大学院生と伏見へ

伏見酒蔵

図 大倉記念館前でkcg.eduシャトルバスを降りる。

 本日は大学院のピーター・アンダーソン先生と交流会で,学生たちと伏見に遊びに行きました。写真はバスを降りたところです。ここは月桂冠つかったところで,大倉記念館といいます。ここで酒造りを見学した後は,きき酒です。とてもおいしい日本酒です。日本酒から作ったワインもおいしいです。こちらの赤い色は紫キャベツで着色したそうです。お酒好きの某先生はニンマリとして早速お土産をご購入されました。
 そのあとは伏見稲荷大社へ行きました。私は10歳のときに祖父に連れられてきて以来でした。名物の雀の焼き鳥食べましたが…
 そして夕方前に百万遍に戻りました。そして,Wiiのスポーツ大会が始まったのです。私は科研費の書類を書く予定だったのに思いつつ参加しました。
 楽しい大学院のキャンパスライフですね。

【参考】
知る・楽しむ 月桂冠大倉記念館 月桂冠
伏見稲荷大社…御神楽がきこえますよ。
京都情報大学院大学 | 資料請求…入学したいと思った時が勉強したいときです。

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外部資金の投入

 高等教育機関はどこも第3者評価の一貫として外部資金の導入に力を入れています。かつては外部資金の投入というのは,学校への寄付行為としかとらえられていなかったのですが,現在はそうではありません。学外評価を高めるための行為なんです。
 外部資金を民間企業から得る場合のメリットは,学校側からは学生の就職先の確保であり,企業側からは優秀な学生の確保となるわけです。オブ脳のMDDロボットチャレンジはこのタイプです。

【参考】
MDD 飛行船とドリトル

 2つめは研究費などをとってくるタイプです。本学大学院の教員は科学研究費を申請することになります。KCGの先生でも科学研究費(奨励金)という区分に応募することができて,本学でも既に実績があります。その一つで天体望遠鏡を購入しました。
【参考】
天好き集まれ! 天文ワークショップ

 最近は研究以外にも補助金があり,サイバーキャンパス整備事業や「SPP及び理数系教員指導力向上研修事業」などでも実績があります。
【参考】
日韓サイバーキャンパスの構築 (京都情報大学院大学)
11月17日(土),高校教員向け「情報」授業支援セミナー

 3つめは本学以外の機関が資金提供して行っているプロジェクトに本学が参加するタイプがあります。この場合は本学へは外部資金は導入されなくても実質的には本学からの財政負担はないので,プラスになっていると考えるべきです。たとえば,昨日紹介した植物細胞のCGは京都大の教員がとった科学研究費でありますし,「セカンドライフと京都産業21」は民間企業と財団法人京都産業21からの負担です。また本学が会場提供してきた各種のセミナーや研究会もこれに類似するともいえます。
【参考】
昨日は宇治の研究所へ
セカンドライフと京都産業21

 本学でも産学連携を強化するべきだと考えておりますが,ソフトウェア産業は守秘義務が多すぎて,産学連携は難しいのが現状です。MDDロボットチャレンジのように,ハードウェア系の場合は機材の費用の負担などで本学と連携しやすいですから,やりやすいかと思います。あとは,本学にeラーニング教材の開発を依頼することも考えれます。eラーニングワールドへの出展もその一環です。KCG卒業生で活躍している皆さんからご意見いただければ幸いです。
【参考】
eラーニングワールド2007 出展社一覧
 
 それにしても,現在も科研費の申請を必死で書いています。みなさん,がんばりましょう。

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昨日は宇治の研究所へ

 昨晩は科研費の書類作りで格闘していましたが,午後は京都大学の宇治の研究所へ行きました。以下の記事が参考になります。

植物の細胞壁

 KCGの学生といっしょに行きました。実はKCGの学生が植物の細胞壁のCGを描いているのです。植物細胞が成長する様子を細胞レベルでCGで描いているのです。すごいと思いませんか? KCGは京都大学の最先端の研究者のサポートをしているのです。その学生は「京大の研究室に出入りできるなんて光栄です。KCGに来てよかったです。」と言っています。
 さて,宇治の研究所に行ったのは13年ぶりで,どこに何があるのかよくわからず,大変でした。さんざん道に迷って,ようやく先生にお会いできました。KCGの学生は早速,先生に細胞のCGの動画を見せると,先生はご満悦でした。
 そのあと,学生と別れて,私は修士課程の時の指導教授(化学研究所)を訪ねました。13年ぶりにお会いしました。私の先生は修士課程の時は理学部の北白川におられたのですが,私が博士課程に上るときに宇治に栄転されたのです。私はついていかずに,吉田キャンパスの方へ進学したんです。
 久し振りにお会いして,13年前に比べてコンピュータの進歩によって研究スタイルがずいぶん変わったことを語り合いました。
 何が変わったかといえば,数値計算です。昔はよい近似計算をしないと計算が終わらなかったのです。今は下手な考えで近似する暇があったら,コンピュータにそのまま計算させた方が速いんです。そのため,分子シミュレーションのパッケージソフトまで出ています。
 とにかく,修士課程のときにコンピュータが苦手だった私がコンピュータで職を得たことに私の先生は驚いておられました。いやいや,コンピュータを勉強することが必要だと思えば,勉強できますよ。

【参考】
化学研究所

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帰ってきた弟

 私は父や母や弟と家にいました。なぜか弟の友人たちも来ていました。母が弟に「どこに行っていたの? 帰ってきたの」と言って食べ物を与えていました。私は弟に言いました。
オブ脳:あれ,お前,どうして帰ってきたんだ? 死んだんじゃなかったのか?
弟:神様がコンピュータで体を作ってくれたんだ。
オブ脳:お前,いつまでそこにいるんだ?
弟:うーむ,よくわからん。
 そして,目が覚めると朝だったんです。今日は弟の命日であることを思い出しました。
 それにしても「コンピュータで肉体をつくってくれた」なんていう夢を見るあたりは,いかにもオブ脳らしいと言われるでしょう。とにかく,弟は5年前のこの日に突然原因不明のまま神のもとへ召されました。今日はお墓参りでも行ってきます。

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日本最初の時計

日本最初の時計

日本最初の時計。明石天文台の前にて

 昨日は歩き疲れました。それでも,仕事の帰りに,柿本人丸(柿本人麻呂)を祭る柿本神社(かきのもとじんじゃ),子午線の通る駅を見学できたことはうれしい限りです。それよりも本学はコンピュータ教育の先端を行っていることを知っておられる方が兵庫県に多いことを再確認できたのがうれしい限りです。
 写真は日本最初の時計です。

【ブログ内】
子午線の通る駅
明石は情報教育の中心

【参考】
天文好き集まれ! 天文ワークショップ
京都情報大学院大学で,11月17日(土)に高校教員向け「情報」授業支援セミナーが開催されます。

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子午線の通る駅

子午線

人丸前駅の子午線。南側を向く。右上の木々は淡路島

 昨日の記事の続きです。明石にいけば明石大橋が見えます。そして淡路島が目の前です。私の高校1年の時の遠足は淡路島だったことを思い出しました(明石港集合)。
 明石はKCG初代学院長の出身地です。一度は天文台も訪問してみましょう。

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明石は情報教育の中心

akashi

図 子午線の通る駅=山陽電車人丸駅

 本日は神戸市内,特に長田区内と明石の高校を訪問しました。明石の高校で聞いたはなしですが,明石で情報教育のもとを作った先生がおられたそうです。明石は情報教育の始まりだそうです。おめでたいことに,明石には天文台があり,そこを子午線がとおっています。やはり,天文学のインスピレーションが情報教育のもとを作るんでしょうか?
 写真は明石市立天文科学館(明石天文台) です。その後ろの森は柿本神社(柿本人麻呂ゆかり) です。柿本人麻呂は柿本人丸とも書いたそうです。この神社を地元では人丸さんと呼んでいて,駅名は人丸前なんです。

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イマジンカップの紹介

 マイクロソフトのimagine cupを紹介します。以下の9部門があります。学生さんしか応募できません。興味のある人はやってみましょう。

テクノロジソリューション
・ソフトウェア デザイン部門
・組み込み開発部門
・ゲームプログラミング部門

スキル チャレンジ
・アルゴリズム部門
・プロジェクト Hoshimi
・ITチャレンジ部門

デジタル アート
・ショートフィルム部門
・写真部門
・インターフェースデザイン部門

【参考】
– Imagine Cup とは –

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Web3D総集編

Web3D自由自在

 ウェブブラウザ上で3次元CGを表示する技術をWeb3Dといいます。この技術にはいろいろとありますが全然決定版がありません。この本は2001年の出版ですが,いまだにこれ以上のものがありません。 
 最近はどちらかというとWeb3Dは下火ですね。Shockwave3DJava3Dなどがあります。
 
Web3D自由自在

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多様化・個人化vsフラット化

グーグル・アマゾン化する社会 (光文社新書)

 ネットの世界では多様化個人化は当たり前です。画一的なサービスというのは工業化社会の象徴だったのですが,情報化社会では「脱画一化」が可能なんです。
 トーマス・フリードマンの「フラット化する世界」という本があるんですが,読むのは相当大変です。世界はグローバル化の波のもとでフラット化するというのです。

フラット化する世界(上):, トーマス・フリードマン,伏見 威蕃
Amazon.co.jp: フラット化する世界(下), トーマス・フリードマン,伏見 威蕃

 では,相反する2つの現象,つまり「多様化・個人化」と「フラット化」はなぜ起こるんでしょうか? さらに不思議な現象は,本を買うにはアマゾン,検索エンジンはグーグルなんです。なぜ,このような一極集中が起きるんでしょうか? もっといえばパソコンのOSもWindows一色ですよね。
 本書を読んで考えてみてください。

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