屋内から見た大文字

屋内からの大文字

 本日は私の出身の研究室跡地である京大人間・環境学研究科で行われる大文字宴会に出席。卒業生も師匠も登場です。20時には予定通り点火。5階の廊下から見事に見えました。
 卒業生から理化学研究所のリストラの話を聞いて,ますます研究者の居場所がなくなりつつあることを痛感しました。このまま行くと日本の科学技術はどうなるのかと心配です。案外,民間企業の研究所の方が基礎研究に力を入れているようですね。大学の存在理由があやしくなることを実感したばかりです。
 オーバードクター問題も深刻ですね。いっそのこと,理系のオーバードクターはITエンジニアになるように再教育してはどうかと思うのは私だけではないように思います。
 とにかくIT業界は実力社会ですので,オーバードクターであろうと,専門学校卒であろうと差別がありません。もっとIT業界を絶賛しましょう。

【参考サイト】
オーバードクターという人生
オーバードクター
(独)理化学研究所

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なにわ,なんば–日本の地名

 こんどは大阪の地名。大阪市の市章の「澪標(みおつくし)」は何なのでしょうか? 澪標とは河川などを通行する船に,通りやすい水路をさししめすために立てた杭のことであるという説明が一般的です。この説明は納得できませんね。
 私は学生のtきに京都大学人文地理学の足利健亮先生(故人)の講義を聴いて納得しましたよ。水量の多い淀川大阪湾に注ぐ部分では川の流れは水の慣性でそのまま海の中にも続くわけです。淀川@大阪湾みたいな部分は波(浪)が速く,その結果,航行が難しくなるわけです。そこで,淀川@大阪湾の部分を船が通過しないように,淀川@大阪湾の両側に澪標を立てたそうです。船長は澪標を横断しないように航行することで難破する危険性はなくなりますし,淀川を上るときには,澪標に沿って航行すれば京へ向かうことができた訳です。
 このように,大量の水を運ぶ淀川は大阪湾に危険をもたらしたのですね。
 そこで,大阪湾の浪は速いので

 浪速(ナミハヤ)→ナニワ

 となったのです。浪または波が速いので航行が難しいので

 難波(ナンバ)

 という地名が生まれたんです。難波は「ナニワ」とも読まれました。澪標のマークは阪急や京阪の社章,高槻市の市章にも使われています。偉大なる澪標に経緯を表しましょう。「身をつくす」必要はありませんが…

【地名シリーズ】
兵庫,武庫,六甲–日本の地名
金沢–日本の地名
十条–京の地名
寺町–京の地名
出町柳–京の地名
御土居(おどい)–京の地名

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洛北高校前にありましたよ。

KIRIN NUDA


 昨日,報告を忘れていましたが,「キリンNUDA」を売っているところをやっと見つけました。洛北高校前ローソンとそのすぐ南側の自販機です。スーパー5軒,キリン自販機は何でもチェック。それでようやく見つけんたんです。「甘くないからおいしい」,そう見つけるのも甘くなかったなあと。

キリンNUDA

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兵庫,武庫,六甲–日本の地名

 本日は私の出身地の兵庫県を取り上げます。
 現在,兵庫県には兵庫(神戸市兵庫区),武庫,六甲などがありますが,これらはすべて同一語源なんです。
 もともとも現在の阪神間は今でこそ大都会ですが,京都からみれば大阪よりも遙かに遠い田舎だったんです。だから,大阪よりもまだ「向こうにある」という意味で,「ムコウ」と呼ばれていたんです。向こうと言われても困るので適当な字をあてることになりました。

 武庫(ムコ)

 なお,「武」は「つわもの」ですので気分次第では

 兵庫(ムコ)現在はヒョウゴ

と書いたようです。更に

 六甲(ムコウ)現在はロッコウ

とも書いたようです。現在では兵庫(神戸市兵庫区),武庫(西宮市・宝塚市),六甲(神戸市灘区)という具合に微妙にさす地域が異なります。
 県名の兵庫は神戸の港を「兵庫津」と呼んでいたことからつきました。だから,「兵庫」という地名が神戸市の一部なのは当然です。
 阪神大震災の時に「兵庫県神戸市兵庫区」とか,「神戸駅の次は兵庫駅」とかに驚いている方がたくさんおられましたが,神戸市民にとっては「ヒョウゴ」は県名ではなく,「一地区名」なんです。だから,他府県の方が「兵庫」という言い方をするのはご遠慮ねがって,「兵庫県」と言ってもらいたいものです。

【参考サイト】
兵庫津の道(ひょうごつのみち)

【地名シリーズ】
金沢–日本の地名
十条–京の地名
寺町–京の地名
出町柳–京の地名
御土居(おどい)–京の地名

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私は算数は教えられるが,数学は教えられない?

数学の学び方・教え方
 世の中には「私は算数は教えられるが,数学は教えられません。」という方がおられるが,本当なんでしょうか? そういう方はこの本を読めば,「実は算数はむずかしいんだ。」とわかるはずです。Amazonの書評からの引用ですが,例えば,「男の子が5人,女の子が3人います。男の子は女の子より何人多いか」という問題で,「5-3=2」と答えを書くと,「先生,男の子から女の子は引けません」というような疑問がでたそうです。子供は正しいのです。大人は勝手な抽象化をしているのです。
 この本を読めば,算数や数学の計算方法を習得しているだけで,「算数や数学の数式の意味を理解している」わけではない方が随分と多いことがわかるはずです。
 詳しくはamazonの書評を読んでみましょう。
 実は私は分数教育教材も一部で来ているのですが,実践する場がなくて困っています。なんかの機会があればと思います。

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先日のETロボコンの様子が組込みネットに掲載

今日は久しぶりに朝からずっと家にいます。だからネットも見ています。ブログも書いています。さっきから何度も投稿しています。
 やはり頭の整理も必要ですのでブログを書いて授業の時の雑談ネタをためています。さてさて,さきほどブログ記事をみているとさとーしの日記を見ました。

先日のETロボコンの様子が組込みネットに掲載

 さとしーさんと一緒に行きましたのでチェック。

全国から選抜された50チームが組み込みソフトの性能と設計を競う――ETロボコン2007 選手権 レポート

おいおい,「[写真5] ワークショップ全体の様子
台風直撃の可能性もある中,多数のチームがワークショップに参加した.」とある中にありましたよ。

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インストラクショナルデザインの教科書

 大学院生や研究者,eラーニング関連の方からかねてよりご要望の多かったインストラクショナルデザインの教科書をまとめてみました。

私の以下のサイトございます。
【参考サイト】
京朋社学術ストア インストラクショナルデザイン

 ついでにインストラクショナルデザインセミナー京都のご案内です。NIMEの内田実先生と熊本大学の鈴木克明先生が京都情報大学院大学でセミナーをやります。
9月1日・2日に,インストラクショナルデザインセミナー・ワークショップを開催

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アドエスから投稿

W-ZEROアドエスから投稿します。キーボードが少し打ちにくいですが投稿可能です。これでパソコンがなくても携帯端末だけでブログがかけます。

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金沢–日本の地名

 京都の地名シリーズはしばらくお休み。理由は調べだすと摩訶不思議なことが多すぎるからです。そこで,今日からは京都市外の地名に目を向けましょう。
 第1回は石川県の県都「金沢」です。この地名の由来はネット上ではなかなか見つかりません。兼六園横にある「金城霊沢」という泉には「金洗い沢」として「金沢」の地名の由来が伝えられているとあるものがありますが、これでは納得できませんね。
 その昔,イモを掘って丁寧に小さな川(沢)で洗っていた男がおりました。この男はイモを掘っては洗っていたので「イモ掘り藤五郎」と呼ばれておりました。ある日,イモ掘り藤五郎は沢に砂金があることを知ったので,毎日イモを洗いながら砂金を集めたそうです。のちにイモ掘り藤五郎はお金持ちになったのです。そこで,その沢に「金城霊沢」と名付けれらたそうです。これはすごいですね。金(gold)がとれる沢があるから金沢なんです。だから金沢は金箔で有名なんですね。
 イモ掘り藤五郎の話はからくり記念館で見たんです。みなさんもからくり記念館に行ってみましょう。ところでイモ掘り藤五郎は伏見寺というお寺にお墓があります。伏見寺は金沢市寺町にあります。「伏見」なんて京都みたいですね。

【参考】
からくり記念館
金沢の歴史

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モバイルで仕事する

Advanced/W-ZERO3[es]

最近忙しいのでモバイル環境を変えたいと考えいましたて。そこでPDA(Personal Data Assist)の購入を検討していました。大学院生はW-ZEROを持っていますが,あれは大きすぎるなあ…と思っていると,なんと小さくなった新機種がありましたよ。Advanced/W-ZERO3[es] 通称アドエス。筆者はWILLCOMユーザなので昨日機種変更しました。OSはWindows Mobile 6です。なかなかなれませんね。 少しずつレポートします。

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