簡体字の解説

 簡体字について,興味深いブログ記事を見つけましたので,上げておきます。これなら,簡体字のインストラクショナル・デザインができそうでね。簡体字がわかれば,中国に行ってもストレスが大幅に減りますよ。

 まず,総論的なものです。

大連雑学事典 簡体字解体新書0(漢字簡略化の歴史)
大連雑学事典 簡体字解体新書1(日本語は簡体字だった)

 つぎの記事は,大変興味深いです。日本語漢字と中国語簡体字との微妙な違いがよくわかるようになりまし。

大連雑学事典 簡体字解体新書8(1画減らす工夫)

 以下の8つの分類は,相原 茂「はじめての中国語 (講談社現代新書)」によります。

1)もとの字形の一部を残す
(例)虫(蟲),广(廣)【広】,录(錄)【録】,灭(滅),务(務),乡(鄉)【郷】 飞(飛),齿(齒)【歯】,厂(廠),广(廣)【広】
大連雑学事典 簡体字解体新書2(字形を残す)

2)もとの字形の特徴や輪郭を残す
(例)妇(婦),丽(麗),习(習),显(顯)【顕】
大連雑学事典 簡体字解体新書3(偏旁を残す)
大連雑学事典 簡体字解体新書7(字形を残して整形)

3)草書体の楷書化
(例)书(書),长(長),乐(樂)【楽】,车(車),传(傳)【伝】
大連雑学事典 簡体字解体新書4(草書体の応用-1)
大連雑学事典 簡体字解体新書5(草書体の応用-2)

4)複雑な偏や旁を単純な符号化したもの
(例)蜡(蠟),钟(鐘), 邓(鄧),观(觀)【観】,对(對)【対】
大連雑学事典 簡体字解体新書9(日本でも採用したい部品)
大連雑学事典 簡体字解体新書6(簡略化された編旁)

5)同音や近似音による代替
仮借の原理(同音代替)の利用
(例)谷(穀),丑(醜),后(後),机(機),干(乾,幹)

6)会意文字の原理を利用
(例)尘(塵)

7)形声文字の原理を利用
(例)毙(斃),护(護),惊(驚),肤(膚)

8)画数の少ない古字を再利用
(例)从(從)【従】,云(雲),泪(涙),网(網)

【参考】
簡体字 – Wikipedia

【ブログ内参照】
日本人にも役立つ簡体字・繁体字の辞書 | オブジェクト脳@kcg
簡体字を覚えるために | オブジェクト脳@kcg

comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*