漢字音の研究 その1

 これまで,漢字の読み方の日本語,中国語,韓国語の比較を取り上げてきましたが,今週の火曜日に,このような研究を「漢字音の研究」と呼ぶことがわかりましたので,ここ2,3日で文献収集作業が急に進みました。このブログの読者には,私が何を目指しているのかは,以下の研究論文に書かれています。
【参考文献】
中澤信幸「中国語発音学習における日本漢字音活用の可能性について」
漢字の音と日本人/ウェブリブログ

 このようなことを京都情報大学院大学応用情報技術研究科で行う意義は韓国・済州島におけるプロジェクトに見られるように,アジア各国からの学生が母国語を交えて講義を受講できるためにはPoerpointスライドの多言語化は必須です。アジア各国は漢字文化圏なんですが,それぞれの国で漢字の発音仕方が異なるため,本来であれば漢字を介してお互いがコミュニケーションを片言ながらとれるはずなんですが,それが難しいのです。その障壁を少しでも低くしようというのが,現在開発中のシステムなんです。進化の速い情報技術分野では,新しい技術用語を各国語へ翻訳する作業は大変ですが,日本語漢字から韓国語(ハングル表記),中国語(簡体字,繁体字,広東語),そしてベトナム語へも変換可能だと考えています。
 そして,私の目指すものを端的に表した映像を発見しました。Youtubeはすごいですね。
【参考】
YouTube – 漢藏語系及其它語言漢字音中的數字1-10 / Number words 1 – 10 in sino-tibetan

 なお漢字のデータベースもそこそこありますね。私の目指す姿ではないので,開発の意義は感じております。
【参考】
世界電子漢字字典仕様書
日中韓辞書データ
Chinese Character Dictionary
Unicode対応表 – 広東語辞書JCanExpress –
韓国語漢字音データベース(単漢字)
[ベトナムナビ!] 無料ベトナム語辞書・ベトナム語翻訳ベータ版
ベトナムのことなら旅行からビジネスまでベトナム専門ディレクトリ ベトなび

【ことばシリーズ】
ろくかふ
日 火 氷
漢字の読み方–日中韓の比較 その2
ndの発音–ことばの理屈
mbの発音–ことばの理屈
言語学入門–ことばの理屈
漢字の読み方–日中韓の比較

comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*