「インストラクショナルデザインの原理」を勉強する

インストラクショナルデザインの原理

 本日の夜は百万遍で,「インストラクショナルデザインの原理」をゼミ生とやっています。久しぶりですね。インストラクショナルデザインは。
 この本を全部読むのは大変です。だから,勉強会で以下の頁を解説しました。

■教授方略 Instructional Strategy

 まずは,ガニエの九教授事象
 1.学習者の注意を獲得する
 2.授業の目標を知らせる
 3.前提条件を思い出させる
 4.新しい事項を提示する
 5.学習の指針を与える
 6.練習の機会をつくる
 7.フィードバックを与える
 8.学習の成果を評価する
 9.保持と転移を高める

 続いて,5つの教授方略について語ります。
知的技能(手続き的知識)の教授方略
言語情報(宣言的知識)の教授方略
認知的方略(学習スキル)の教授方略
態度の教授方略
運動技能の教授方略
 
 これらの関係は,実は独立しているので,5×9の45のマトリクスになるんですね。

【詳細目次】
第1部 教育システム序論

 第1章 インストラクショナルデザイン序論
  インストラクショナルデザインについての
  基本的な想定
  学習についてのいくつかの原理
  学習の条件
  インストラクショナルデザイン(ID)の論理的根拠
  本書の構成
  要約

 第2章 教育システムの設計
  仮定
  基本プロセス:ADDIEモデル
  他の種類のモデル
  ISDプロセス 対 プロセスの表現
  要約

第2部 学習とインストラクションの基本プロセス

 第3章 インストラクションの成果
  ゴール・目標とインストラクション
  学習成果の5分類
  人間の能力の種類に着目したインストラクションの
  設計
  要約

 第4章 さまざまな学習:知的技能と方略
  学習成果を分類する必要性
  知的技能の下位分類
  認知的方略
  メタ認知
  学校の教科におけるさまざまな知的技能
  要約

 第5章 さまざまな学習:言語情報・態度・運動技能
  言語情報(知識)
  デジタル時代における情報から知識への変換
  言語情報の学習
  態度の学習
  運動技能の学習
  要約

 第6章 学習者
  学習者特性
  学習に影響を与える特性
  記憶の組織化
  スキーマ
  インストラクションの参加者としての学習者
  要約

第3部 インストラクションの設計

 第7章 パフォーマンス目標の定義
  期待を伝えるための目標
  目標の例
  計画段階での目標の利用
  要約

 第8章 学習課題の分析
  分析の範囲
  課題分析の種類
  知的技能の学習における前提条件
  学習課題分析と他の学習の種類
  統合されたゴール
  要約

 第9章 教授系列の設計
  コース編成の実例
  学習階層図と教授系列
  インストラクションの系列化のその他のタイプ
  複数の学習目標の統合
  要約

 第10章 9教授事象
  インストラクションの本質
  レッスンの中の教授事象
  要約

 第11章 テクノロジー・アフォーダンス
  デジタル時代の学習
  インターネットの衝撃
  学校学習におけるテクノロジー
  研修におけるテクノロジー
  研修技術の未来
  教授資源
  教授方略・メディア・実施方法
  学習のための認知的ツール
  要約

 第12章 単位時間ごとの授業設計
  レッスン計画とモジュール設計
  学習目標の系列化
  各学習成果のためのレッスン計画
  レッスン計画のステップ
  統合的なゴール:複数の学習目標のためのレッスン
  計画
  インストラクション開発の役割と活動
  要約

 第13章 学習者のパフォーマンス評価
  評価のタイプ
  アセスメントの方法
  パフォーマンス測定の目的
  目標準拠アセスメントのための手続き
  完全習得という概念
  目標準拠アセスメントの基準
  目標準拠測定の信頼性
  集団準拠測定
  要約

第4部 インストラクションの実施システム

 第14章 グループ学習における環境
  グループ指導の特徴
  2人グループまたは1対1における
  インストラクション
  小集団におけるインストラクション
  大グループにおけるインストラクション
  大グループにおけるチュータリングの特徴
  デジタル技術を利用した大グループの
  インストラクション
  要約

 第15章 オンライン学習
  インターネット
  オンライン学習の計画
  IDの方略
  学習管理システム(LMS)
  要約

 第16章 インストラクションの評価
  教育システム評価―5つのタイプ
  評価のタイプと判定のタイプ
  インストラクションの教材と活動に対する評価
  ISDプロセスの評価
  学習者の反応評価
  学習者の成績の測定
  教育プログラムの評価
  評価結果の解釈
  評価研究の例
  要約

【出版社の頁】
2573-6 インストラクショナルデザインの原理(北大路書房)…京都の出版社です。

【ブログ内参照】
IDゼミ 第2回

ガニェの本の日本語訳
ガニェの本 Principles Of Instructional Design
教授方略(Instructional Strategy)

【参考】
インストラクショナルデザイン

Gagne Learning

【インストラクショナルデザインがKCGIへ入学しよう】
eラーニングビジネスにおけるインストラクショナル・デザイン | 京都情報大学院大学

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