社会人の常識になればいいのに…

権威と権力―いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 (888))
 「最高学府はバカだらけ」であったように,大学が高校の教育を信用していないように,産業界は大学の教育を全く信用していないのです。このことでビックリするのは,入社前教育の一環として,内定した会社に読書感想文を送らないといけないというものがあります。私のゼミの学生(高度専門士の学科)の学生はIT系の企業に内定して読書をしているというのです。ふむふむ,今の学生さんは小学校で作文の指導や読書感想文の指導をほとんど受けていない(ゆとり教育の一環です)ため,企業内教育で昔の小学校でやっていたような教育が必要なんですね。
 さて,私は大学院生に読書を勧めています。まずはこの本をすすめました。「権威と権力」の違いなんて社会人ならば常識にするべきでしょう。私は高校生のころにこの本を読んだのですが,大変新鮮な感じでした。みなさん,この程度の本は読みましょう。

【ブログ内参照】
それでも大学に行きますか?–その2
それでも大学に行きますか?

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