阪急宝塚線,開業100年

阪急電車青春物語

 10月19日に阪急宝塚線が開業100周年を迎えます。宝塚線が一番初めの開業ですので,阪急電車の開業が100周年です。
 阪神のおとらず,阪急のパイオニア精神は有名です。阪神電車が大阪と神戸という2大都市を結ぶので,開業前から勝算があったのに対して,大阪と有馬・箕面を結ぶ鉄道(結局は大阪-宝塚と石橋-箕面の開業)は人口希薄地帯でとても採算がとれる見込みはなかったのです。そんなとき,うだつの上がらない銀行員だった小林一三氏が,「大阪で鉄道事業をやってみないか。社長になれるぞ」という言葉だけでやってきたのです。小林一三は考えました。「工場の煤煙ですみにくい大阪市に住むのではなくて,空気のきれいな大阪の郊外に電車で大阪市内に通勤すればいい」という新しいライフスタイルを提案したんです。大阪から約15キロ離れた池田に住宅地を開拓して,電車で通勤というスタイルをつくったのです。
 この本はこのような阪急電車の黎明期について書かれた本です。関西の大手私鉄五社の創設者でただ一人有名なのが小林一三です。多角経営の見本みたいな方です。
 ちなみに,カレーライスを発明したのも小林一三です。特にカレーにラッキョや福神漬けを付け合せるというアイデアは小林一三のアイデアなんです。

 なお,私は17日からしばらくは東京出張ですので,ブログが更新されないかもしれませんが,できるだけがんばって報告します。

【鉄道シリーズ】
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パイオニア精神,阪神電車 2–鉄道
パイオニア精神,阪神電車–鉄道

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