鞍馬の火祭り

 来週の月曜日10月22日は鞍馬の火祭です。本学大学院の近くを走る叡山電車は特別ダイヤになります。叡山電車にとっては一大イベントなんです。お正月でもありえないほどの乗客数で,しかも夜にたくさんのご乗車なんです。

出町柳15時00分から臨時ダイヤのパターンが始まります。叡山電車の出町柳-鞍馬の運転は12分ごとになります。
出町柳15:00→鞍馬15:30 鞍馬15:33→出町柳16:03 
となり,そのあとは出町柳16:12発で続いていきます。このことから,この運用はおよそ6編成必要であることがわかります。 なお,きららは17時以後は出町柳-二軒茶屋の折返し運転(2編成で30分ごと)になります。
 うわさによると,この大学院のリーダーシップセオリーは鞍馬の火祭りで行われるそうです。詳細は後日。

【叡山電車】
出町柳時刻表(鞍馬の火祭)
出町柳時刻表(鞍馬の火祭)
叡山電車 各駅火祭時刻表
きらら時刻表(鞍馬の火祭)

【イベント列車】
妖怪電車

【参考】
京都情報大学院大学 | リーダーシップセオリー

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MDDロボットチャレンジ2004リンク集

昨日は一晩がんばってモデリングの書類を完成させつつあります。大会規定が直前に変更されて大変です。

 さて,今回は第1回のMDDロボットチャレンジのリンク集です。飛行船をとばす大会のことを聞いたときは正直ビックリしました。この大会は急な提案だったため,すべてのチームはまともに飛行しなかったのですが,話題性はあり,あちらこちらに取り上げられました。

【2004年のリンク集】
組み込みネット 組込みソフトウェアシンポジウム MDDロボット・チャレンジ
ITmedia ライフスタイル:飛行船ロボットが宙を舞う!?~MDDロボット・チャレンジ (1/2)
http://honiden-lab.ex.nii.ac.jp/ESS2004/MDD_robot_challenge.pdf
東海大学清水研究室
ネットワーク情報学部ニュース
キャッツ株式会社 | イベント・セミナ | ロボットコンテスト | 2004年

【ブログ内参考】
MDDロボットチャレンジ2005リンク集
MDDロボットチャレンジ2006リンク集
MDD 空飛ぶカメ太君

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学歴社会について考えよう!

学歴社会新しい文明病 (〈特装版〉岩波現代選書)

 本書は1978年に初版の第3版(1998年)です。1978年当時の日本は受験戦争が真っ盛りで,このころは小学校では集合論を教られていて,落ちこぼれが続出し,1980年からゆとり教育が実施される直前です。
 日本では教育が選別機能によって抑圧され,一片の卒業証書のために競争する「学歴社会」ができつつあったのですが,大学進学率は15~20%の間ぐらいでしたので,「日本の大学制度はよくできている」と本書の著者はほめています。しかるに本書の出版された同じころの1976年(昭和51年)4月1日に施行された私学助成振興法(私学助成法ともいう)によってどんどん私立大学が出来たのは周知の事実です。
 まずは目次をご覧ください。

【目次】
第1部 診断
 (問題の所在;イギリス;日本;スリランカ;ケニヤ;後発効果)
第2部 常識的な対策
 (教育と開発―学問的論争;教育と開発―政策の変転;キューバの学制改革;タンサニアの学制改革;スリランカの学制改革)
第3部 よりラジカルな解決策
 (脱学校論;ささやかな提言;中国とタンザニアにおける改革;振り返って―平等と多様性)

 学歴社会は新しい文明病であり,その克服なしには人間社会の未来はありえないというのが本書の主張です。日本,イギリス,発展途上国の実態を歴史的に検討し,その比較・分析を通して本来の教育機能のための方策を具体的に提言した名著です。なお,本書は現在絶版ですので,図書館で借りるときは第2版や初版もあわせてお探しください。それぞれの版で表紙はまったく異なります。
 この本に関するご意見は読後にお書き込みいただけると幸いです。

【同書籍】
学歴社会 新しい文明病 …1990年出版の第2版。黄色の表紙

学歴社会新しい文明病 (1978年) (岩波現代選書〈3〉)…初版

Amazon.co.jp: The Diploma Disease: Education, Qualification And Development: Ronald Philip Dore: 洋書…原著

【参考】
高等教育の再編成—専門学校から大学への編入—
「アキューム」9号 「初代学院長の思い出」…「共通一次試験教育の国家統制で学校のランキングを公にするものだ。」,「高校までの成績で入学を差別するシステムにはくみしない。」という名言があります。

【ブログ内】
それでも大学に行きますか?–その2
それでも大学に行きますか?

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名古屋までいく予定だった阪急京都線

 本日は鉄道の日です。なかなか記事製作が進みませんが,本日は阪急京都線を取り上げましょう。

 路面電車として鉄道会社を成功させた阪神電車に刺激されて,箕面有馬電気鉄道(現在の阪急宝塚線),大阪軌道(現在の近鉄奈良線),京阪電気鉄道などの会社が鉄道を引いたのでした。
 京阪は1910年に 大阪・天満橋~京都・五条間開業を開業させた。淀川左岸(北河内地域)を曲がりくねりながら線路を引いている。これではスピードがでないので,京阪としては第2作目を作りたくなったのである。そこで今度は淀川右岸地域(摂津地域)に1928年に大阪・天神橋~京都(西院)間の全線を一気に開業したのです。ちなみに十三~淡路~千里山は北大阪電気鉄道という会社がすでに1921年に開業しており,これを買収しています。
 この線は「新京阪線」という名称ではじめから高速運転を前提としていました。まず,駅数が少なく待避線が多いことです。開業日から存在したのは,天神橋,柴島,淡路☆,上新庄,相川☆,正雀☆,茨木町☆,富田,高槻町☆,上牧,水無瀬,大山崎,長岡天神☆,西向日町,東向日町,桂☆,西京極,京都,嵐山線で,☆印は開業日から待避線がありました。これは急行運転のためにあります。富田は現在は待避線がありますし,西向日町,東向日町にはかつては待避線の用地は確保されてました。西京極は河原町行きホームの隣には貨物線がありましたので,こちらも待避線があったのと同様です。
 つづいて,電圧が1500ボルトだったんです。路面電車でスタートした線路はどこも600ボルトなんですが,新京阪線は鉄道ですので1500ボルトです。京阪線は現在でこそ鉄道ですが1970年代後半まで軌道法(つまり路面電車)だったんです。
 その後,この新京阪線は西院から大宮まで関西初の地下線で延長するのです。ちなみに,京阪は「関西初」や「日本最初」,「日本一」にやたらこどわる会社で,どこぞの学校とそっくりです。
 実は新京阪線は名古屋まで行く予定だったのです。
 西向日町駅(現:西向日駅)から分岐して中書島から宇治線に入って,宇治から宇治側沿いに石山経由で草津,水口,永源寺,湯の山温泉,四日市,桑名,名古屋(熱田神宮)へいたる線が計画されていたのです。途中の経路に関しては文献によって異なりますので,詳細は不明ですが,西向日から分岐する予定だったことだけは確かです。その証拠は西向日駅の北東にある公園です(以下の地図参照)。この公園こそ,線路が通る予定だった思われます。また西向日駅のホームの両側は現在は住宅になっていますが,10年前までは空き地でしたし,現在でも広いホームは分岐駅になる予定だった証拠です。

Yahoo!地図情報 – 京都府向日市上植野町の周辺地図

 しかし昭和金融恐慌・世界恐慌の影響でこの計画はなくなりました。もし完成していれば,近鉄と新京阪とJRのバトルが大阪ー名古屋間で展開したことでしょう。現在の近江鉄道の一部は本線になっているでしょうし,近鉄湯の山線も本線になっていたでしょう。
 新京阪線は戦時中に阪急と合併した後,阪急にそのまま阪急京都線として居残って現在の京阪が独立したのです。京阪がせっかくつくった理想の線路は現在は競争相手になるというかわいそうな結末です。

【鉄道シリーズ】
パイオニア精神,阪神電車 2–鉄道
パイオニア精神,阪神電車–鉄道

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鴨川校学生がKCGIで撮影

 昨日,大学院百万遍キャンパスを舞台にしてKCG鴨川校の学生が映像撮影を行っておりました。こういうのは大変いいですね。百万遍鴨川校は徒歩で12分ぐらいの距離なので,どんどん交流できればいいですね。

【参考】
京都コンピュータ学院 kcg.edu 古都にあるわが国最初のコンピュータ専門学校 校舎案内
京都コンピュータ学院鴨川校の案内地図
京都情報大学院大学の地図

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MDDロボットチャレンジ2006リンク集

 MDDロボットチャレンジリンク集を作ってみました。この大会は2004年度から始まって,今回で4回目です。まずは大会実行委員の方からの最新メッセージをお読みください。

【マイコン談話室】「“ハッピー”な組み込み技術者を増やしたい」 飛行船,ロケット,ロボットを使ったイベントを推進 – マイコン – Tech-On!

 ところでMDDはModel Driven Developmentのことで「モデル駆動型開発」ということです。つまりはじめの設計段階でモデル化してソフトウェアを作っていこうという考えです。こういうソフトウェア工学的な考え方を組込み業界に持ち込もうというのがこの大会の趣旨です。プログラミングから開発するのではなく,はじめにじっくり設計から入るということを教育する機関は少ないです。本学大学院はその一つです。

 京都情報大学院大学 | オブジェクト指向システム設計

 今回はは2006年度のリンク集をあげておきます。ほとんどのチームは2007年度も出てきます。kcg.eduは初参加です。

【2006年のリンク集】
組み込みネット 第3回MDDロボットチャレンジ
News Hot Line:組込みシステムシンポジウム2006&MDDロボットチャレンジ|gihyo.jp
News Hot Line:第3回 MDDロボットチャレンジに向けての飛行船耐空性審査|gihyo.jp
CiNii – MDDロボットチャレンジ2006開催報告(MDDロボットチャレンジ)
ニュース・トピックス 武蔵工業大学 環境情報学部
MDDロボットチャレンジへの道(東海大学)
MDDロボットチャレンジ 2006/10/11(和歌山大学)
MDD ロボットチャレンジ2006(和歌山大学)
MDDロボットチャレンジ|情報科学専門学校新横浜校…2006年の参加記事です。

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MDDロボットチャレンジ2005リンク集

 13日(土)もMDDの制作は続いています。オブ脳はある方の結婚式に呼ばれていたため参加できず,20時~22時までの打ち合わせ会議に参加しました。
 
 MDDロボットチャレンジ2005リンク集を作ってみました。2005年の大会は初めてまともに飛行したチームがあった記念するべき年なんです。

【2005年のリンク集】
組み込みネット 第2回MDDロボットチャレンジ~飛行船ロボットコンテスト~
ITmedia ライフスタイル:レゴや飛行船を使ったロボコン、今年も開催
ロボコンマガジン編集部員日記 | MDDロボットチャレンジ2005
組込みソフトウェアシンポジウム2005 ~産学による組込みソフトウェア工学へのアプローチ~ – 日本科学未来館 イベント
金沢工業大学…北陸NECと産学連携。実は初めて飛行船がまともに飛んだチームです。現在,チーム解散なのが残念です。
demura.net:RoboCup・ODE・夢考房: 夢考房ソフトウェアモデリングプロジェクト総合優勝
IBM dW:ETロボコン:専修大学ネットワーク情報学部 参戦記 – Japan
武蔵工業大学の紀要
東海大学オフィシャルサイト|学生向け情報|チャレンジセンター各プロジェクト|ユニークプロジェクト
立命館大学…現在は出場予定はありません。
Software Science and Technology Laboratory

【ブログ内参考】
MDDロボットチャレンジ2006リンク集
MDD 空飛ぶカメ太君

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鉄道改札混乱

 今月は鉄道の日があるのにうれしくないニュースですね。
【出典】
首都圏600駅で自動改札障害 通信に不具合か

素通りで混乱回避 朝のラッシュ直撃 首都圏改札障害

 1872年10月14日に,新橋駅(後の汐留貨物駅、現・廃止)と横浜駅(JR線桜木町駅)とを結んだ日本初の鉄道(現在の東海道本線の一部)が開業したころには自動改札システムもコンピュータ制御の電車も車内でのニュース案内もなかったんですが,現在の鉄道は「走るマルチメディア」といってもいいです。

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路面電車のある待ち合わせ場所

tamaden

図 玉川電車@渋谷ハチ公前

 りんごポストは青森の待ち合わせ場所だそうですが,渋谷には昔からハチ公前という名所があります。その名所にもう一つあるのは,玉川電車の通称アオガエルとよばれるの場所です。もともと,東急の田園都市線は玉川線という路面電車が二子玉川まで走っていたのです。実は東急の東横線も路面電車だったのです。
 私鉄の多くは路面電車からスタートしています。今月は鉄道の日がありますので,以後小ネタを書いていきます。

【参考】
玉川電車 wikipedia

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社会人の常識になればいいのに…

権威と権力―いうことをきかせる原理・きく原理 (岩波新書 青版 (888))
 「最高学府はバカだらけ」であったように,大学が高校の教育を信用していないように,産業界は大学の教育を全く信用していないのです。このことでビックリするのは,入社前教育の一環として,内定した会社に読書感想文を送らないといけないというものがあります。私のゼミの学生(高度専門士の学科)の学生はIT系の企業に内定して読書をしているというのです。ふむふむ,今の学生さんは小学校で作文の指導や読書感想文の指導をほとんど受けていない(ゆとり教育の一環です)ため,企業内教育で昔の小学校でやっていたような教育が必要なんですね。
 さて,私は大学院生に読書を勧めています。まずはこの本をすすめました。「権威と権力」の違いなんて社会人ならば常識にするべきでしょう。私は高校生のころにこの本を読んだのですが,大変新鮮な感じでした。みなさん,この程度の本は読みましょう。

【ブログ内参照】
それでも大学に行きますか?–その2
それでも大学に行きますか?

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