漢字の成り立ちを調べるなら,加納先生の漢和辞典を

全訳用例漢和辞典 ビジュアル版

 漢字の成り立ちの詳しい漢和辞典を見つけました。
この辞書の成り立ちの説明は,とてもわかりやすいです。

【出版社の頁】
全訳用例漢和辞典 ビジュアル版

 上の頁を例に説明しましょう。
まずは,「単」の異体字の解説があります。
「なりたち 単のグループ」には,戦,弾,禅などがあります。

 そこで,「戦」を調べましょう。
戈(ほこづくり)
単タン(ぱたぱたと震え動く)
 武器を持って武者震いする→たたかう
とあります。なるほど。

 つづいて,「弾」
単タン(ぱたぱたと震え動く)
弓(ゆみへん)
 弓の弦を振るわせてたまを飛ばす→はじく。たま。
とあります。

 最後に「禅」
単タン(うすくたいら)
ネ(しめすへん,祭壇)
 平らな祭壇を築いて祭る→天を祭る儀式。
とあります。

p789以後の「漢字とはどんな記号か」という解説はなかなか一読の価値があります。

 ちなみに,中国で出版されている辞書には,漢字の成り立ちが書いてある辞書は大変少ないです。小学生用の辞書に書いてありますが,そもそも漢字辞典みたいなものが中国ではあまり見かけません。だから,日本の漢和辞典の存在は独特なんですね。このことは,この辞書の筆者も述べています。

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