PiTaPaで電子部品

中国から帰ってから,6月26日(金)からの週末と7月3日(金)の週末はずっと飛行船で追い回されていました。その理由は府立高校で出張授業するためでした。

【参考】
大阪府立高校で出張講義 | オブジェクト脳@kcg

 そのため,すっかり,電子部品の店は詳しくなりました。最近ではオークス電子OAKS16-MINI Full Kitを求めて,日本橋へ行きました。その名は共立電子なんですが,実際のお店は「シリコンハウス」と言います。地下鉄堺筋線恵美須町(日本橋筋)の北出口東側を出て,南へ歩くとすぐです。10年前くらいまではこのあたりによく来たんですが…
 さて,お店に入って,OAKS16-MINI Full kitを探すと3階にありました。ところが現金がありません。クレジットで払おうとしましたが,なんとPiTaPaのマークがあるんですね。早速,レジで,「支払いはPiTaPaで」というと,ピッという音がして決済が終わりです。するっと関西でものが購入できます。

PiTaPaが使える電子部品店

図 シリコンハウス。支払いはPiTaPaで

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OSC 2009 Kansai終了

 昨日,OSC Kanasai 2009が終わりました。今年の見所は,本学のコンピュータ博物館の解説が初日あったことでしょう。
 私の個人的にネタではオープンソースブログWordPressです。日本ではあまりあはやっていないのですが。

OSC Kansai 2009

図 OSC Kanasai 2009。今年はContents Management System関連の展示が6階でありました。

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OSC 2009 Kansai進行中


オープンソースカンファレンス2009 Kansai – おいでやす」が現在進行中です。
 びぎねっと宮原さんの講演を聴いています。
 宮原さんによると,会社には,4つのジンザイがあるそうですね。

将来性

|人材  人財

|人罪  人在
+――――――→ 実績

・「人財」は,これまでも実績があり,今後も実績が出そうな人です,
・「人材」は,これまでの実績はないものの,今後は組織に貢献して実績を出せそうな人です。
・「人在」は,実績を上げてきたものの,今後は組織への貢献を期待できソウにない人です。
・「人罪」は,実績もなく今後の貢献も期待できない人です

 人罪はどこの会社でもいるそうですが,もちろん人事権をもっている方が人罪だったら,その会社は終わりです。

【参照】
今日思うこと: 人材、人在、人財 そして 人罪

 宮原さんは日本の教育では,生きていくための知恵を教えてくれないので問題だと言っておられます。そのとおりですね。だから,京都コンピュータ学院 はプロジェクト演習で知識だけではない教育を目指すんです。

【参考】
京都コンピュータ学院 | KCG News | 「オープンソースカンファレンス2009 Kansai」今年も本学共催で開催
京都情報大学院大学 | 2009/5/29 「オープンソースカンファレンス2009 Kansai」のご案内

 さて,宮原さんは「夢を持ちましょう(ToBeモデル)」と言っておられたので,私の夢も書いておきます。

【参照】
夢を語る | オブジェクト脳@kcg

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Booch法中古本が到着

 UMLの源流のひとつはOMT法(Object Modeling Technique)です。これはどちらというと,クラス図を中心とした構造のモデリングです。

【OMT法】
UMLの起源のひとつ | オブジェクト脳@kcg オブジェクト指向方法論OMT―モデル化と設計
1年の最後にOMT法 | オブジェクト脳@kcg Object-oriented Modeling and Design

 UMLの源流の2つめがBooch法です。この原書の日本語訳は6200円なんですが,絶版ですのでamazonの中古ではずっと3万円前後の値段がついていました。いくら値打ちのある本とはいえ,5倍の値段を払う気はしませんよね。中国から帰ってみると,なんと6200円前後にまで下がっているので,早速購入しました。本日,ついに到着です。これまで,コピーしたものを読んでいたので,とても感動です。随時報告したいと思います。

【Booch法】
Booch法 | オブジェクト脳@kcg Booch法:オブジェクト指向分析と設計 (Professional Computing Series)

【参考】
KCGブログから オブジェクト指向設計 UML」

Booch法

Booch法:オブジェクト指向分析と設計

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Booch法

Booch法:オブジェクト指向分析と設計 (Professional Computing Series)

 このブログも本日から3年目を迎えます。そこで,中古本ですが,Booch法の本を紹介します。
 この本はかなり,哲学的ですが,かなり参考になります。とりあえず目次をあげます。

【目次の概要】
第1部 概念編(複雑さ
オブジェクト・モデル ほか)
第2部 手法編(表記法
作業プロセス
管理・運用)
第3部 応用編(データ獲得―気象観測所
フレームワーク―基本クラスライブラリ ほか)

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大阪府立高校で出張講義

 本日は,大阪府立桃谷高校で歌姫のご招待で,Alice先生と飛行船の講義を高校生にしました。Aliceと歌姫は女性教員同士で,絶妙な息の合わせ方で,講義と実習は滞りなく進みました。昨年のSPPセミナーを思い出しますね。

【参考】
秋のSPP開催中 その1 2008/11/15

 午後は,新大阪のHERO
さんを訪問して,今年度のETロボコンとMDDの取り組み方について話し合いました。

 ところで,今年もSPPセミナー(理数系指導力向上研修)を行います。みなさん,来てくださいね。オブ脳は,中国のマルチメディア教育の実態をお話ししますよ。

【参照】
京都情報大学院大学 | 2009/7/3 学校教員向け「情報」授業支援セミナーのご案内
学校教員向け「情報」授業支援セミナーを開催します | すえぴー日記

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2年目の最後にUML入門書

かんたんUML[増補改訂版]

07年07月07日に始まったこのブログも,本日で2年が終わります。2年目の締めくくりに,本日はUMLの入門書を紹介します。オージス総研の本です。

 本書は、1999年6月刊行『かんたんUML』の改訂版で,私は初版の方を読みました。小説風にIT業界のことがかかれていたので,おもしろく読みました。SEの友人が結婚したときに,結婚祝いに本書をプレゼントしたんですが,おおいに感謝されました。
 初版と違って,UML検定のこともかかれています。

【目次】
第1部 小説UML物語
第2部 優れたモデリングとコラボレーションを実現するためのUML講座(ソフトウェア開発概論UML豆知識)
第3部 初級エンジニアのためのUML講座(UMLサマリーリファレンスUMLチュートリアル)
第4部 UMLモデリング技能認定試験対策(認定試験のご案内
認定試験の傾向と対策 ほか)
付録 UML最新仕様と今後の動向予測

【参考】
1年の最後にOMT法 | オブジェクト脳@kcg

KCGブログから オブジェクト指向設計 UML」

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韓国に留学中のK君来学

 韓国に留学中のKCG,KCGI出身のK君が百万遍の京都情報大学院大学へやってきました。
新型インフルエンザ感染拡大に伴う措置(eラーニング対応)」について知っていて,「これはすごい」と絶賛していました。これについては,e-Learning WORLD 2009で出展するときにも発表予定です。

【ブログ参照】
休校ではなくeラーニング授業 | すえぴー日記

 ちなみに,韓国では今頃,新型インフルエンザがはやっているそうです。実は,中国は来月にはやったりするのかなと思ってしまいました。

 さて,KCGIは開学して,はや6年目です。この間に出た卒業生も日本だけでなく韓国やアメリカの大学の博士課程へ進学する人たちも出てきました。しかも,みなさんはKCG出身だったりします。専修学校出身者が博士課程まで行くようになったことを改めて思い,KCGのすごさを感じました。

 ついでに私は「コンピュータを使わない情報教育」の韓国語版が日本では入手困難なので,買ってきてくれるように頼みました。

【参考】
KCGブログから 「コンピュータを使わない情報教育」
コンピュータを使わない情報教育 韓国版・中国語版 その8 | オブジェクト脳@kcg
Amazon.co.jp: コンピュータを使わない情報教育アンプラグドコンピュータサイエンス: Tim Bell/Ian H.Witten/Mike Fellows, Matt Powell, 兼宗 進: 本

[인터넷 교보문고] 컴퓨터 과학

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初代学院長の思い出を読んで

 本日は,初代学院長 長谷川繁雄先生がお亡くなりなられた日です。毎年,この日の前後に閑堂忌という行事を行っております。私は,初代学院長にお会いしたことはありませんが,アキュームに掲載されている初代学院長の伝説にも驚かされるばかりです。インフルエンザが校舎を閉鎖しても,Eラーニングで授業ができるようになった現在,すばらしい設備に甘んじて単なる授業配信機関になるのではなく,更なる発展を遂げることを考える必要があります.。そこで,本ブログ読者の皆さんとともに,初代学院長のめざした教育機関とは何かを考えたいと思います。
 
【出典】
初代学院長の思い出 | 連載記事 | アキューム

 まずは私がはじめて初代学院長の存在を意識したのは,アキュームVol9でした。当時,非常勤講師として本学に勤務しておりました。

【出典】
初代学院長の思い出 | Vol.9 | バックナンバー | アキューム

 この記事からいくつかピックアップしましょう。

「共通一次試験は教育の国家統制で学校のランキングを公にするものだ。」
…これはマークシート式試験を批判しているのではないかと思われます。京大入試のような論述式,記述式の試験でないと学力試験にならないという主張だと私は解釈しています。事実,初代学院長のころのKCGの奨学生試験はすさまじい量の論述試験だったと伝えられています。

「高校までの成績で入学を差別するシステムにはくみしない。」
…ひとつには,コンピュータは高校までの勉強ができるかどうかとあまり関係がないことを表しています。もう一つは,コンピュータを学ぶに当たって高校までの知識を必要とする場合でも,KCGの教員がサポートしたことも示しています。今日でいうリメディアルはKCGは創立以来当たり前だったんですね。

「京都コンピュータ学院はいわゆる「専修学校」ではない。京都コンピュータ学院は京都コンピュータ学院であり,たまたま現在の学校教育法の制度では専修学校という範囲に組み入れられているだけのことだ。」
…これを英語に直すと
KCG is not a so-called "vocational school". KCG is the only one, and it happens to be a "vocational school" in the present law.
 となるでしょう。the only oneを示唆する表現がここにあるんです。この精神は日本最初のIT専門職大学院である京都情報大学院大学のキャッチフレーズへつながるんですね。

「コンピュータの技術を教えるだけの学校ならいくらでもあるし,何も僕がやる事もない。」
…この言葉の意味は重すぎますね。みなさん,考えましょう。

「われわれは今までどこにもない全く新しい学校,思想・宗教など一切の差別のないユートピアを作ろう。」
…アジアナンバーワンをめざす本学大学院の精神に通じる物がありますね。

「こういうことは官ではなく民の力でやるべきことだ。」
…民間の力だけではどうしても限界があるんですね。ここをどう考えるのかが重要です。

「大学で研究の経験のある人,他の学校で教育の経験のある人,会社で企業実務の経験のある人,それぞれができる範囲の事で学校作りに協力して欲しいんだ。」
…ここは,現在のKCGではいまひとつ力量を発揮し切れていないように思います。

「作花さんや牧野さんは今僕が言った事を学生に教えてやってくれ。」
…これは大変な言葉のようですね。なぜなら,そのあとに,「私はこれらの話を聞いて半ば共感しながら半ば反発した。理想は高邁だがそれを実現する青写真はない,全く新しい学校とは具体的にどんなものかわからない,それは自分で考えろと言うのか,こんな茫漠たる事をどうやって学生に伝えられるものか!と。」という記述があるんです。偉大なカリスマというものは大きな方向性だけを示すものだと思いました。

 さて,別の方の記事も読みましょう。

【出典】
初代学院長の思い出 | Vol.16 | バックナンバー | アキューム

 「当時,幾つかの大学でもコンピュータの講座が開かれていましたが,学院に入学してから,大学でコンピュータを学んでいる高校時代の同級生に会って話をきくと,学院のほうが大学よりも進んだ教育を行っていることがわかりました。」という記述があります。ちなみに,1970年です。
 「『パーソナルコンピュータをどう思うか』と尋ねられました。」とあります。そして驚くべきは「暫くして,パソコンを3000台購入して学生に一人一台貸すという決定が出されました。1983年のことです。」とあるんです。これが伝説の「学生に一人一台PCを貸す」という話なんですね。恐れ入りますね。
 「当時,月に一回,全教職員が集まる会議が開催されていましたが,そうした会議の席で若手の教職員が意見を述べる場合でも,先生は,何も言わず頷きながら耳を傾けておられました。本当に人を差別することなく,接することのできる方でした。」とあるんですね。本当に信念をもっている教育者の姿ですね。
よく聞く「あいつは人の話を聞かない」という表現ですが,これには2種類あるんです。一つは無能であるので,他人の話を理解する力量がない場合,もう一つはすべて考慮した上で人の話を無視する場合です。初代学院長のようなスーパーマンは後者になる可能性があります。しかし,初代学院長はスーパーマンを超えた存在のようですね。「若手教職員の言うことはすべてわかりきったことかもしれないが,人を育てる過程として話を聞こう」という態度だったことが伺えます。

 最後には,2007年度と2008年度に本学大学院に在籍されていた方の記事です。

【出典】 
初代学院長の思い出 | 最新号・Vol.17 | アキューム

 ここには,当時の奨学生試験のことが書かれています。初代学院長が入学説明会(現在のオープンキャンパス)で,ただの高2生にお声をかけたことは,読者のみなさん,覚えておいてください。私もこの話をご本人から聞きましたので,初代学院長のこの精神でオープンキャンパスにくる高校生と接しています。

 では,みなさん,初代学院長の伝説を永遠に実践していきましょう。kcg.eduは永遠に続くはずです。

【ブログ内参考】
ハレー彗星の去った年 | 空冷 カワサキ Z1,Z2,Z1000R,のカスタム@京都コンピュータ学院自動車制御学科

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Windows 6.1

Windowsは2種類ありました。

Windows1から始まって,日本語版が出たのはWindows 3.0からです。その後Windows3.1で大幅なバージョンアップをしました。Windows3.1まではDOS(現在のコマンドプロンプト)の上にGUIがかぶさった物でした。
 Windows4.0はDOS7.0と統合されるということで期待されいました。94年のリリース予定から大幅に遅れて,Windows95という名前になりしたが,Versionは4.0でした。その後,Windows98は4.1,WinodwsMeは4.9というバージョンでリリースされました。
 一方,本格的な32ビットOSと開発されたWIndowsNTという系統もあります。こちらは3.5や4が出た後に,NT5.0はWindows2000としてリリースされました。XPはNT5.1なんです。XPはWindowsMeまでの系統とNT系統を統合しました。
 現在,Windows Vistaが出ていますが,これはNT6.0です。
 では時期Windows 7は当然NT7.0かと思いましたが…

 VirtualPC上にインストールしてみて驚きです。なんとバージョンは6.1です。ええ?

実は Windows 6.1

図 実はWindows 6.1(クリックすると拡大します)

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