日本はどう発音するか。どうも1600年ぐらいにポルトガルに伝わった情報によると3とおりあったようですね。
ippon (仮名はじっぽん?)
nippon (仮名はにっぽん?)
nifon (仮名はにほん)
以下の参照ページにいろいろと書いてありますが、以下のことが重要と思われます。
日の呉音は「ジツ jitu」です。休日のジツ。だから
日本は「ジツホン」。ところが呉音のころの日本語では「ハ行」はおそらくpa, pi, pu, pe, poと読まれたと考えられています。だから
jitu pon→jippon
と思われます。この発音がヨーロッパに伝わってjapanになったと思われます。
日の漢音は「ニチ niti」です。そこで「日」を漢音読みすると、
「にちほん」。発音はnitipon→nipponで「ニッホン」になったのでしょう。ここで間違えてはいけないのは当時の日本語の発音では「ニッホン」と書いて、「ニッポン」なんですね。
1600年頃には日本語では「ハ行」はおそらくfa, fi, fu, fe, foと読まれたと考えられています。
日本は「ニッホン」で発音はnifonになったのだと思います。
【参照】
日葡辞書 – Wikipedia
日本 – Wikipedia
なお、1600年前後の日本語の仮名の読み方で異なる部分を紹介すると、
え ye
お o を wo
せ she ぜ je
ち ti ぢ di
つ tu づ du
ゐ wi ゑ we…現存せず
は fa/wa ひ fi/i ふ fu/u へ he/e ほ ho/o
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