「サク単! 線形代数」の読み方2 ベクトルの内積・外積

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 今回は第2章を見ていきましょう。高校で数学IIと数学Cを学んだが,数学IIIは学んでいないという方はいきなり,第7講と第8講をご覧ください。
     
第5講の講義    内積
 いよいよ内積の定義に入ります。平行四辺形の面積があとの外積につながりますので重要です。余弦定理の理解が不足している方は,詳しい学習が必要ですので「基礎数学のABC」第4章第3節もお読みください。

第6講の講義    3次元座標と直線
 2次元の直線には5つの型があります。「基礎数学のABC」第5章第2節参照
 以下の関係を理解していれば,ここではOK。
式(2.1) 陽関数型(いわゆる一次関数)…発展しない
式(2.2) 陰関数型(x,yの一次方程式)→平面の方程式へ発展
式(2.3) 切片型…式(2.2)の変形→平面の方程式の切片型へ発展
式(2.4) 媒介変数型→3次元の直線へ発展
式(2.5) 方向比…式(2.4)の変形→3次元の直線へ発展

第7講の講義    3次元ベクトルと平面
 上記のとおり。

第8講の講義    3次元ベクトルの外積
 3次元ベクトルの外積は直接的には電磁気学で使います。線形代数では,あとの3次元の逆行列へ発展していきます。

【参考書】

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

comments

「サク単! 線形代数」の読み方1 座標幾何とベクトル

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 今回は第1章を見ていきましょう。高校で数学IIと数学Cを学んだ方が,数学IIIは学んでいないという方はいきなり,第4講をご覧ください。

第1講の講義    2次元座標幾何
 てこの原理から外分・内分を扱いました。また点の対称移動は,何も見ずに書けるぐらいまでしてください。詳しい学習が必要な方は「基礎数学のABC」第5章

第2講の講義    2次元ベクトル
 (7, 4)と(4, 13)というベクトルがよく出てきます(縦ベクトルです)。この数字で最後まで本書は書いています。ここでは内積は扱いませんが外積はでてきます。また,三平方の定理もよく復習しましょう。三平方の定理の詳しい学習が必要な方は「基礎数学のABC」第4章第3節をご覧ください。

第3講の講義    3次元ベクトル
 方向余弦は物理学ではよく使いますが,数学ではあまりつかいません。

第4講の講義    円錐曲線=2次曲線
 楕円,双曲線,放物線をあっさりとまとめています。詳しい学習が必要な方は「線形打数と幾何」第5章

【参考書】

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。


アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 

 

comments

「サク単! 線形代数」の読み方0 高校で行列を学んでいない世代が大学へ入学

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 高等学校の学習指導要領が脱ゆとりになりました。しかし,高等学校で1973年以来指導が続いた「行列」が2013年度の高校3年生が卒業と同時に消えました。2015年春,行列を見たことも聞いたこともない世代が,大学や専門学校に入学してきました。これは大変です。それよりも,脱ゆとりなのに,なぜ学習内容が減ったのかという疑問はわくばかりです。ソ連がなくなって,スプートニックショックもないので,行列なんかせんでええなんていうブラックジョークはやめましょう。

 とにかく,2015年春から線形代数を学ぶ方のために1年前に出版して備えてきました。
簡易目次をご覧ください。

  • 1章 座標幾何とベクトル
  • 2章 ベクトル
  • 3章 ベクトルと行列
  • 4章 連立方程式
  • 5章 線形変換
  • 6章 固有値問題と応用

 前書きで進めている順番は以下のとおり。
1章→2章→3章→5章→6章
         ↓
        4章

 「1章 座標幾何とベクトル→2章 ベクトル」という流れは一見当たり前です。
 「3章 ベクトルと行列」という流れは従前の著書である「線形代数と幾何」と同じです。ベクトルを複数並べると行列になります。この流れでとらえると,逆行列の定義などがわかりやすいです。特に,逆行列が存在しないことがスムーズに分かります。
 「4章 連立方程式」と「5章 線形変換」で流れが分かれます。
通常の線形代数の本は,4章と5章だけ述べているようなものです。

  • 4章=行列式論
  • 5章=線形変換・線形写像

 最後には,5章から続く流れとして「6章 固有値問題と応用」が語られます。固有値問題は多変量解析には必須です。

 4次以上の行列は表計算ソフトで扱うべきだと言っています。つまり,4次以上の行列式や逆行列の求め方を理解するなんて,今の時代にルートの開平の手計算をマスターするのと同じです。そんな暇があれば,表計算ソフトの行列に関係する関数の使い方をマスターしましょう。

【詳細目次】

第1章 座標幾何とベクトル    
第1講の講義    2次元座標幾何
第2講の講義    2次元ベクトル
第3講の講義    3次元座標幾何と直線
第4講の講義    2次曲線
    
    
第2章 ベクトルの内積・外積    
第5講の講義    内積
第6講の講義    3次元ベクトル
第7講の講義    3次元ベクトルと平面
第8講の講義    3次元ベクトル外積
    
    
第3章 ベクトルと行列    
第9講の講義    2次元ベクトルから行列
第10講の講義    行列の積
第11講の講義    逆行列
第12講の講義    ベクトルから行列
    
    
    
第4章 連立方程式    
第13講の講義    二元一次連立方程式
第14講の講義    三元連立一次方程式
第15講の講義    はき出し法
第16講の講義    不定・不能
第17講の講義    4次以上の逆行列の求め方
    
    
第5章 線形変換    
第18講の講義    2次元線形変換
第19講の講義    いろいろな線形変換
第20講の講義    線形性
第21講の講義    退化型の線形変換
第22講の講義    3次元の線形変換
第23講の講義    複素数平面
    
    
第6章 固有値問題と応用    
第24講の講義    固有値問題
第25講の講義    行列のn乗と対角化
第26講の講義    固有値問題の応用
第27講の講義    行列の線型微分方程式
第28講の講義    固有値重解とジョルダン標準形
第29講の講義    二次曲線の主軸変換
第30講の講義    群論

【参考】

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

comments

「基礎数学の123」著者語る8 二次方程式の根,複素数

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 今回は二次方程式の根から複素数,複素数平面について考えてみたいと思います。コンピュータでは原則的には複素数は扱えません。複素数をサポートしているのは研究分野以外ではメジャーでないFortranぐらいでしょう。そのことを考えると,高等学校の数学で複素数に深入りする必要性があるのかと思います。

第1章 1次関数,2次関数 第2節 2次の変化と方程式
第2章 数と式 第1節 実数と複素数
第6章 座標幾何 第2節 極座標の幾何

1 ルートの中が負の数になる
 複素数がどうやってでてきたかというと,ルートの中が負数になることから出てきています。コンピュータで計算することを重視する立場では,実数をまず重視するべきでしょう。そこで第1章では実数だけで考えています。そこで解(solution)と根(root)を区別します。
判別式Dが正  実数解は2つ, 異なる2つの実数根
判別式Dが0  実数解は1つ, 同じ値の2つの実数根
判別式Dが正  実数解はなし, 異なる2つの複素数根

 このように整理した方がすっきりします。解は場合によって個数が異なるが,根は常に2つあるんです。
 第1章p18と第2章p50を比較してください。
 
2 計算について閉じている
 第2章の最初に,自然数,整数,有理数が加減乗除で閉じているかどうかを最初に考えさせることにしました。プログラミングの際,整数型で定義した複数の変数の平均値をとると割り算が発生するので,浮動小数単型に変わります。強制型変換つまりキャストする必要があります。こういうことを意識させるが数学で重要です。

3 三平方の定理から無理数へ
 たびたび,三平方の定理を簡単に扱って,無理数の図解を行っています。ピタゴラス学派は三平方の定理から,無理数に気がついたんですから,こういうことは教える方がいいですよね。しかも,印象深いと思います。
 ルートの足し算と引き算(p44)の図解はいいと思いますよ。また二重根号については,p224の正五角形の対角線を参考にするといいでしょう。

4 複素数平面
 複素数の図形的表示ですが,第2章では共役と和・差をとりあげます。
 第6章で極座標として複素数を取り上げて,複素数の積・商をとりあげます。
この本の趣旨は高等学校の数学を単に復習することが目的ではなく,大学や専門学校の数学で使っていくことが目的です。自然対数の底eの虚数べき乗まで扱って,最後はオイラーの公式でこの本と締めとしました。

【参考書】

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。


アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。


アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 

comments

「基礎数学のABC」著者語る6 図形と座標

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 今回は「図形と座標」について取り上げます。

第5章 解析幾何とベクトル 第1節 図形と座標

 内分・外分,ベクトルの内積,ベクトルの線形結合を扱っています。高等学校ではばらばらのものを効率よく扱っています。

1 てこの原理から内分・外分
 座標内の内分・外分はてこの原理をつかえばかなり楽に理解できます。しかし,てこの原理は小学校の理科では昔ほどはやりません。中学入試をうけるような特殊な方だけで持ち合わせている知識なんです。
 問題はてこの原理を知らないことです。本書執筆の更に5年前の2000年頃に私は小学生に中学入試の理科を教えました。てこの原理を教えた日のことが忘れられません。「みんな,シーソーに乗ったことあるよね?」というと,「先生,僕の家の近くの公園にシーソーありません」,「先生も僕も」,「シーソーはあったのは見たことがあるんですが,いつの間にかブランコと一緒になくなっていました」という具合に,クラスは騒然。これじゃ授業にならない! まったくかわいそうですね。こんな状況では勉強ができるようになりませんよね。
 でも,てこの原理というのはモデル化の一つです。なんとか,体感してもらいたいものです。ちなみに,執筆当時,てこの原理のアナロジーで内分・外分を紹介することは共著者からも反対があったんですが代替案がなかったんですね。

2 三平方の定理→余弦定理→内積
 この章では,解析幾何での便法として,幾何ベクトルを定義しています。そして,高等学校では,

  • 三平方の定理(中3)
  • 余弦定理(数学I,高1)
  • 内積(数学B,高2)

 という具合にばらばらに学習するので,連携がありません。リメディアル本なので,これを一つの流れにしました。結構,わかりやすいのではないかと思います。

3 線形結合へ
 本節の最後には線形結合まで導いています。ベクトルを図形としての定義をはじめにして,多次元量としての定義を後回しにしています。このあたり,どう導入するかはいつも悩む問題です。ちなみに,「サク単 線形代数」では図形としての定義を優先しました。

comments

「基礎数学のABC」著者語る5 個数の処理と確率

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 今回は「個数の処理と確率」について取り上げます。

第2章 個数の処理と確率 第1節 個数の処理
第2章 個数の処理と確率 第2節 確率

1 個数の処理
 まずは華々しい例題として,「中世イタリアの3つのサイコロの目の和をあてる」という賭け事をとりあげました。目の和が9になる場合も10になる場合も組み合わせは6通り。しかし目の和が10になる可能性の方が体感的に高いことが知られていたんですが,その根拠がわからなかったんです。そこで,組み合わせと順列の違いを理解してのに好例だと思っています。p46からp47にかけて,実際のサイコロの目が出ています。
 つづいて,幕の内弁当のことも述べています。重複組み合わせではアイスクリームを例にしています。

2 二項定理とパスカルの三角形
 パスカルの三角形は微分・積分を学習するときの基本なんですが,高等学校では伝統的におまけ的な扱いになっています。多項式展開に必ず出てくるのが,パスカルの三角形。
 組み合わせを学習していない場合は二項定理は無理でも,パスカルの三角形なら直感駅に利用させることは可能なので,是非とも,多項式展開ではうまく教えることを望むところです。

3 集合からのつながりで確率を
    第1章からつながりで,確率を扱うように努力しました。
共著者の努力で豊富な例題がそろっています。

4 幾何学的確率
 面積で漠然と表される確率があることを述べました。ここでは滋賀県のなかにしめる琵琶湖の面積をメッシュに区切って求めることを行いました。

comments

フランス語の格変化?

フランス語はaとdeが特別であることがわかりましたね。

ラテン語の格と比較するとわかるんですよね。

ラテン語(lingua Latina) > ラテン語の文法(grammatica) > 格(casus)の用法

主格(が)  語順
対格(を)  直接他動詞のあと
与格(に)  基本はà
属格(の)  基本はde
奪格(から) 大部分はde
       場所  en,à 元来の地格
       様態  avec
       手段  par, avec 元来の具格/造格
地格(に)  à,dans

Amazon.co.jp: フランス語統辞論: 島岡 茂: 本

フランス語の名詞の変化をまとめました。 | オブ脳@kcg

 

comments

「基礎数学のABC」著者語る3 統計とコンピュータ

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 今回は「統計とコンピュータ」について取り上げます。

第3章 統計とコンピュータ 第1節 資料の整理 第2節 資料の分析 付録2 「表計算ソフト」を使いこなそう

1 表計算ソフトを用いた記述統計  2003年度改訂実施の学習指導要領は「ゆとり」がひどいと批判にさらされていた。それは小学校や中学校の算数・数学と理科の話で,高等学校の数学のカリキュラムとしては円熟していたようにも見えました。特に,コンピュータとの関連です。  当時の数学Bを整理すると以下のようになります。

  1. 数列
  2. ベクトル
  3. 統計とコンピュータ…表計算ソフトを用いた統計処理
  4. 数値計算とコンピュータ…BASICでニュートン法などを扱う

 以上をみればわかるように,プログラミング言語と表計算ソフトの使い方がほどよくなっているのです。教科書の巻末には表計算ソフトの簡単なマニュアルまで付いていました。そこで我々もこの流れにしたがって,推定・検定以外の記述統計を中心に扱いました。

2 統計から確率,確率から統計
 1982年度学習指導要領の「確率・統計」と振り返ると,当時の文部省は以下のような構成を想定していました。

  記述統計(資料の整理)→場合の数→確率→確率変数→推定統計(統計的推測)

このうち,統計的推測は東京大学で出題しないと明言していたので,多くの高等学校では学習しなかったのではないかと思います。さて,例の三省堂の教科書を見ると,市販されているのは初版(1982年)です。ここではこの流れです。しかし私が持っている新版(1988年)では

  確率→場合の数→確率変数→記述統計(資料の整理)→推定統計(統計的推測)

となっています。多くの教科書ではこの流れだったようですね。歴史的経緯で行くと,記述統計が先に出てきます。まったく別の文脈で場合の数がでてきて,確率へつながり,記述統計での概念と一致してくるのです。なお,場合の数は英語ではcounting methodと言われるので,ここでは「個数の処理」という名称をつかっています。

第3節 数学,1982年度学習指導要領…確率・統計
第4節 数学,1994年度学習指導要領…数学I,数学B

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

comments

「基礎数学の123」著者語る7 数列,積分,微分方程式

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 今回は数列,積分について考えてみたいと思います。

第3章 数列 第1節 数列
第4章 微分積分入門 第2節 積分, 第3節 微分方程式

1 積分に制約が,,,
 先の記事で微分が3次まで限られている旨を述べました。それでは数学IIの積分はどうなるのでしょうか?
 当然,定数項,一次式,二次式までですよ。だって多項式なんか知らないのですからね。
 
2 積分の導入
 これは大変難しいんですよね。区分求積で数列の和を求めて,極限とっておしまいとしたいんですね。だからそうしています。しかし,高校生たちは数列が既習事項でないので,そういうことはできないんです。かわいそうとしか言いようがありません。「なぜ,数列を学習させるのか」を文部科学省の担当者はわかっていないので,数列の位置づけが指導要領ごとにかわるのだと思います。
 コンピュータで積分の計算をするときは区分求積です! だからp177に以下の対応表をつけました。
 微分←→差分(階差数列)
 積分←→和分(Σ)
 なお,本書ではこだわって,区分求積の分割数が大きいほど正確な積分値が求まることを示しています。意外に画期的だと思っています。

3 微分方程式
 このレベルの書籍で微分方程式まで取り扱う本はあまり見かけません。でも積分の応用として微分方程式までやる必要がありますよね。こうすれば物理学でも工学でも使える形に到達するからです。詳しく知りたい人は続編の「微分積分の展開」を読んでほしいものですね。

comments

「基礎数学の123」著者語る6 多項式,微分

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください。

 今回は多項式,微分について考えてみたいと思います。特になぜ,多項式が微分と関係があるのかについて詳しく述べたいと思います。

第2章 数と式 第2節 多項式
第4章 微分積分入門 第1節 微分

1 高等学校の数学IIでは3次式の微分まで
 1994年度の学習指導要領の改定実施以来ずっと,高等学校の数学IIでは3次式までの微分に限定されていました。脱ゆとりで2012年度以来の理数前倒しの学習指導要領の改定で「4次関数の微分が解禁」なんて言葉が受験業界で飛び交うようです。
 そもそも,規制緩和といっていた小泉政権のころに実施された第3次ゆとり教育でさえ,この意味不明な規制があったんですよ。その精神は,なんと「高次方程式」の扱いが数学Iから消えたからです。

  •  3次式の微分→導関数は2次関数なので,2次までの因数分解は可能
  •  4次式の微分→導関数は3次関数なので,3次までの因数分解は既習事項ではない!

 昔,基礎解析(第一次ゆとり教育)とか数学IIB(現代化カリキュラム)とか言っていた世代には考えられないですよね。なにそれ?

2 多項式の扱い
 たぶん,「高次方程式はマニアックな因数分解ばかりで,ゆとり教育にはなじまない」という具合に削られたのだと思います。前後見境なく削ると,あとの微分の部分にまで影響すると考えていなかったんでしょうか?
 そんなことで,数学IIまで履修していない大学生対象の本では当然,多項式の扱いで3次式を扱う必要があるんですよ。そうしないと,4次式の微分を扱えないのですね。
 第2章で二項定理を基本に据えました。そのため,n乗の展開に備えるとn乗の微分も当然扱えます。コラムで小さく扱っています。

3 微分・接線の応用としてニュートン法を扱いました。
 本書は,コンピュータで数学を扱うことを意識しているので,当然,ニュートン法を扱いました。当時の高等学校の教科書でも扱われているので当然,扱うべきなんですが,高等学校ではBASICで扱っています。そこで,本書では表計算ソフトで扱いました。
 
4 微分演算子とその線形性も
 p153からp156まで微分演算子とその線形性も取り上げました。これを扱うことによって,limの線形性も扱えます。とても合理的です。

【リンク】
ゆとり教育で不足した学力はどこで補完するのか ~社会人になるために~ | Vol.20 | アキューム

 【ブログ内参考】
ゆとり教育の歴史 その3
ゆとり教育の歴史 その2
ゆとり教育の歴史 その1

 

comments