ETロボコンとUML図

 私は26日の本日,ETロボコン技術教育会で講師をやります。そこで,ETロボコン独自の用語法について述べておきます。

UML図は大きく3つに分けることが多いです。
(1)システムの静的な構造を示す構造図
(2)システムの振る舞いを示す振る舞い図
(3)振る舞い図の中で、オブジェクト間のメッセージのやり取りに着目したものを特に相互作用図

【参考】
UML1.x-2.x両対応 | オブジェクト脳@kcg

 ところが,ETロボコン用語ともいうべき用語法では
(1)は構造
(2)は機能
(3)は振る舞い
と呼んでいます。日本でよく使われる教科書とはすこし異なる用語法なので混乱してはいけませんね。

(1)~(3)はさらに概念モデルと実体(インスタンスと言っても良いですが)があります。それを記すと以下のようになります。設計の順番の都合で,(2),(1),(3)の順に並ぶことになります。

(2)機能
概念レベル…ユースケース図,※ユースケース記述
実体レベル…※シナリオ一覧

(1)構造
概念レベル…クラス図
実体レベル…オブジェクト図

(3)振る舞い
概念レベル…状態マシン図
実体レベル…シーケンス図,コミュニケーション図

では,今回はこのあたりで。

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