「スターワーズ」と読む人はいないにもかかわらず,おかしな読み方がはびこっています。なぜでしょうか?
私は気になりますね。
OSS
京都駅前校の2階事務室にはOSS (Office of Student Services)と書いてあります。しかしこの筋の人はOSSといえばもちろん,Open Source Softwareですね。
学生は「先生,この学校ではIT用語と重なる言葉をつかった掛詞をつかうんですよ」と言っています。なるほど。たしかに。ついでながら,京都駅前校のOSSでOpen OfficeやUbuntuのCDがおいてあったり,FireFoxのステッカーが発売されたするということがあればもっといいですね。
ついでながら他も掛詞を探すと
IS
本学ではIndependent Study
IT用語ではInformation System (情報システム)
もあります。
IDもIDentification (同一性)やInstructional Designという意味があります。
MDDの勉強会
MDDの勉強会を百万遍で行いました。企業の方もこられて,まさに「産学連携」。さて,本日はクラス図を勉強してつづいてWin32APIを勉強しました。久しぶりですね。Win32APIなんて?
Cでコンソールアプリ(コマンドプロンプトのアプリ)を開発するのがANSIのCです。これは基本情報処理技術者試験で出題される言語です。本学の1回生で開講されています。これをオブジェクト指向にするとISO/ANSIのC++となります。本学の2回生で開講されています。さてCでWin32アプリを開発するのがWin32APIです。すっかりご無沙汰ですが今度のMDDで必要なようです。さらにWin32アプリをC++で開発するのはCOMとかMFCとかがあるんです。
勉強会の後は夕食会です。そしてMDDの語り合って解散。飛行船は必ず飛んでほしいものです。では。
高層ビルから見おろした品川駅
eラーニングワールド2007に出展
コンピュータのネタばっかり申し訳ありませんが,eラーニングワールド2007に本学出展しています。以下のサイトをご覧ください。
時間があれば東京ビックサイトまで来てくださいね。