高校訪問の「憂鬱」

北高の木

図 北高の中庭

 本日も高校訪問でした。朝から,阪急宝塚線沿線を3校訪問しました。18時までに京都駅前校へ戻る必要があります。午後の訪問のアポをとろうと昼休みの時間帯に電話しても先方は会議予定ばかりで,アポがとれません。少し,「憂鬱」な気分になってSPP参加者一覧をもう一度見直すと,もう残るは1校,かなり遠いH県立N北高だけ。電話をするとすんなりアポが取れました。
 およそ40分かかって学校へ到着。「これが北高か」と思い,正門を入り,事務室へ。そのあと,アポをとった○○先生と面会でした。しばらくは世間話からですが,○○先生から「著作権や公衆送信権に関する質問があります」となりました。

○○:先生,他人の著作物,たとえば映画なんかを教室で見せるのは著作権的にはどうでしょうか?
オブ脳:ネットワークにつないでいないような「閉鎖空間」なら,そんなに問題になりません。「閉鎖空間」であるといいんですよ。
○○:ヘーサクーカン? へ,へ,ヘーサクーカンですか?
オブ脳:そうです。デジタル化していない閉鎖空間がいいですよね。
○○:ところで,先生。ここの学校がアニメの舞台だということはご存じですか?

 しまった! 「閉鎖空間」という言葉でばれてしまったようだ。○○先生の情報統合思念体が反応してしまったようですね。

オブ脳:学生から聞いたので知っていますよ。
○○:角川書店が…

 ○○先生の情報統合思念体がSQL文でどんどん検索して話し出すんです。

○○:でも,関東ではゴールデンタイムで放送されたので「聖地」として有名なのに,関西ではローカル放送局でしかも深夜の放送だったので,北高の知名度は低いんですよ。
オブ脳:ええ,そうなんですか?
○○:たとえば「らきすた」…
オブ脳:ラキスタ? 聞いたことがありますね。
○○:KCGさんはすごいですね。京大をでた先生ばかりで,こんなオタクな話が通じるとはすごい学校ですね。
オブ脳:いやいや,中村伊知哉さんの「通信と放送の融合」は注目ですよ。そこに御校を舞台とした某アニメのビジネスモデルが取り上げられているんですよ。
○○:ええ? 本当ですか? 

 ここで,別の訪問者が現れて,オブ脳の面会時間はタイムアウトとなりました。私はその後,聖地を散歩しながら,光陽園ではなく甲陽園からアズキ色の電車で京都へ向かいました。

【参照】
聖地巡礼
夙川公園の紅葉
日本のポップカルチャーの未来は?

【参考】
ワークショップ 【KCGで遊ぶ】 アート&デザイン好き集まれ! – 京都コンピュータ学院

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