実は,近畿圏の地形に関しては,昨年,河内湖のなぞを追って,旅をしておよそ把握ができました。まだブログなどではまとめきっていません。
昨年は,本学の東京サテライト設立で,首都圏の大学訪問などで走り回っておりました。その結果,東京の地形に関心が行くようになりました。
さて,11月23日と24日は晴天にめぐまれ,武蔵野台地の名残のある部分を探求することができました。特に,国分寺崖線(がいせん)を追いました。
東京西部の土地を大きくとらえると北東部から南西部に向かって考えます。以下のようになります。
・荒川
・武蔵野台地
・多摩川
・多摩丘陵
・鶴見川
このなかで,最もわかりにくいのが,武蔵野台地です。理由は,都市部で地図上に等高線が描かれないため,どこが台地でどこが低地かわからないからです。
また,まとめてみましょう。
とりあえず,Facebookにアップしたものでまとめておきます。
0 多摩丘陵東端
とありあえず,南武線からみた多摩丘陵東端の写真をあげます。
稲城長沼、南多摩、貨物線。多摩丘陵の東側です。
1 西国分寺付近
次に西国分寺あたりの国分寺崖線
国分寺崖線の旅。ついに夢かなう。まずは西国分寺駅前、恋ヶ窪の姿見の池。ひだりのしゃしんは駅の東京行きホームから。左の森…
つぎには,日立の中央研究所付近から野川が流れ出てきます。
国分寺崖線をおって、日立中央研究所付近。
2 国分寺跡付近
国分寺跡は国分寺崖線の上にありますね。この国分寺跡はマンションの前にあります。
そして国分寺崖線を追って、国分寺跡。ひだりの写真。真ん中は崖を降りるところ。右は湧水群。
そして崖の下には,真姿の池があって,そこは別天地。東京の郊外の住宅地の中とは思えない憩いの場所。
ここが東京ってしんじてくれますか?
3 野川公園
最後は野川公園。国際基督教大学(ICU)のゴルフ場だった場所だそうです。ちなみに,関西人にICUといっても,集中治療室としか思わないので,私は漢字だ書くことにしています。
国分寺崖線のつづき。野川公園にいきました。しかし電波状態悪くすぐにはアップできず。…
4 等々力渓谷
ここもすごいですね。以前,弟がこの付近に住んでいたので,なんどか通ったことがありますが,渓谷に行ったことはありませんでした。学生時代に渋谷で飲みすぎて,新玉川線(現在の田園都市線)の最終に乗ったときに,「二子多摩川園で大町線の最終にれんらくしていますか」と車掌さんに質問したことを思い出しました。等々力駅は,当時もいまもトイレがありません。
本日の国分寺崖線の旅は等々力渓谷。23区内と思えません。
二子多摩川から上野毛まで,大井町線は登っていきます。これもかなり強烈な印象でしたが,なんと上野毛は国分寺崖線の上にあったんですね。
国分寺崖線を登る東急大井町線。二子玉川が崖の下。上野毛は崖の上。謎が解けた。
5 東急の多摩川駅付近
初めて東横線に乗った時に,多摩川付近は複々線(当時は東横線と目蒲線)になっており,しかも緑地があったので,かなり強烈に記憶しています。まさか,ここが崖線だったとは。
江見 圭司 – 国分寺崖線の旅は田園調布に来ました。東横線の多摩川駅ホームから見える森がそうだったです。駅を下車すると、真ん中の写真と…
この近くにあるさくら坂こそ,国分寺崖線を多摩川から武蔵野台地に登っていく坂なんですね。
さくら坂を訪問 | オブ脳@kcg
さくら坂の桜 | オブ脳@kcg
6 田園調布
田園調布は国分寺崖線の上にあります。以前にさくら坂を探求したことがありますので,沼部から雪谷(田園調布東側)にかけては歩いたことがありましたが,渋沢栄一が開発した地域を歩くのは今回が初めて。噂通りのすごいところですね。そういえば,田園調布からボルボに乗ってスーツ着用で東大に通学していたツワモノの話を思い出しました。この人,大学入学当初からボルボで通学ですよ。ちなみに,スーツを着ているので,東大の守衛は教職員と勘違いして,入構出来たそうです。
国分寺崖線の上は田園調布駅。左の写真は昔の駅舎を保存しており、現在のでんしゃは地下というより崖のしたから発着しますます…
ちなみに,田園調布の町の西側は放射状になっています。
東京都田園調布駅 – Google マップ
私の著書の第6章の座標の部分で取り上げています。
基礎数学のI II III―数列・関数・微分積分がビジュアルにわかる
【ブログ内参照】
東京西部の地形の概要 | オブ脳@kcg
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