「複数言語でMS Office 2007を使おう。 | オブジェクト脳@kcg」で紹介したように,
複数言語でMS Office 2007を使うには方法が2種類あります。
(A)Office Language Packs 2007/Office 2007 用言語パック
(B)Office Language Interface Pack (LIP)/Office 2007 用言語インターフェイス パック
前回の記事で(A)の方法を紹介しました。今回は(B)の方法を紹介しましょう。
通常,日本の店頭で発売されているOffice 2007は日本語にローカライズされたもので,「日本語版」と呼ばれています。この日本語版にほかの言語のユーザーインターフェースをインストールするやりかたが(B)のやり方です。LIPというようようですね。これは主として,ユーザーインターフェースが変更されるだけで「文書および校正ツール」は使えません。といっても,英語の校正ツールは含まれているのです。以下のページを見てみましょう。
【参照】
2007 Microsoft Office スイートのローカライズ版 – Office スイート – Microsoft Office
このページの日本語ローカライズ版Office2007(通常発売のもの)は日本語と英語の校正ツールは含まれています。しかし,中国語や韓国語の校正ーツールは含まれていません。
この表をよく見ると,たとえばフィンランド語版Office2007ではフィンランド語,英語,ドイツ語,スウェーデン語を校正することができます。すごいですね。大国のフランス語版Office2007でもフランス語,アラビア語,オランダ語,英語,ドイツ語,スペイン語ができます。しかるに, 英語版Office2007では英語,フランス語,スペイン語しかできませんね。
一方,日本語版をはじめ中国語版,韓国語版では自国語+英語の校正ツールのみですので,日本人が中国語などを扱おうと思うと,Office Multi Lang Pack 2007(いわゆる言語パック)を購入するのが一番だということになります。本学でも購入してほしいなと思う次第です。
とはいっても,とりあえずLIP(Language Interface Pack)をダウンロードしてみましょうと以下のページをみても中国語はありません。
【参照】
Language Interface Pack (LIP) ダウンロード – ダウンロード – Microsoft Office
どうも,LIPはマイナー言語のためにユーザインターフェースのようですね。ということで,日本人が中国語を使いときは,Office Multi Lang Pack 2007(いわゆる言語パック)を購入するしかなさそうです。
以下の言語は以下のページからダウンロードできます。
ペルシャ語,インドネシア語,アイルランド語,マケドニア語,マレーシア語,フィリピン語,シンガポール語,ベトナム語。
【出典,参考】
その他のインターナショナル ダウンロード – ダウンロード – Microsoft Office
ちなみに,Office Language Packs 2010/Office2010用言語パックは6月発売予定です。
【参考】
Microsoft Office ScreenTip Language – 言語パック – Microsoft Office
Microsoft Office 2010 ベータ版 ダウンロード提供開始!…日本語版Windowsに中文版Office2010をインストールしても問題ありません。
2007 Microsoft Office system の言語パックについてよく寄せられる質問 – Microsoft Office スイート – Microsoft Office Online