日本のポップカルチャーの未来は?

「通信と放送の融合」のこれから コンテンツ本位の時代を迎えて法制度が変わる

 2月25日の「Kyoto 3Di Lab」研究会では,中村伊知哉氏の講演でした。氏は京都の修学院のご出身で,スタンフォード日本研究所などを経て現在は慶応義塾大学教授なんです。
 さて,2月25日の講演の内容は,実はこの本の内容の圧縮版でした。その中身は,「通信と放送を融合して,著作権の考え方を変えて,ポップカルチャー(関西で言うサブカル)を世界に広めよう」ということです。(だから,この記事の範疇は「ゲーム・アニメ・マンガ」となります)
 ウェブで有名になってからリアルな書籍やグッズを売るという新しいビジネスモデルを提案されています。その一例がほしよりこの「きょうの猫村さん」なんです。公演中には涼宮ハルヒだの,ドラえもん,クレヨンしんちゃん,アラレちゃんなど続々と出てきます。そして,世界コスプレサミットが日本のポップカルチャーの象徴だとかいう話まで出てきました。欧米では「日本はコスプレの本場」と思われているそうです。
 個人的には,アンパンマンやセーラームーンが出てこなかったのが残念でしたが,日本のポップカルチャーもウェブビジネスになるということですね。だれか,ポップカルチャーのCRMやSCMというテーマで修士プロジェクトをやってみたいという方はいませんか?聖地巡礼してウェブビジネス。なかなかよろしいですね。

【参考】
IchiyaNakamura
Amazon.co.jp: きょうの猫村さん 1: ほし よりこ: 本
Amazon.co.jp: きょうの猫村さん 2: ほし よりこ: 本
Amazon.co.jp: きょうの猫村さん 3: ほし よりこ: 本
夙川公園の紅葉
京の産学公が「街びらき」

【ポップカルチャーに関心があれば】
「オー!マイキー」の石橋監督がやってくるワークショップ
ワークショップ【KCGで遊ぶ】参加申込み

comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*