英語で算数しよう!

Math Dictionary: The Easy, Simple, Fun Guide to Help Math Phobics Become Math Lovers

 最近,この本を入手しました。理由は,大学院生が国際学会で発表するために英語のトレーニングをしたいというので,数学・算数関連の書籍を探しているとみつかりました。日本のamazonでは現時点ではペーパーバックしか入手できないようですが,私は梅田の紀伊國屋書店でハードカバー版を買いました。
 さて,この本はアメリカのAmazon.comで調べると,9歳から12歳用となっています。非常に平易な英語ですので,丸暗記するぐらいに勉強するのがいいかと思います。
 さて,大学院生はMathMLを用いたシステムに関して発表する予定なんですが,論文を書き始めると数学・算数関連の英単語を何も教えられていないことに気づくわけです。日本の学校英語教育では,文科系の視点でしか英語を教えてもらえないことに半ば当然のように日本人は信じていますが,TOEFLを受験すれば,日本の英語教育の語彙が偏っていることに気づくのです。
 さて,この本を読めば,図形の名称,分数の読み方,グラフや表の読み方,単位の読み方などを学ぶことができます。"Did You Know?"(あなた知ってましたか?) というコラムのようなコーナーの記事がとても興味深いです。行間が空いているので,日本語の注釈を書き込むスペースが十分にありますので,勉強のために買ってみてはいかがでしょうか?

【アメリカのamazonの書評】
Amazon.com: Math Dictionary: The Easy, Simple, Fun Guide to Help Math Phobics Become Math Lovers: Eula Ewing Monroe: Books

【eラーニング学会】
http://hwm7.gyao.ne.jp/jela-npo/09spdf/paperb2.pdf

(注) mathというのは,mathematicsの短縮形ではなく,arithmaticsを含んだ算数・数学(主に数式を応用すること)を指し,具象の世界を数式に表すことをいいます。一方,mathematicsは具象の世界は一切扱わず,論理の世界だけの抽象の世界を扱う学問のことです。そういう点で日本の高校数学はmathではなく,mathematicsであると言えます。

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