学生時代に感心した文系教科書

社会学―学生版
 私の弟が大学生のときの教科書として使っていたのがこれなんです。「アメリカの文科系の学問のやりかた」がよくわかる教科書なので,初めて見たときには感動しました。その後,家のなかできえていたのですが,本日の昼休みに百万遍の古本屋で見つけました。実に15年ぶりの再会といえる本です。
 社会学の教科書の決定版として,応用面を重視した記述は,定評のようです。学生版は全国の大学・短大などで数多く採用されているそうですが,残念ながらネット上にはほとんど書評がありません。
 この教科書をアメリカでは1年かけてやる講義するそうですが,弟の大学では一年で3分の1しか進まなかったそうです。つまり,日本の文科系の大学はアメリカの1/3のコンテンツ量しかないのかもしれません。
 さらに本日,訳者の今田高俊さんの経歴をみてびっくりです。東大文学部卒業で,東京工業大工学部の社会システム論の教授です。日本の文系の本に比べるとかなり,「理系的」です。

【参考】
ハーベスト社(出版社)のサイト
これが読解力の実態だ!
「文科系」が国を滅ぼす

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