またもやIDのテキスト

インストラクショナルデザイン入門―マルチメディアにおける教育設計 (情報デザインシリーズ)

本書は”Multimedia-Based Instructional Design: Computer-Based Training, Web-Based Training, Distance Broadcast Training", by William W. Lee, Diana L. Owensの翻訳本です。通称は「リー&オーエンズ」とこの業界(eラーニング屋さん)では呼んでいます。eラーニングにおける以下の手順がかかれています。

Analyze(分析)」
esign(設計)」
evelop(開発)」
mplement(実施)」
valuate(評価)」

これらをまとめてADDIEプロセスと呼んでいます。

【出典】
Multimedia-Based Instructional Design: Computer-Based Training, Web-Based Training, Distance Broadcast Training
By William W. Lee, Diana L. Owens
第5版です。ここで紹介した本の原本です。
Multimedia-Based Instructional Design: Computer-Based Training, Web-Based Training, Distance Broadcast Training, Performance-Based Solutions
By William W. Lee, Diana L. Owens
…これは第6版で,最新版です。分厚いです。

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英語版 コンピュータを使わない情報教育 その5

通称「アンプラグド」のサイトを集めました。
 まずは原著の英語サイトです。

<a href="http://csunplugged.cs.cmu.edu/index.php?

option=com_content&task=view&id=56&Itemid=129″>Computer Science Unplugged

フリーでPDFをダウンロードできますので英語の勉強に読んでみましょう。「Free

Download」のアイコンをクリックしてください。以下に目次をあげておきます。

The teachers’ edition of Computer Science
Unplugged

Data: The Raw Material—Representing Information
1 Counting the Dots—Binary Numbers
2 Color By Numbers—Image Representation
3 You Can Say That Again!—Text Compression
4 Card Flip Magic—Error Detection and Correction
5 Twenty Guesses—Information Theory
Putting Computers to Work—Algorithms
6 Battleships—Searching Algorithms
7 Lightest And Heaviest—Sorting Algorithms
8 Beat The Clock—Sorting Networks
9 The Muddy City—Minimal Spanning Trees
10 The Orange Game—Routing and Deadlock in Networks
Telling Computers What to Do—Representing Procedures
11 Treasure Hunt—Finite-state Automata
12 Marching Orders—Programming Languages

【参考ブログ】
Okumura’s Blog
mkawanoの日記
京朋社(学術)

【参考サイト】
イースト出版

【ブログ内参考】
「ついに入手」コンピュータを使わない情報教育 その4
コンピュータを使わない情報教育 その3
コンピュータを使わない情報教育 その2…ここの写真は学習4です。
コンピュータを使わない情報教育

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セカンドライフと京都産業21

京都産業21主催で,本日8月30日に「セカンドライフ」に関するセミナーが京都リサーチパーク(京都市下京区)で開催されました。
インターネット上で急に拡大している三次元仮想空間「セカンドライフ」の活用を探る研究会を9月に開設する準備のセミナーなんです。
 興味のある学生さんはいはりますか?

【参考】
セカンドライフ日本語版ベータ

【報道関連】
京都新聞

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「ついに入手」コンピュータを使わない情報教育 その4

 「コンピュータを使わない情報教育」をついに入手しました。最近は注文して二日後に来るんですね。当然でしょうが…
 
目次です。
学習1 点を数える(2進数
学習2 色を数で表す(画像表現
学習3 それ、さっきも言った!(テキスト圧縮
学習4 カード交換の手品(エラー検出とエラー訂正
学習5 20の扉(情報理論
学習6 戦艦(探索アルゴリズム
学習7 いちばん軽いといちばん重い(整列アルゴリズム
学習8 時間内に仕事を終えろ(並び替えネットワーク
学習9 マッディ市プロジェクト(最小全域木
学習10 みかんゲーム(ネットワークにおけるルーティングとデッドロック
学習11 宝探し(有限状態オートマトン
学習12 出発進行(プログラミング言語

【参考サイト】

イースト出版…このページに授業実践の図と写真があります。こんな授業がKCGであればいいなあ。アルゴリズムが楽しくなるのになあ。KCGから出前授業をすることはできないでしょうか?

【ブログ内参考】
コンピュータを使わない情報教育 その3
コンピュータを使わない情報教育 その2…ここの写真は学習4です。
コンピュータを使わない情報教育

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著者がKCGIにやってくる

実践インストラクショナルデザイン―事例で学ぶ教育設計 (情報デザインシリーズ)

 NIME(ナイム,メディア教育開発センター)のインストラクショナルデザイン(ID)入門セミナーで使用されているテキスト。この本はeラーニングのIDにおける仕様書の書き方が述べられています。システム開発経験者には「eラーニングといってもシステム開発と同じなんだ」ということがわかります。
 9月1日,2日にこの著者が京都情報大学院大学へこられて講義をされます。

【メディア教育開発センター NIME】
ホーム
eラーニング開発セミナー

【参考】
IDセミナーワークショップ京都

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教授方略(Instructional Strategy)

ガニェ(Robert M. Gagne)の教授方略(Instructional Strategy)というものがあります。これはインストラクショナルデザイン(ID)の基礎的な考え方なんです。一つの授業の中では,「9教授事象」と呼ばれるイベントが発生しているのです。

ガニェの9教授事象
 1.学習者の注意を獲得する
 2.授業の目標を知らせる
 3.前提条件を思い出させる
 4.新しい事項を提示する
 5.学習の指針を与える
 6.練習の機会をつくる
 7.フィードバックを与える
 8.学習の成果を評価する
 9.保持と転移を高める

これらは更に,5つの方略からなるとされていますが3分類でいいでしょう。
・態度
・運動技能
・知識…知的技能(手続き的知識),言語情報(宣言的知識),認知的方略(学習スキル)

 私は最近では,3分類にして態度(Attitude),運動技能(Skill),知識(Knowledge)にして,ASK分析と言っています。教えることを分析するのは楽しいですね。

【出典】
教授方略
教育工学事典
"Principles Of Instructional Design", by Robert M. Gagne, Walter W. Wager, Katharine C. Golas, John M. Keller

【参考】
インストラクショナルデザインの教科書
塾と学校はどこがちがうか? そしてKCGは?
よい教師とは

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言語学入門–ことばの理屈

 昨日の,SSS2007のナイトセッションで酔っ払ないながら,言語学入門と情報処理の話をしておりました。言語学の基本は
 音韻論 phonology…簡単にいえば字句の発音の仕方
 統語論 syntax…いわゆる文法
 意味論 semantics…意味解釈
なんです。これをコンパイラの手順にすると(基本情報に頻出!
 字句解析…音韻論に対応か?
 構文解析…シンタックスそのもの
 意味解析…セマンティックス
 最適化
 コンパイル完了
となり,言語学の基本とコンパイラが見事に対応するのです。今後はこのブログ内で「ことばの理屈」シリーズを書く予定です。

【参考】
漢字の読み方–日中韓の比較

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コンピュータを使わない情報教育 その3

 ただいまSSS2007から帰りました。途中,河原町のジュンク堂でこの本を探しにいたったんですが,在庫なしでした。取り寄せです。楽しみですね。
 ところで昨日の写真の答えはパリティビットによってどこをひっくり返してもわかるんですね。

 この本の通称は「アンプラグド(unplugged)」と言います。

【参考サイト】
イースト出版…このページに授業実践の図と写真があります。こんな授業がKCGであればいいなあ。アルゴリズムが楽しくなるのになあ。

【ブログ内参考】
コンピュータを使わない情報教育 その2
コンピュータを使わない情報教育

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コンピュータを使わない情報教育 その2

unplugged

 この写真はコンピュータを使わない情報教育(アンプラグド)のひとつです。
 「さあ,みなさん後ろを向いてください。はい,今度はまた前をむいてください。この白黒の一枚をうがえしました。どれでしょうか?」
 ここには裏返した写真はありませんが,ブログの読者さんはこれが何の教材か考えてください。

SSS2007は進行中です。

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コンピュータを使わない情報教育

 SSS2007で昨日発表がありました「コンピュータを使わない情報科学教育 -Computer Science Unplugged の翻訳と実践-」を紹介します。これは私がかつて構想段階で終わった計画である「紙工作で学ぶ情報教育」に近いですね。この教材はアルゴリズムに偏っていますが,KCGでつかえばおもしろのではないのでしょうか?
 しかし,「京都コンピュータ学院」という学校名なのに「コンピュータを使わない」とは挑発的でしょうか?
 SSS2007は現在進行中です。

【参考サイト】
イースト出版…このページに授業実践の図と写真があります。こんな授業がKCGであればいいなあ。アルゴリズムが楽しくなるのになあ。

【購入サイト】
ジュンク堂…現在amazonでは販売していません。

【出典】
SSS2007 [1-1J]コンピュータを使わない情報科学教育 -Computer Science Unplugged の翻訳と実践-
プログラミングのある生活 兼宗 進

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